2026年01月弐分 会議の顔
X(旧:Twitter)で投稿しているプニプニ勇者の140字の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニで幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
操印士 :あらゆる印を操る術者。手引書に頼って千万印の塔を攻略中。
冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。
宿屋兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋。裏庭がある。
料理方 :宿屋兼食堂の料理担当。
王 :ある国の王。偶に勇者が遊びにくる。
王妃 :ある国の王妃。王の代理をする事がある。
議長 :街の議会の長。
議会 :街のさまざまな課題を話合い、その方針や施策を決定する機関。定期的に会議をする。
警備兵 :街の警備をしている者。警備犬の飼い主。
白い警備犬 :賢く性格の穏やかな警備の仕事をしている犬。ダンジョン迷子センターの白いスタッフ犬の兄弟。
千里眼と主 :勇者の動向を探る二人。遠地にいる。
冒険者ギルド:冒険者にクエストを紹介する組織。及びその建物。冒険者育成も行っている。
【謁見の前】
「勇者、どうしたのだ?」
「あらあら、真っ白ね」
王と王妃の前に雪だらけのプニプニ勇者と従者が現れた。
「おーちゃん!おーぴゃん!」
「そこで雪遊びを始めてしまって…」
「そうかそうか」
「勇者ちゃん、楽しかった?」
「ゆっきー!」
城には雪遊びする場所がいっぱいある。
【会議の顔】
「勇者様、会議ですよ」
「かーぎ」
従者はプニプニ勇者をイスに座らせると言ってみた。
「会議なので難しい顔をしてみましょうか」
「むー」
勇者は目と口をギュっと閉じる。
(これが難しい顔なんだ)
しかし勇者の難しい顔は長く続かないので、すぐに戻るのだった。
「かーぎ」
【白い警備犬 埋もれる】
「わんー」
ワウ!
プニプニ勇者と白い警備犬が雪の広場で遊んでいると、何故か勇者の姿が見えなくなった。
「勇者様は?」
「あそこだよ」
従者が警備兵の示す方を見ると勇者は警備犬の白い毛に埋もれている。
「もっふ」
白い警備犬の冬毛は勇者が隠れるくらいモフモフなのだ。
【手引書 材料集め】
「法術扉を作る材料が必要です」
操印士は手引書を読んでプニプニ勇者と従者に指示する。
「勇者は丸くてキラキラした石を」
「きりゃきりゃ」
「従者くんは四角くて銀色の塊を」
「分かりました」
「私は三角錐の白い礫を探します」
名前より形の特徴の方が分かりやすいのだった。
【温かくて甘い飲み物】
(リンゴとミカンを水と砂糖で煮てみるか)
料理方はそれらを煮込む。
(飲む時に舌をやけどしないようにしないとな)
「たーいまー」
「ただいま戻りました」
「寒かったか?」
出掛けていたプニプニ勇者と従者に、温かくて果物の香りがする甘い飲み物を用意していた料理方だった。
【千里眼 カーテン遊び】
「勇者は闇帝の城か」
主と千里眼はプニプニ勇者の動向を探っていた。
「という事は階段上りか?」
勇者は闇帝の城でいつも階段上りをする。
「今日はカーテン遊びです」
「何!?」
『ぴゃー!』
「カーテン遊びも良いな」
楽しそうにカーテンに掴まる勇者を見守る二人だった。
【運ぶ勇者】
「勇者様、もうすぐ冒険者ギルドですよ」
「もーしゅぐ」
従者は小さな包みを抱えるプニプニ勇者と歩いていた。
「勇者様、荷物を持ちましょうか?」
「ゆーちゃ、もちゅ」
「重くないですか?」
「おも、ない」
勇者が荷物以外に気を取られないように絶えず話し掛ける従者だった。
【寝ぼけながら】
「勇者ちゃんの目が覚めたみたい」
考古学士は魔学者を呼んだ。
「むあー」
プニプニ勇者は毛布を掛けたまま手足をジタバタしている。
「寝ぼけながら遊んでるわ」
「緩慢ながら楽しそうです」
「むー」
半分寝たまま毛布の中で遊んでいる勇者に癒される魔学者と考古学者だった。
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