2020年06月弐分
ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:勇者は二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。
従者:勇者のお世話係。
男爵 :何かの儀式を企んでいる貴族。うっかり。
冒険者たち :勇者のクエストのメンバー。
千里眼と主 :勇者の動向を探る二人。
道化師 :ふざけてばかりの冒険者。
白い犬 :賢く性格の穏やかな警備犬。
ダンジョンの白い犬:警備犬の兄弟犬。賢く穏やかな性格もそっくり。
【男爵 動揺】
「一つ尋ねたいのだがね」
男爵はかつての玉座に座り、プニプニ勇者と冒険者たちへ質問した。
「まさか、そんなプニプニの勇者で私に挑もうというのかね?」
それを聞いた冒険者たちは動じずに頷く。
「本当に?ちょっ待って!そんな準備してないよー」
何故か慌てる男爵だった。
【男爵 階段】
「私と交渉したければ、勇者一人でこちらに来てもらうか?」
長い階段の上に居る男爵の申し出に、冒険者たちはざわついた。
「勇者様、あそこまで一人で行けますか?」
「たーちょぷ」
良い返事をしたプニプニ勇者だったが、途中で飽きて戻ってきたので、従者が抱っこして登った。
【男爵 選択】
「勇者よ、お前に選ばせてやる」
尊大な態度で男爵は言った。
「あいつらの命と世界の命運、どちらか選択しろ」
しかしそれを聞いたプニプニ勇者は不思議そうな顔をした。
「お?」
「ゆ、勇者?どっちがいい?」
そんな難しい事をプニプニが理解できるはずも無いのである。
【男爵 意味不明】
冒険者たちの前に、アグアグとケーキを食べるプニプニ勇者がいた。
「選択肢をクッキーとケーキに変えて勇者に選ばせたら、ケーキだったのでお前たちの命は助けてやる。勇者が食べ終わったら戦闘開始だ」
男爵にそう説明されて冒険者たちは思った。
(何を言ってるのか分らない)
【男爵 うっかり】
「あ、しまった」
男爵が何かに気付いて声を上げた。
「日食と同時に儀式を始めないといけなかったのに、もう日食始まってるよー」
冒険者たちは空を見上げて呆気にとられる。
「うっかりしてたー。次は3年後かー」
男爵はプニプニ勇者と冒険者たちを残して帰ってしまい、世界は守られた。
【千里眼 手足】
プニプニ勇者が昼寝中だったので、主は時間を改めると言うと、千里眼が引き留めた。
「お待ちを。勇者を良く見て下さい」
視覚共有した主はその意味が分った。
「手足が細かく動いているではないか!」
「どうやら夢を見ているようです」
結局、ずっと見ていた二人だった。
【道化師 せっとく】
「だっこー」
せがむプニプニ勇者に、荷物で両手が塞がっている従者が困っていると、いつの間にか一緒にいた道化師が話し掛けた。
「朕もポワポワと悠久の時間を感じるのを楽しみにしてるから、勇者も抱っこは帰ってからにしようね」
意味不明だが何故か勇者は素直に頷くのだった。
【ダンジョンの白い犬】
巡回兵と共に街を守る白い犬。その兄弟犬がダンジョン迷子センターに配属された。
そのニオイを嗅ぎ分ける能力や機動性により、最初に救出したのはプニプニ勇者だった。
「わんー」
お守をしてくれるのも街の白犬と同じである。そして犬好きの冒険者たちの迷子率が上がった。
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