2024年11月四分 手袋ポフポフ
X(旧:Twitter)で投稿しているプニプニ勇者の140字の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニで幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
狩人 :勇者のクエストのメンバー。探索が得意。
新米剣士 :空回り気味だが頑張っている冒険者。
魔学者 :魔法の力で色々な道具を作る研究者。
宿屋兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋。裏庭がある。
料理方 :宿屋兼食堂の料理担当。
千里眼と主 :勇者の動向を探る二人。遠地にいる。
各将 :遠地の主に使える者たち。
水の精霊 :一部の地域の水を管理する精霊。水の神官とは幼馴染。
水の神官 :水の精霊を祀る神官。水の精霊とは幼馴染。
【断り書き】
おかしなアクセスがあるため、途中に以下の文章を入れさせて頂きます。
お読みになる際のお邪魔になりますがご了承ください。
※こちらは「小説家になろう」に掲載している「屑屋 浪」(なぞの研究所)の作品です。
【水のクリスタル 封印】
≪勇者の水のクリスタルが封印された!≫
真剣な水の精霊に対し、水の神官は興味なさげに応じる。
「寒くなってきたから片付けられたんじゃない?」
宿屋では従者がプニプニ勇者と一緒に夏物をまとめて物置に収納していた。
「勇者様、暑くなったらまた使いましょうね」
「みるー」
【千里眼 期待の次回作】
「例のものは?」
「後少しです」
すれ違いざま財務将と千里眼は短い会話を交わす。
「進んでいるか?」
「順調です」
糧食将からも尋ねられる。
「楽しみにしてるぞ」
「お任せ下さい」
主からは期待されていた。
『ぴゃー』
千里眼はプニプニ勇者の記録晶の次回作を作成中だ。
【食後の挨拶】
「ごちそうさまでした」
従者が料理方に言うのを聞いて、ホットミルクを飲み終わった勇者が調理場にくっついた。
「おかわりか?」
気付いた料理方が顔を向けると、勇者は元気に言う。
「ごちゅちょーちゃまーした」
勇者もどうやら料理方に「ごちそうさま」をしたかったらしい。
※こ ちらは「小 説家にな.ろう」に掲載 している「屑 屋 浪」(なぞの研.究所)の作品です。
【手袋ポフポフ】
「勇者はどうして僕の顔をポフポフしてるの?」
新米狩人に抱っこされたプニプニ勇者は手袋を付けた手でポフポフしていた。
「鼻をムギュっとしたいのに手袋がモコモコで掴めないんだよ」
側の従者が説明する。
「はにゃ」
そしてその後も果敢に挑戦する勇者だった。
「はにゃ」
【魔学者 冷凍ミカン】
「氷の魔法の応用です」
魔学者は色々な物が凍る部屋に従者とプニプニ勇者を案内した。
「食べ物も凍ってる!」
「長期保存ができるんですよ」
「たぺたい」
「勇者様、冷たくて食べられませんよ?」
「これなら食べられますよ」
「みゅかん!」
冷凍されたミカンは美味しかった。
※こち.らは「小説.家になろ う」に掲.載している「屑.屋 .浪」(な ぞの研究所)の作品です。
【熟成】
「おにきゅ」
プニプニ勇者は肉を持つ狩人にくっつく。
「勇者ちゃん、お肉は熟成すると美味しいのよ」
「お?」
もちろん勇者は分からない。
数日後。
「勇者ちゃん、お肉が熟成したよ」
「う?」
もちろん勇者は忘れている。
「おいちー」
それでもお肉は美味しいかった。
【冷たい手】
「てってーありゃおーくるくるーごしゅごしゅー」
プニプニ勇者は従者と一緒に手を洗った。
「水が冷たいから手も冷たくなっちゃいましたね」
「ちべたい」
「暖炉で温めましょう」
「てって」
「勇者様、前が見えませんー」
何となく冷たい両手を従者の顔にくっつける勇者だった。
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