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プニプニ勇者140字小説  作者: 屑屋 浪
318/324

2025年12月四分 雪上の散歩

X(旧:Twitter)で投稿しているプニプニ勇者の140字の物語です。


【登場人物】

プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニで幼児な勇者。

従者    :勇者のお世話係。


戦士    :勇者のクエストのメンバー。戦闘が得意。

新米剣士  :空回り気味だが頑張っている冒険者。

新米狩人  :冒険者になったばかりの若者。しっかり者。

冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。


宿屋兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋。裏庭がある。

裏庭    :宿屋の裏にある勇者の遊び場。冒険者たちの鍛錬場もある。

宿屋の夫妻 :宿屋兼食堂を営んでいる夫婦。

料理方   :宿屋兼食堂の料理担当。

猫たち   :裏庭を集会所にしている街の猫。猫姿の精霊の眷属。


本草師   :植物の専門家。

ダンジョン納め:

千里眼と主 :勇者の動向を探る二人。遠地にいる。

【冬夜祭 衣装】

「ちぇんち、みてー」

「お、冬夜祭の衣装か、勇者?」

 (やわ)らくてキラキラな装飾(そうしょく)の衣装を着たプニプニ勇者が戦士と話すのを見て冒険者たちは思った。

(もう冬夜祭か!ダンジョン(おさ)めが近いな)

(ギルドに挨拶に行かないと!)

 冬夜祭を年末の目安(めやす)にしている冒険者はそこそこいる。



【冬夜祭 補足】

「たくさんもらったな」

 戦士は冬夜祭の贈物を()けているプニプニ勇者と従者に声を掛けた。

「ほとんどお菓子だな」

「おかしゅ」

「勇者、全部食べるのか?」

「たぺる」

「こんなにあるぞ?」

「ありゅ」

「あの…皆で食べるので大丈夫です」

 誤解を()く為に補足する従者だった。



【雪上の散歩】

「これは勇者の靴跡(くつあと)か?」

 冒険者たちは裏庭で雪上のプニプニ勇者の靴跡(くつあと)を見つけたが、不思議に思う事があった。

(何で猫の足跡(あしあと)も一緒に付いてるんだ…?)


<ゆうしゃ、どこいくの?>

「おしゃんぽ」

<おれもいくー>

<わたしもー>

 勇者と猫たちが一緒に散歩したからである。



【本草師 冬でも】

「いらっしゃい」

 本草師は薬草の(あふ)れる部屋でプニプニ勇者と従者を(むか)えた。

「おはにゃ」

「花?」

「勇者様がお花を見たいらしくて」

 従者が説明すると本草師は笑顔(えがお)で案内する。

「おはにゃ」

 魔法で温度が(たも)たれた温室は冬でも花が見れるので、勇者のお気に入りの場所なのだ。



【食後の確認】

「勇者様、ご(はん)を食べ終わったか確認しましょう」

 従者はプニプニ勇者と一緒に(うつわ)を見る。

「パンは食べました」

「たぺた」

「スープは飲みました」

「のんた」

「おかずも食べました」

「たぺた」

「勇者様、ごちそうさまです」

「ごちゅちょーちゃまーした」

 満足気(まんぞくげ)な勇者だった。



【ダンジョン納め プニプニ団】

「今日はダンジョン(おさ)めだから皆で行こう!」

 新米剣士の提案(ていあん)でプニプニ勇者、従者、新米狩人はダンジョンへ向かった。

「たんよん!」

「急だったけど楽しいね」

「ダンジョン良いよね」

「勇者、あっち行くぞ!」

「あっちゅ!」

 冒険者にとってダンジョン探索は特別なのである。



【千里眼 雪上の散歩】

「主、勇者が裏庭を散歩中です」

 千里眼は主に報告する。

「いつも通りだな」

「いえ、雪上に勇者の靴跡(くつあと)が付いてます」

「何!」

「しかも猫たちが一緒なので猫の足跡(あしあと)(なら)んでます」

「視聴共有を!」

「ハッ」


『おしゃんぽ』

<おさんぽー>


 雪上の散歩に(なご)む主と千里眼だった。



【年越し準備万端】

「掃除して(かざ)()けして、ご馳走(ちそう)も飲み物も用意した」

「年越しの準備できたわね」

 宿屋の夫妻、従者、プニプニ勇者、料理方は食堂を見渡す。

「あ、勇者様の年越し用のおやつを忘れてました!」

「おやちゅ」

「それなら作っておいたぞ。新年の分もある」

 これで本当に準備万端(ばんたん)だ。



※お読み頂き、ありがとうございます!

楽しみにしてくださっている皆様も、初めての方も、お読み頂き、ありがとうございます!

気に入ったものがございましたら、ブックマーク、評価、いいね、感想など、少しでも反応を頂けると励みになります。


こちらはX(旧:Twitter)でほぼ毎日更新しております。ご興味がありましたら、#プニプニ勇者 と検索してくださると嬉しいです。


次回もよろしくお願いします!

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