2024年03月弐分 踊り子の影響
X(旧:Twitter)で投稿しているプニプニ勇者の140字の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニで幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
戦士 :勇者のクエストのメンバー。戦闘が得意。
道化師 :ふざけてばかりの冒険者。勇者の遊び相手。
新米剣士 :空回り気味だが頑張っている冒険者。
新米狩人 :冒険者になったばかりの若者。しっかり者。
踊り子 :様々な舞を踊る冒険者。舞の種類によって効果が違う。
ピヨ使い :新しい冒険者。ピヨを自在に出す事ができる。
ピヨたち :フワフワした小さなヒヨコのようなもの。精霊の幼体。
冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。
定宿兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋。裏庭がある。
千里眼と主 :勇者の動向を探る二人。遠地にいる。
新人伝令 :王からの手紙を勇者に伝える任に新しく着いた者。
風の使者 :風の精霊の声を聴く事ができる者。
【断り書き】
おかしなアクセスがあるため、途中に以下の文章を入れさせて頂きます。
お読みになる際のお邪魔になりますがご了承ください。
※こちらは「小説家になろう」に掲載している「屑屋 浪」(なぞの研究所)の作品です。
【踊り子の影響】
「ぴゃっぴゃら~♪」
「勇者は今日も踊ってるな」
食堂で寛ぐ冒険者たちは踊るプニプニ勇者を眺めていた。
「いつもと違う…?」
「何だ…?」
「もしかして踊り子か!?」
「はい。踊り子さんが新しい舞を練習してました」
踊りの子の影響を強く受ける勇者だった。
「ぴゃら~♪」
【呪いの装備】
「宿に着いたぞ、勇者」
「とーちゃく」
戦士は肩車しているプニプニ勇者を降ろそうとしたが、勇者はギュッと戦士の頭を掴んだ。
「やーの」
「降りたくないのか?」
「かったくんま」
「じゃあ、もう少しな」
勇者は偶に呪いの装備になって外れない事があるが、大して影響はない。
【新人伝令 確認】
「王から勇者への書簡です」
「今、勇者様はお昼寝中で…」
要件を伝える新人伝令に従者は食堂の隅を示す。
「すーすー」
スヤスヤ眠るプニプニ勇者を見ると新人伝令は頷いた。
「勇者のお昼寝を確認したので、代理の受け取りをお願いします」
手順に従う真面目な新人伝令である。
※こ_ちらは「小_説家になろう」に掲載している「屑屋_ 浪」(なぞの研究_所)の作品です。
【千里眼 勇者の呪文】
「勇者が何らかの呪文を唱えてます」
「何!?」
千里眼はすぐに感知能力を主と共有する。
『ぷちゃもちゃー!』
「何の呪文だ?」
「不明です」
『ちゃもぷらー!』
「一体何が起こっているのだ!?」
気に入った言葉を叫んでいるだけのプニプニ勇者に翻弄される千里眼と主だった。
【風の精霊の声】
「勇者、風の精霊の声を聴くのだ」
目を閉じた風の使者はプニプニ勇者に呟く。
「風の精霊は天候、魔力、生物や物体の動きを教えてくれる」
「くえゆ」
「声は聴こえたか、勇者?」
「ぴゅーぴゅー!」
元気に答える勇者を見て、風の精霊の声はプニプニには難しい事を悟るのだった。
【ピヨ使い 浮遊】
「ぴよよー!」
「ピヨ使いさんが飛んでる!?」
驚くプニプニ勇者と従者の前にピヨ使いが降りてきた。
「ピヨたちの精霊力が上がり、飛行可能になりました」
「ゆうちゃも」
ピヨピヨ。
(楽しそう!)
フワフワのピヨたちを纏って浮く勇者を見て、自分も飛んでみたい従者だった。
【道化師 謎の言葉】
「勇者、お腹グーグーなのヨ?」
「おにゃか、ぐーぐー」
「グーグーユンクなのネ?」
「ぐーぐりゅんこ」
「グーグーユンクチターなのヨ?」
「ぐーぐりゅんこちゅたー」
「おやつを食べるのネ」
(あの謎の言葉、道化師さんが考えたんだ)
道化師とプニプニ勇者を見守る従者だった。
※こち_らは「小説家にな_ろう」に掲載している「屑屋 _浪」(なぞの研_究所)の作品です。
【新米剣士 食べる姿】
「ごっはん!」
「勇者様はさっき食べたでしょう?」
プニプニ勇者が新米剣士の食事に手を伸ばすので、従者が止める。
「おいちー!」
「新米剣士くんのご飯が美味しそうに見えるのかな?」
「それは分かる」
楽しくもりもり頬張って食べる新米剣士の姿は、料理を美味く見せるのだ。
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