2025年12月参分 キラキラとパチパチ
X(旧:Twitter)で投稿しているプニプニ勇者の140字の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニで幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
戦士 :勇者のクエストのメンバー。戦闘が得意。
操印士 :あらゆる印を操る術者。手引書に頼って千万印の塔を攻略中。
探偵 :とりあえず一話で何かを解決してくれる者。
冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。
宿屋兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋。裏庭がある。
料理方 :宿屋兼食堂の料理担当。
プニプニ号 :勇者のソリの名前。
雪の精霊 :冬に現れる雪だるま型の精霊。猫姿の精霊の知り合い。
【キラキラとパチパチ】
「ただいま、勇者」
「きりゃきりゃ」
外から戻ってきた戦士は、冬夜祭の飾り木にくっついている勇者に声を掛けた。
「暖炉で暖まるぞ、勇者」
戦士は勇者を抱っこして暖炉の前に移動する。
「ぱちぱち」
すると今度は暖炉の遮蔽柵にくっつき、薪が燃えるのを見つめる勇者だった。
【フワフワの敷物】
「勇者様、プニプニ号にフワフワの敷物を敷いたので暖かいですよ」
そう言って従者はプニプニ勇者をプニプニ号に乗せる。
「ふあふあ」
すると勇者は敷物をギュッと抱えた。
「勇者様、その上に座って下さい」
「お?」
フワフワなものはギュッとしてしまう勇者だった。
【勇者次第】
「従者、動きづらくないか?」
戦士が来てから従者の足にプニプニ勇者がずっとくっついていた。
「今日の勇者様は甘えん坊なんです」
「じゅー」
「抱っこかおんぶをすれば良いだろ?」
「抱っこやおんぶは違うみたいです」
「難しいな」
「難しいです」
くっつく場所は勇者次第だ。
【探偵とミカン】
「勇者が橙色の果物を食べているね」
「あぐあぐ」
探偵はおやつを食べるプニプニ勇者を観察する。
「一見ミカンのようだが、実際に食べるのが確実な確認方法だ」
「おいちー」
探偵は勇者と同じものを頼む。
「やはりミカンか」
「みゅかん」
勇者とミカンを食べる探偵だった。
【飾り木 気になる】
「じゅー、あれ!」
「この飾りですか、勇者様?」
飾り木の飾りが気になるプニプニ勇者を従者は持ち上げて近付く。
「これは回復薬です」
「あっちゅ」
「炎術指輪ですね」
「こえ」
「光石です」
宿屋の飾り木は冒険用アイテムばかり飾られているが、数が集まれば見栄えするのだ。
【手引書 一人扱い】
「この橋は一人ずつしか渡れません」
手引書を見た操印士が従者とプニプニ勇者に告げる。
「でも勇者様を一人にする訳にはいきません」
「ゆうちゃ」
なぜなら勇者は好きな方向へ歩いていってしまうからだ。
「抱っこしたらどうでしょう?」
「だっこ」
抱っこすれば一人扱いだ。
【カボチャのスープ】
「食糧庫でカボチャを見つけたもんでな」
「それでカボチャのスープですか」
料理方と従者はプニプニ勇者がカボチャのスープを食べるのを見ていた。
「カボチャかどうかは勇者に関係ないだろうけどな」
「勇者様には黄色くて甘くてトロトロしている美味しいスープです」
「おいちー」
※Xに投稿した2025年12月22日は「冬至」でした。
【雪変化】
≪勇者、フワフワ雪だぞ≫
「ふあふあー」
≪次はサラサラ雪だ≫
「しゃらしゃらー」
雪の精霊が雪を降らせ、プニプニ勇者はピョンピョンしていた。
「ゆっきー」
しかしそれは裏庭にいる冒険者たちを戸惑わせていたのだった。
(何でさっきから目まぐるしく天気が変わるんだ…?)
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