2026年01月四分 かまくらと白い警備犬
X(旧:Twitter)で投稿しているプニプニ勇者の140字の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニで幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
道化師 :ふざけてばかりの冒険者。勇者の遊び相手。
考古学士 :ダンジョン迷子センターのスタッフ。調査班のメンバーだが方向音痴。
射手 :凍撃の矢と恐れられている冒険者。勇者大好き。
冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。
宿屋兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋。裏庭がある。
裏庭 :宿屋の裏にある勇者の遊び場。冒険者たちの鍛錬場もある。
猫姿の精霊 :宿屋の裏庭で勇者を守護してる精霊。眷属は猫。
猫たち :裏庭を集会所にしている街の猫。猫姿の精霊の眷属。
議長 :街の議会の長。
議会 :街のさまざまな課題を話合い、その方針や施策を決定する機関。
冒険者ギルド:冒険者にクエストを紹介する組織。及びその建物。冒険者育成も行っている。
受付係 :冒険者ギルドの受付をしている手際の良い人。
警備兵 :街の警備をしている者。警備犬の飼い主。
白い警備犬 :賢く性格の穏やかな警備の仕事をしている犬。ダンジョン迷子センターの白いスタッフ犬の兄弟。
【会議 意見】
「他に意見のある者は?」
「ゆうちゃ!」
議長が聞くと、皆の真似をしたいプニプニ勇者が楽しそうにジタバタしていた。
「勇者、意見がある時は手を挙げて“はい”と言うのだ」
議長の言葉を聞き、勇者は両手を上げて叫ぶ。
「ぴゃい!」
意見は無かったが和やかな空気になった。
【リンゴの気持ち】
「勇者、今日はリンゴの気持ちになるのネ」
「りゅんご」
道化師とプニプニ勇者の良く分からない遊びが始まった。
「“リ”なのヨ」
「りゅ!」
「“ン”なのネ」
「む!」
「“ゴ”なのヨ」
「ご!」
「かなり近付いたのネ」
(何が?)
疑問はあるが楽しそうな二人を見守る従者だった。
【ポヤポヤのプニプニ】
「勇者ちゃんは?」
「お昼寝から起きたところです」
考古学士が従者と話していると、起きたばかりのプニプニ勇者がくっついてきた。
「こうこがっちぃ」
「勇者ちゃん、起きた?」
「おっきぃ」
「勇者ちゃん、ポヤポヤのプニプニだね」
寝ぼけた勇者のプニプニはポヤポヤなのだ。
【案内係の説明】
「ここで“ぴゃー”としているのが勇者です」
冒険者ギルドの案内係は依頼者に宿の地図を渡す。
「“ぴゃー”としているのが勇者ですか?」
「“ぴゃー”としているのが勇者です」
「“ぴゃー”ですね?」
「“ぴゃー”です」
依頼者はプニプニ勇者に会った。
「ぴゃー!」
(本当だった!)
【呼んだ】
「じゅー、よんた」
遊んでいたプニプニ勇者が道化師に言った。
「従者が呼んだのネ?」
「じゅー、よんた」
そしてトコトコと従者のいる食堂へ向かう。
「じゅー、きたよー」
「どうしたんですか、勇者様?」
勇者は偶に呼ばれた訳ではないのに、勝手に従者の所へ来る事がある。
【かまくらと白い警備犬 猫たち】
「わん、おいれー」
ワン!
プニプニ勇者と白い警備犬は裏庭のかまくらへ向かう。
<ゆうしゃだ!>
<しろくておおきなイヌもいる!>
かまくらにいた猫たちが勇者と警備犬を見て騒ぎ出す。
<モフモフだー>
<あったかーい>
ワウ。
白くて大きな犬は猫たちにも大人気だった。
【かまくらと白い警備犬 ぬくぬくの塊】
≪集会を始め…え?≫
猫姿の精霊はかまくらに入って驚いた。
≪その犬は何だ?≫
かまくらの中は猫たちとプニプニ勇者と白い警備犬でぬくぬくの塊になっていた。
<せいれいさま、モフモフだよ>
「わんー」
ワウ。
≪まあ、いいか≫
そのまま猫の集会を始める猫姿の精霊だった。
【食堂の射手】
「じゅー、だちてー」
「人や物にぶつからないで下さいね」
プニプニ勇者は従者に遊び場から出してもらった。
「ぴゃー!」
勇者が食堂をトコトコ歩き出すと射手の目つきが鋭くなる。
(プニプニがくっついたり、抱っこって言われるかもしれない!?)
勇者と遊びたい射手だった。
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