2020年07月弐分
ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:勇者は二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
冒険者たち :冒険を生業とする人々。
狩人 :勇者のクエストのメンバー。探索が得意。
人魚 :冒険者たちを水中神殿に案内する水中の種族。
剣聖 :剣を極めた聖人。おじいちゃん。
【籠】
騒ぎにならないようにプニプニ勇者を籠に隠して移動する事になった。しかし出発しようとした時、狩人が気付く。
「勇者ちゃんが顔を出してる!」
籠の縁にプニプニの頬っぺたを乗せて、勇者が外を見ていたのだ。
「そっと」
外が気になる勇者の為にのぞき穴を付ける事にした。
【人魚 理解】
「勇者は水の中は平気か?」
「へーき!」
「泳げるか?」
「できる!」
人魚の質問にプニプニ勇者は元気に答えたが、念の為、従者に同じ質問をする。
「勇者様はプニプニの力で浮かび、プニプニの力で泳ぐ事ができます!」
「大丈夫って事だな」
人魚は細かい事は省いて理解した。
【人魚 潜れない】
「それじゃあ、水中神殿に行くか」
人魚に先導され、冒険者たちは次々と水に潜っていく。しかしプニプニ勇者だけは手足をパタパタするだけで中々潜る事ができないでいた。
「浮かずに困る奴はいるけど、潜れないやつは珍しいな」
「お?」
プニプニが邪魔して潜れない勇者だった。
【人魚 パタパタ】
「着いたぞ、勇者」
人魚は抱っこしているプニプニ勇者に告げる。勇者はプニプニが邪魔して潜れなかったので、結局、人魚が水中神殿まで運んでくれたのだ。
「ぱたぱた」
しかし泳いでるつもりの勇者は着いた後も手足をパタパタさせていたので、抱っこされたまま移動したのだった。
【剣聖 見守る】
プニプニ勇者は奥義を得る為、剣聖の下を訪れた。
「勇者よ、厳しい修行に耐える事ができるか?」
「できる」
勇者は元気に返事をしてブンブンと小さな剣を振り回す。
「おー、できてる、できてる」
その様子を見て従者は思った。
(孫を見守るおじいちゃんみたいになってる!)
【剣聖 得たもの】
奥義を得る為、剣聖を訪ねていたプニプニ勇者が村に戻ってきた。
「修業はどうでした、勇者様?」
「ちゅぎょう」
ご機嫌の勇者を見て、村人たちは期待を込めて尋ねる。
「では得たのですか?」
「はい」
従者は袋を掲げた。
「剣聖様からお菓子を頂きました」
(そっちかー)
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