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プニプニ勇者140字小説  作者: 屑屋 浪
246/297

2024年08月壱分 おやつのメニュー

X(旧:Twitter)で投稿しているプニプニ勇者の140字の物語です。


【登場人物】

プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニで幼児な勇者。

従者    :勇者のお世話係。


戦士    :勇者のクエストのメンバー。戦闘が得意。

新米剣士  :空回り気味だが頑張っている冒険者。

新米狩人  :冒険者になったばかりの若者。しっかり者。

探偵    :とりあえず一話で何かを解決してくれる者。

冥界の人形 :冥王からもらった人形。勇者のお気に入り。

プニプニ団 :プニプニ勇者が団長の冒険者パーティー。団員は従者、新米剣士、新米狩人。

冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事がある。


宿屋兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋。裏庭がある。

料理方   :宿屋兼食堂の料理担当。


裁縫師   :色々な物を縫う事ができる冒険者。器用で細工好き。

【水に反応】

「「冷たい(みず)を頼む」

 食堂のイスに座った戦士が従者へ声を掛ける。

「みるー」

 そこにプニプニ勇者がトコトコと近付いてきた。

「何だ、勇者?」

「みるー!」

バシャー!

 突然、勇者が持つ水のクリスタルから(みず)()き出した。

「ぴゃー!」

 (みず)という言葉に反応した勇者だった。



【冥界の人形 帽子】

「ぬんぎょ、ぼーし」

 プニプニ勇者が冥界(めいかい)の人形を従者へ見せた。

「人形さんの帽子ですか?」

 少し考えて従者は色々持ってくる。

「えーと、葉っぱや小さい(うつわ)(ひも)で固定してはどうでしょう?」

≪ちょっと待てー≫

 従者の服に対する無頓着(むとんちゃく)さに心の中でツッコむ冥界(めいかい)の人形だった。



【冥界の人形 帽子の細工】

「人形さんの帽子、勇者様とお(そろ)いですね」

「おちょろい」

 裁縫師が冥界(めいかい)の人形用の帽子を作ってくれた。

≪まずまずだな≫

 しかし帽子を(かぶ)った冥界(めいかい)の人形をプニプニ勇者がギュッとした時、花の飾りが出て音楽が鳴った。

≪何だ、これ!?≫

 細工(さいく)好きな裁縫師らしい帽子である。



【探偵 雨と推理】

「外は雨だね」

 探偵は窓を見る。

「しかし雨好きの勇者が窓にくっついていない。何故か?」

 謎を(つぶや)く。

「外出?昼寝?いや違う」

ピカッ!ゴロゴロー!

(かみなり)が鳴っているからテーブルの下で戦士の(あし)(つか)まっているのさ」

「ごりょごりょ、やー」

 (かみなり)は苦手なプニプニ勇者だった。



【おやつのメニュー】

(今日は何を作るかな)

 料理方は悩んでいた。

(暑いから冷たいものにするか)

 食堂の(すみ)には座学(ざがく)の自習をしている従者、新米剣士、新米狩人と、その周りをウロチョロするプニプニ勇者がいる。

「ぴゃー!」

(冷たくて甘いものが良いな)

 おやつのメニューを考える料理方だった。



【察知】

(みんな)もいるし、勇者様がお昼寝してる間に買い物行ってくるね」

 従者が出掛けようとした時、新米狩人が気付く。

「勇者が見てるよ」

 お昼寝場所の(かこ)いにプニプニ勇者がくっついている。

「あれ、起きちゃったんですか?」

「おかーもの」

 気配(けはい)察知(さっち)したらしいプニプニ勇者だった。



【プニプニ団 手分け】

「勇者と従者はこれ、新米狩人はこの2つ、残りは俺が買う」

 新米剣士はプニプニ勇者、従者、新米狩人に指示する。

「買ったら噴水(ふんすい)で待ち合わせだね」

(みんな)で分けて食べような、勇者」

「たぺる」

「プニプニ団、出動!」

 屋台の食べ物を手分けして買いに行くプニプニ団である。



※お読み頂き、ありがとうございます!

楽しみにしてくださっている皆様も、初めての方も、お読み頂き、ありがとうございます!

気に入ったものがございましたら、ブックマーク、評価、いいね、感想など、少しでも反応を頂けると励みになります。


こちらはX(旧:Twitter)でほぼ毎日更新しております。ご興味がありましたら、#プニプニ勇者 と検索してくださると嬉しいです。


次回もよろしくお願いします!

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