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プニプニ勇者140字小説  作者: 屑屋 浪
28/302

2020年05月四分

ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。


【登場人物】

プニプニ勇者:勇者は二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。

従者:勇者のお世話係。


新米剣士  :空回り気味だが頑張っている冒険者。

冒険者たち :勇者とクエスト中のメンバー。

【ダンジョン試験 甘さ】

「試験官といっても道案内するだけですよ」

 プニプニ勇者を抱っこした従者は、新米剣士に説明する。

「それで魔物が出た時ですが…」

(そこ重要!)

「勇者様が泣いちゃうんで頑張って(たお)して下さいね」

(もしもの時は助けてくれるじゃないんだ!)

 新米剣士は(おのれ)の甘さを知った。



【ダンジョン試験 高評価】

「俺が先頭で行く!」

 ダンジョン試験で新米剣士はグループを率先(そっせん)して歩いた。

「わっトラップ!」

 石に(つまず)いただけだ。

「ぎゃっ底なし沼!」

 水溜(みずたま)りだ。

「何かに(つか)まれた!」

 プニプニ勇者だ。

 空回(からまわ)りしていたがグループ内では高評価だった。

(とっても頑張ってる感ある)



【ダンジョン試験 合格】

「抱っこは後にしましょうね」

 そう言って従者はプニプニ勇者を新米剣士から(はな)す。

「なんで俺ばっかりくっついてくるんだ?」

「勇者様は頑張ってる人が好きだからです」

「抱っこはゴールしてからだぞ!」

(分りやすい)

 新米剣士のグループはダンジョン試験に無事合格した。



【疑問形 抱っこ】

「じゅー」

 プニプニ勇者がかまって()()に従者にくっついた。

「抱っこですか、勇者様?」

 そう(たず)ねると勇者は不思議そうな顔をした。

「だっこ?」

(なんで疑問形!)

 結局、抱っこで良かったのだが、考えて行動している訳ではない勇者だった。



【ワクワク顔】

 クエストを終えた帰り道、プニプニ勇者がワクワク顔な事に従者は気付いた。

「勇者様、ワクワクは終わりましたよ。もう帰るだけですよ」

 しかし勇者がワクワクしたままなので、ガッカリさせない為に冒険者たちは(あわ)てて隠しイベントを探すのだった。

 勇者が満足するまでがクエストである。



【二度寝】

 プニプニ勇者に起きるように声を掛けた従者は、勇者が目を開け、ベッドの上で上半身を起こし、手を()るのを見た。

 朝食の準備を続けるために、少しだけ目を離し、そろそろ勇者が()け寄ってくる頃だと思って振り返る。

「あれ!」

 しかし勇者はまたすやすやと眠っていたのだった。

お読み頂き、ありがとうございます。


楽しんで頂けましたら、ブックマーク、評価、感想お願い致します。

少しでも反応があると励みになります。


こちらはツイッターでほぼ毎日更新しております。ご興味がありましたら、ツイッターで #プニプニ勇者 と検索すれば出てきますので、ご覧頂けると幸いです。


まだ続きますので、次回もよろしくお願いします。

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