2025年12月壱分 料理の番
X(旧:Twitter)で投稿しているプニプニ勇者の140字の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニで幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
戦士 :勇者のクエストのメンバー。戦闘が得意。
新米剣士 :空回り気味だが頑張っている冒険者。
魔学者 :魔法の力を使って色々な魔具を作る研究者。
操印士 :あらゆる印を操る術者。手引書に頼って千万印の塔を攻略中。
冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。
宿屋兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋。裏庭がある。
料理方 :宿屋兼食堂の料理担当。
千里眼と主 :勇者の動向を探る二人。遠地にいる。
【千里眼 気付く】
「勇者は偶に不思議そうな顔で中空を見ているが…」
主は千里眼と記録晶のプニプニ勇者を見ながら呟く。
「もしかして我々に気付いているのではないか?」
「まさか術が見破られていると!?」
「勇者ならあり得る」
『お?』
勇者は空に浮かぶ微細なものが気になっているだけだ。
【場所探し】
「勇者様が毛布に向かいましたよ」
「お昼寝ですね」
魔学者と従者は毛布に潜るプニプニ勇者を見守る。
「むー」
「あ、勇者様が毛布から出てきましたね」
「何か違ったようです」
「じゅー」
「抱っこですか、勇者様?」
今日は抱っこされながらお昼寝したい勇者だった。
「すー」
【古代の暦】
「これは古代の暦のようです」
操印士は手引書から顔を上げて従者とプニプニ勇者を見る。
「この四季に合わせた石板が手掛かりですね」
「はい」
「これは春の花」
「はにゃ」
「こっちは月ですね」
「つっきー」
「これは雪」
「ゆっきー」
勇者と一緒に石板を確認する二人だった。
※Xに投稿した12月3日は「カレンダーの日」でした。
【料理の番】
「勇者様、眠くないですか?」
「ねむ、ない」
従者は暖炉の遮蔽柵にずっとくっついているプニプニ勇者に声を掛けた。
「おにきゅ、パチパチ」
「ああ、お肉、もうすぐ焼けそうですね」
「おいちー」
暖炉で作る料理の美味しそうな匂いのおかげで、眠らずに見ていられる勇者だった。
【戦士を見る】
「勇者様、何を見ているんですか?」
「ちぇんちー」
「戦士さん?」
従者の質問に答えるとプニプニ勇者はまた戦士の方をジッと見る。
「どうして戦士さんを見ているんですか?」
「ちぇんち?」
(不思議そうな顔してる!?)
特に理由は無いが何となく戦士を見ている勇者だった。
【野菜ジュース】
「野菜のジュースだよ」
料理方は従者とプニプニ勇者にコップを渡す。
「野菜ですって、勇者様」
「やちゃい、やーの」
勇者は野菜が苦手だ。
「ジュースは美味しいですか、勇者様?」
「じゅーちゅ、おいちー」
しかし、すりおろして味を調えた野菜ジュースは美味しいのだった。
【凍った水たまり】
「勇者様を連れて来たよー」
「きたよー」
従者がプニプニ勇者と一緒に新米剣士へ駆け寄る。
「勇者、見てみろ!」
「みる」
新米剣士が示す先には凍った水たまりがあった。
「こーり!」
「今朝はすっごく寒かったからな」
「ちべたい」
勇者に氷を見せたかった新米剣士である。
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