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プニプニ勇者140字小説  作者: 屑屋 浪
282/297

2025年04月参分 「ダンジョンのプニプニ団」白いスタッフ犬

X(旧:Twitter)で投稿しているプニプニ勇者の140字の物語です。


【登場人物】

プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニで幼児な勇者。

従者    :勇者のお世話係。


『ダンジョンのプニプニ団』

新米剣士  :空回り気味だが頑張っている冒険者。プニプニ団、メンバー。

新米狩人  :冒険者になったばかりの若者。しっかり者。プニプニ団、メンバー。


ダンジョン迷子センター:迷子になった冒険者を保護してくれる有難い施設。

地脈師   :ダンジョン迷子センターのスタッフ。白い犬と共にダンジョン内を巡回している。

白いスタッフ犬:ダンジョン迷子センター所属の白い犬。賢く穏やかな性格。警備犬の兄弟犬。

考古学士  :ダンジョン迷子センターのスタッフ。調査班のメンバーだが方向音痴。

地理士   :ダンジョン迷子センターのスタッフ。考古学士の妹。同じ調査班のメンバー。几帳面で頼れる性格。

『ダンジョンのプニプニ団』

 前回までのあらすじ~プニプニ勇者、従者、新米剣士、新米狩人で作るプニプニ団は、魔晶茸(ましょうだけ)を採取する為にダンジョンへ出かけた。ダンジョン迷子センターの地脈師と白いスタッフ犬を(すけ)()に加え、第三階層へ向かう。



【06話 細目に休憩】

「もう休憩?」

 地脈師は従者に聞き返した。

「勇者様が疲れないように細目(こまめ)に休憩してるんです」

 プニプニ団はプニプニ勇者の為に休憩を()かさない。

「おやつと飲み物もありますよ」

「僕もスタッフ犬におやつをあげるかな」

ワン!

「おやちゅ」

「勇者様のおやつはこっちですよ」



【07話 油断禁物】

「第三階層だよ」

ワン!

 地脈師と白いスタッフ犬がプニプニ団を先導(せんどう)する。

「予定より早いね」

「まだ油断禁物(ゆだんきんもつ)だよ」

 ホッとする従者に新米狩人が注意を(うなが)す。

「勇者、キノコ探すぞ!」

「にょこ!」

「二人共、待って!」

 新米剣士とプニプニ勇者はすぐにどこかへ行くからだ。



【08話 白いスタッフ犬】

「昼食です」

「ごっはん」

 従者とプニプニ勇者が呼ぶと、新米狩人、地脈師が集まった。

「新米剣士くんは?」

「まさか…」

 しかし新米剣士と白いスタッフ犬も合流した。

「スタッフ犬が(なつ)いて付いてくるんだ」

(見守っててくれた!?)

 スタッフ犬は迷子になる者が分かるのだ。



【09話 考古学士】

ワン!

 プニプニ勇者たちが(くつろ)いでいると白いスタッフ犬が()えた。

「こーこがっち!」

 そこに考古学士が立っていたのだ。

「どうしたの?」

「第五階層で調査していたら(みんな)がいなくなってて」

「ここ第三階層だよ」

「どういう事!?」

(迷子では?)

 考古学士が仲間に(くわ)わった。



【10話 見守りが必要】

「時間は掛かるけど、全員で第五階層へ行く方が良いと思う」

「そうですね」

「はい」

 地脈師の提案(ていあん)に従者と新米狩人は同意(どうい)する。

「こっちゅー」

「あっちだ!」

「向こうかな?」

ワン!

 迷子率(まいごりつ)が高いプニプニ勇者、新米剣士、考古学士には白いスタッフ犬の見守りが必要だからだ。



【11話 調査の内容】

「ダンジョンは変化するから定期的な点検(てんけん)が必要なの」

 考古学士は調査の内容をプニプニ団に説明する。

「同じ道でも違いがあるわ。勇者ちゃんのプニプニと一緒(いっしょ)ね」

「いっちょ」

「確かに勇者様のプニプニも同じようで違います」

「ちじゃう」

 何気(なにげ)に参加するプニプニ勇者だった。



【12話 第五階層】

「探索班がいた!」

ワン!

「いたー!」

 地脈師とスタッフ犬とプニプニ勇者の(こえ)地理士(ちりし)が気付く。

「姉様、今までどこに?」

「何故か第三階層にいて、でも勇者ちゃんがプニプニで、スタッフ犬ちゃんがモフモフで…」

「?」

 考古学士のごちゃ混ぜの説明に困惑(こんわく)する地理士(ちりし)だった。



※お読み頂き、ありがとうございます!次回に続きます。

楽しみにしてくださっている皆様も、初めての方も、お読み頂き、ありがとうございます!

気に入ったものがございましたら、ブックマーク、評価、いいね、感想など、少しでも反応を頂けると励みになります。


こちらはX(旧:Twitter)でほぼ毎日更新しております。ご興味がありましたら、#プニプニ勇者 と検索してくださると嬉しいです。


次回もよろしくお願いします!

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