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プニプニ勇者140字小説  作者: 屑屋 浪
278/297

2025年03月参分 歓迎の準備

X(旧:Twitter)で投稿しているプニプニ勇者の140字の物語です。


【登場人物】

プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニで幼児な勇者。

従者    :勇者のお世話係。


狩人    :勇者のクエストのメンバー。探索が得意。

操印士   :あらゆる印を操る術者。手引書に頼って千万印の塔を攻略中。

探偵    :とりあえず一話で何かを解決してくれる者。

冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。


宿屋兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋。裏庭がある。

裏庭    :宿屋の裏にある勇者の遊び場。冒険者たちの鍛錬場もある。

猫姿の精霊 :宿屋の裏庭で勇者を守護してる精霊。眷属は猫。

猫たち   :裏庭を集会所にしている街の猫。猫姿の精霊の眷属。


桜の精霊  :春の開花の力を司る精霊。


冒険者ギルド:冒険者にクエストを紹介する組織。及びその建物。冒険者育成も行っている。

ギルド長  :冒険者ギルドの長。

受付係   :冒険者ギルドの受付をしている手際の良い人。


ダンジョン迷子センター:迷子になった冒険者を保護してくれる有難い施設。

地脈師   :ダンジョン迷子センターのスタッフ。白い犬と共にダンジョン内を巡回している。

白いスタッフ犬:警備犬の兄弟犬。賢く穏やかな性格もそっくり。

【断り書き】

 おかしなアクセスがあるため、途中に以下の文章を入れさせて頂きます。

 お読みになる際のお邪魔になりますがご了承ください。

※こちらは「小説家になろう」に掲載している「屑屋 浪」(なぞの研究所)の作品です。



【暖炉の用意】

「だんよ?」

 プニプニ勇者は暖炉(だんろ)(まき)を運ぶ従者へ近寄る。

「寒い時の為に準備しているだけですよ、勇者様」

「ぱちぱち?」

「今日はポカポカだから暖炉(だんろ)()けませんよ」

「ぽかぽか」

「だから何も見えませんよ、勇者様」

「お?」

 それでも暖炉(だんろ)遮蔽柵(しゃへいさく)にくっつく勇者だった。



【歓迎の準備】

「新人の冒険者たちを迎える準備はどうだ?」

「るんびー」

「整っています」

「ととのー」

 冒険者ギルドの(おさ)は、自分と受付係の会話にプニプニ勇者が興味を示すのを見て思い付く。

「勇者に新人の冒険者たちへ挨拶してもらおう!」

「あいちゃつ」

 歓迎の準備は着々と進んでいる。



【挨拶の案】

「勇者様の挨拶ですか?」

 悩む従者に冒険者ギルドの(おさ)は案を出す。

「自己紹介とか」

『はちゅねまちて、ゆうちゃよ』

(はげ)ましの言葉とか」

『じゃんじゃれー』

「お菓子を食べる姿でもいい」

『あぐあぐ』

 とにかく新人の冒険者たちにプニプニ勇者を紹介したいギルド長だった。



※こ ちらは「小 説家に な ろう」に掲載している「屑 屋 浪」(なぞの研 究所)の作品です。



【モコモコにしがち】

「従者くん、勇者ちゃんの服、厚着(あつぎ)し過ぎじゃない?」

 狩人の前にはモコモコのプニプニ勇者がいた。

「寒いので暖かくしました」

「むーむー」

「でも勇者ちゃんは動きにくそうよ」

「勇者様は小さいから体を冷やさないようにしないと」

 寒いと勇者をモコモコにしがちな従者である。



【桜の精霊 クルクル】

<せいれいさま、ゆうしゃとひらひらしたのがクルクルしてるよ>

≪ひらひらしたの?≫

 猫たちと猫姿の精霊が見に行くと、プニプニ勇者と(さくら)の精霊がクルクル回っていた。

「ひりゃひりゃー」

≪ひらひらー≫

<なにしてるの?>

≪さあ…?≫

 開花の(ちから)を高める為のクルクルである。



【手引書 魔力球】

「これが手掛かり?」

 操印士が手引書に従うと魔力球が出現した。

「ぼーゆ!」

 プニプニ勇者が反応する。

(ころ)がりますね」

 従者が魔力球を(ころ)がすと勇者は追いかけた。

「こよこよー」

「勇者、今度はこっちです」

「こよこよー」

 謎解きの前にボール遊びを始める三人だった。



【探偵 遊び場】

「勇者も従者もいない。オモチャは乱雑(らんざつ)に置かれたままで幾つかは(さく)の外に飛び出ている」

 探偵はプニプニ勇者の遊び場の状況を見て推理する。

「これは(あわ)てて移動したという事だ。つまり…」

 結論。

「勇者が急にトイレへ行きたいと言い出したのさ!」

「間に合いました」

「とーれ」



※こち.らは「小.説家.になろ.う」に掲載している「屑.屋 .浪」(な.ぞの研究所)の作品です。



【地脈師 挨拶】

「スタッフ犬の兄弟?」

ワウ。

 話を聞いた地脈師は相棒(あいぼう)の白い犬を見る。

「街の警備犬よ」

「なら挨拶しに行かないとな」

「勇者ちゃんも時々一緒に巡回(じゅんかい)しているわ」

「今から行ってきます!」

「え?」

 地脈師はモフモフの白い犬もプニプニ勇者も大好きだった。

「わんー」

ワン!



※お読み頂き、ありがとうございます!

【あとがき】なろう


楽しみにしてくださっている皆様も、初めての方も、お読み頂き、ありがとうございます!

気に入ったものがございましたら、ブックマーク、評価、いいね、感想など、少しでも反応を頂けると励みになります。


こちらはX(旧:Twitter)でほぼ毎日更新しております。ご興味がありましたら、#プニプニ勇者 と検索してくださると嬉しいです。


次回もよろしくお願いします!

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