2020年07月壱分
ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。
従者:勇者のお世話係。
射手 :凍撃の矢と恐れられている冒険者。勇者大好き。
千里眼と主 :勇者の動向を探る二人。
考古学士 :ダンジョン迷子センターの探索スタッフ。方向音痴。
白い犬 :賢く性格の穏やかな警備犬。
ダンジョンの白い犬:警備犬の兄弟犬。賢く穏やかな性格もそっくり。
力の賢者 :七賢人の一人。
【力の賢者 椅子】
「勇者よ、力が欲しくばその椅子に座るが良い」
力の賢者が宣言すると、プニプニ勇者は不思議そうな顔で聞いた。
「ごっはん?」
「えーと、その椅子に座ると力を得る代わりに…」
「ごっはん?」
「ご、ご飯は関係なくて」
椅子に座る=食事だと思っているので話が進まなかった。
【千里眼 夢】
プニプニ勇者の動向を見ていた主が言った。
「勇者の街に行ってみたいものだ」
「良いですね。私も勇者の宿の食事が食べてみたいです」
千里眼も同意する。
「勇者が良く行く広場やダンジョンとかな」
「運が良ければ会えるかもしれませんね」
勇者見学ツアーを夢見る二人だった。
【考古学士 遅刻の理由】
折角だからプニプニ勇者に会いにったのだと考古学士は地理士に言った。
「そうしたらおやつの時間でね、一緒に食べて、帰ろうとしたら勇者ちゃんがギュッとして離してくれなくて…」
二時間遅れた理由を聞いた地理士は思った。
(やっぱり姉様は一人で行動させない方がいいわ)
【力の賢者 かくれんぼ】
「従者はいないぞ。どうする、勇者よ?」
力の賢者の問いにプニプニ勇者ははっきり答えた。
「たーちょぷ」
そして小石をひっくり返し始める。
「じゅー、どこー?」
「勇者よ、かくれんぼではないし、従者は小石の下には隠れられないぞ!?」
そんなの分かるはずもないのだった。
【白い犬 2匹】
巡回犬の白い犬と、休暇中で遊びに来ていたダンジョン犬が一緒に巡回へ出かけると、プニプニ勇者が駈け寄ってきた。
「わんー」
勇者は嬉しくてチョロチョロするので、2匹は何とかする為に勇者を挟んで歩いたのだが、結果、モフモフに包まれて幸せそうな勇者が見れたのだった。
【射手 土産】
遠地のクエストに行っていた射手が戻ってきた。手にはプニプニ勇者への土産が握られている。
(その場の流れで土産を買ってしまったが、プニプニは喜んでくれるだろうか…)
しかしそれは無用の心配であった。
「ちゃちゅー!」
射手に会えだけで、勇者は大喜びだったからである。
【星降り 夜】
星降りの日の夜には星の欠片が降ってくる。朝から屋台が出て、踊り子の晴れ乞いの舞が披露され、祭りの雰囲気にプニプニ勇者もはしゃいでいた。
「おまちゅり!」
そして本番。冒険者たちが星の欠片を拾っている時、当の勇者はというと…スヤスヤと眠っていたのである。夜だから。
【星降り 星の欠片】
星降りの夜が明け、良く寝たプニプニ勇者は野原へ行った。
星の欠片は殆ど冒険者たちに拾われてしまったが、運良く残っていた欠片を勇者は見つけた。
「じゅー、あった」
勇者は嬉しそうに従者に見せる。
「また木の枝拾ったんですか?」
星の欠片より木の枝を選ぶ勇者だった。
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