キャラ別総集編「桜の精霊」
X(旧:Twitter)で投稿しているプニプニ勇者の140字の物語です。
今回は「桜の精霊」が出てくる話をまとめました。
【登場人物】
プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニで幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
桜の精霊 :春の開花の力を司る精霊。
花宮司 :花の精霊たちを見守る役割の者。
冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。
宿屋兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋。裏庭がある。
裏庭 :宿屋の裏にある勇者の遊び場。冒険者たちの鍛錬場もある。
猫姿の精霊 :宿屋の裏庭で勇者を守護してる精霊。眷属は猫。
猫たち :裏庭を集会所にしている街の猫。猫姿の精霊の眷属。
【花宮司の依頼】
「桜の精霊を探して頂きたい」
花宮司が依頼に来た。
「精霊は常人には見えませんが勇者なら分かるはず」
そこで従者が花宮司を裏庭へ案内すると、暖かい日差しの中、プニプニ勇者がクルクル回っていた。
「ぴゃー!」
≪わーい!≫
「あ、いた!」
何故か桜の精霊も一緒だった。
【連行】
≪プニプニにより開花の力を高めていたのです≫
桜の精霊はプニプニ勇者とはしゃいでいた事について説明する。
「礼は後程」
しかし花宮司は聞き流し、精霊を引っ張って帰った。
(何かが連行されて行く)
従者には見えないが、その姿は容易に想像できたのだった。
「ばっぱーい」
【また】
「先日はありがとうございます」
花宮司が礼を言う。
「勇者はどちらに?」
「裏庭です」
従者が花宮司を案内すると、プニプニ勇者と桜の精霊が先日のようにクルクル回っていた。
「ひりゃひりゃー」
≪ヒラヒラー≫
「やはり、ここでしたか」
また遊びに来ていた桜の精霊だった。
※この話は書き下ろしになります。桜の精霊はプニプニにより開花の力を高める事ができると言っていますが、ただ単にプニプニ勇者と遊びたいだけかもしれません。
【桜待ち】
「開花はどうしたんですか?」
花宮司が桜の精霊を急かす。
≪やる気が出ないー≫
「ほら、桜が咲かないから勇者が土遊びを始めましたよ?」
横でプニプニ勇者が夢中で土を掘っている。
≪あ、勇者、泥だらけになっちゃうよ!≫
「つっちー」
桜が見れなくても楽しい勇者だった。
【更なる勇者の力】
≪勇者の力が更に必要です≫
桜の精霊が伝えると花宮司は頷いた。
「南地区の開花は終わったので、少しだけなら遊びに行っても良いですよ」
≪本当に!?≫
そして桜の精霊はプニプニ勇者と満開の花の下で風に舞う花びらを追い掛けたのだった。
≪ヒラヒラー≫
「ひりゃひりゃー」
【クルクル】
<せいれいさま、ゆうしゃとヒラヒラしたのがクルクルしてるよ>
≪ヒラヒラ?≫
猫たちと猫姿の精霊が見に行くと、プニプニ勇者と桜の精霊がクルクル回っていた。
「くゆくゆー」
≪クルクルー≫
<なんでクルクルしてるの?>
≪さあ…?≫
開花の力を高める為のクルクルである。
【ヒラヒラ】
≪遊びに来たよ≫
裏庭へ来た桜の精霊に猫姿の精霊は忠告する。
≪猫たちには気を付けろよ≫
<ヒラヒラだー!>
<ヒラヒラー!>
≪え?≫
≪ヒラヒラにはすぐ飛びつくぞ≫
「ひりゃひりゃー!」
≪勇者まで!?≫
猫たちとプニプニ勇者に飛びつかれるヒラヒラな桜の精霊だった。
【まだ早い】
≪開花にはまだ早い…≫
桜の精霊は空を見上げる。
≪力を高めないと!≫
「ちぇーれー、あしょぼー」
≪勇者、遊ぼー≫
プニプニ勇者と踊るようにクルクル回り始めた桜の精霊を見て猫姿の精霊は思った。
≪まだ遊び足りないんだな…≫
桜が咲くのはもう少し先らしい。
「ぴゃー」
【力の解放】
≪私の力を使う時が訪れたようです≫
桜の精霊はプニプニ勇者に呟いた。
≪勇者、力を貸して下さい≫
「かしゅ」
桜の精霊はプニプニにより高まった力を解放する。
≪開花!≫
「満開だな」
「綺麗」
その日、裏庭では満開の桜の樹を見ながら、冒険者たちが花見をしたのだった。
【開花】
≪勇者のプニプニのおかげで、たくさん咲いたよ≫
「おはにゃー!」
満開の桜の下、桜の精霊とプニプニ勇者は舞うようにクルクルと回っていた。
(プニプニはあなたのやる気を出させるだけで、開花には直接関係ないですよ)
冷静に分析しつつも、口には出さずに見守る花宮司だった。
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