表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
プニプニ勇者140字小説  作者: 屑屋 浪
283/297

2025年04月四分 「ダンジョンのプニプニ団」成功の祝い

X(旧:Twitter)で投稿しているプニプニ勇者の140字の物語です。


【登場人物】

プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニで幼児な勇者。

従者    :勇者のお世話係。


新米剣士  :空回り気味だが頑張っている冒険者。

新米狩人  :冒険者になったばかりの若者。しっかり者。

操印士   :あらゆる印を操る術者。手引書に頼って千万印の塔を攻略中。


宿屋兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋。裏庭がある。

宿屋の夫妻 :宿屋兼食堂を営んでいる夫婦。


議長    :街の議会の長。

議会    :街のさまざまな課題を話合い、その方針や施策を決定する機関。


『ダンジョンのプニプニ団』

ダンジョン迷子センター:迷子になった冒険者を保護してくれる有難い施設。

地脈師   :ダンジョン迷子センターのスタッフ。白い犬と共にダンジョン内を巡回している。

白いスタッフ犬:ダンジョン迷子センター所属の白い犬。警備犬の兄弟犬。賢く穏やかな性格もそっくり。

考古学士  :ダンジョン迷子センターのスタッフ。調査班のメンバーだが方向音痴。

魔学者   :魔法の力を使って色々な魔具を作る研究者。

錬金術師  :印象の薄いのが悩みの冒険者。クエスト時の中堅メンバー。

『ダンジョンのプニプニ団』

 前回までのあらすじ~プニプニ勇者、従者、新米剣士、新米狩人で作るプニプニ団と、ダンジョン迷子センターの地脈師と白いスタッフ犬は、ダンジョンで迷子になった考古学士を第五階層へ送り届けた。



【13話 見送る考古学士】

「姉がお世話になりました」

 プニプニ勇者たちは感謝され、特別にスタッフ用の魔法陣で帰る事になった。

「御礼にご馳走(ちそう)するわ」

 一緒に帰ろうとする考古学士を地理士が()める。

「姉様はまだ帰れませんよ」

「え?」

「ばっぱーい」

「後でねー」

 (ちから)なく見送る考古学士だった。



【14話 魔学者と氷菓】

「確かに受け取りました」

 魔学者は魔晶茸を冷凍保管庫へ運ぶと、氷菓(ひょうか)を持って戻って来た。

「皆さんでどうぞ」

「たぺるー」

 ()ねて()を伸ばすプニプニ勇者に魔学者は微笑(ほほえ)む。

「宿に着いたら食べ頃になりますよ、勇者様」

 氷菓(ひょうか)(ふくろ)は従者に渡され、プニプニ団は宿屋へ戻った。



【15話 成功の祝い】

「やっぱりダンジョンは良いな!」

「冒険って感じだった」

「地脈師さんとスタッフ犬さんのおかげで助かりました」

「僕も楽しかった」

ワン!

 宿屋兼食堂でプニプニ団と地脈師とスタッフ犬はクエストの成功を(いわ)った。

「おいちー」

 もちろんプニプニ勇者も冒険と氷菓(ひょうか)でご機嫌だ。



【16話 クエスト終了】

「好きなものを頼んで!」

 プニプニ団と合流した考古学士により、その日はいつもより豪華(ごうか)な夕食だった。

「わんー」

ワン!

 食後、プニプニ勇者は白いスタッフ犬と遊んでいたが、いつの間にか寝ていた。

「すーすー」

「たくさん冒険しましたからね」

 本日のクエスト終了である。



【17話 後日談】

「魔晶茸、勇者様たちに依頼したんだって?」

「君は多忙(たぼう)でしたので」

「気になっていたから良かったよ」

 錬金術師は魔学者からプニプニ団の話を聞いて(なご)んだ。

「次回のクエストは勇者様とご一緒したいな」

『ぴゃー!』

 錬金術師はプニプニ勇者のクエストの中堅(ちゅうけん)メンバーである。



【お知らせ】

 続き物「ダンジョンのプニプニ団」終了です。

 プニプニ勇者、従者、新米剣士、新米狩人のプニプニ団が、ダンジョンに行って帰ってくるだけの話でしたがいかかだったでしょうか?

 お付き合い頂き、ありがとうございました!次回から通常の更新に戻ります。



【踊る朝】

「あら、勇者ちゃん?」

「ごっはんー♪ごっはんー♪」

 宿屋のおかみが食堂へ行くとプニプニ勇者が(おど)っていた。

「起きてからずっと(おど)ってるんです」

 従者は笑いながら掃除をしている。

「ごっはんー♪」

「すぐ用意するわね」

 (おど)る勇者を見ながら楽しく朝食を作るおかみだった。



【議題ごっこ】

「最後の議題は勇者が小さい事についてだ」

「ちい、ない」

「勇者本人は小さく無いと言っていますが?」

「しかし実際に小さいしな」

「小さいですね」

「既に抱っこされているし」

「ちい、ない」

 本題が早く終わったので、会議ごっこをする議長と議会の面々(めんめん)とプニプニ勇者である。



【手引書 石板の謎】

「石板に書かれている内容が重要なはずです」

 操印士は石板だらけの広間で手引書を(ひら)き、従者と勇者も近くの石板を(なが)めた。

「何が書いてあるか分かりませんね」

「わかる」

「勇者、分かるのですか?」

「これ!」

「これですね!」

 石板の大きさを合わせるだけで良かったらしい。



※お読み頂き、ありがとうございます!

楽しみにしてくださっている皆様も、初めての方も、お読み頂き、ありがとうございます!

気に入ったものがございましたら、ブックマーク、評価、いいね、感想など、少しでも反応を頂けると励みになります。


こちらはX(旧:Twitter)でほぼ毎日更新しております。ご興味がありましたら、#プニプニ勇者 と検索してくださると嬉しいです。


次回もよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ