2024年02月四分 白き勇者のパン
X(旧:Twitter)で投稿しているプニプニ勇者の140字の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニで幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
戦士 :勇者のクエストのメンバー。戦闘が得意。
道化師 :ふざけてばかりの冒険者。勇者の遊び相手。
冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。
定宿兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋。裏庭がある。
宿屋の夫妻 :勇者の定宿を営んでいる夫婦。
裏庭 :宿屋の裏にある勇者の遊び場。冒険者たちの鍛錬場もある。
パン職人 :街のパン屋。色々なパンを作っている。
試練の与え手:勇者のレベルアップの為の試練を考える者。
【断り書き】
おかしなアクセスがあるため、途中に以下の文章を入れさせて頂きます。
お読みになる際のお邪魔になりますがご了承ください。
※こちらは「小説家になろう」に掲載している「屑屋 浪」(なぞの研究所)の作品です。
【パン職人 白き勇者のパン】
「真っ白いパンですね」
従者は持ったパンを観察する。
「上に粉砂糖が掛かっていて雪みたいです」
次に真ん中で割り、中身を確認して驚く。
「白いクリームが入っている!」
「これが白き勇者のパンだ」
パン職人の新作である。
「おいちー」
もちろんプニプニ勇者にも好評だ。
【温かい布団】
「勇者様、寝る時間ですよ」
従者はまだ寝たくないというプニプニ勇者に布団を掛けた。
「布団が温かいでしょう?」
「あっちゃか」
「湯を入れた容器を布団の中に入れておいたんですよ」
「あっちゃか」
従者の説明は分からなくても、温かい布団にくるまれて心地良い勇者だった。
【時間の単位】
「すぐ戻るので勇者様をお願いします」
「じゅー」
従者はくっつくプニプニ勇者を宿のおかみに預けた。
「どのくらいになりそう?」
「勇者様の1遊びと1おやつくらいです」
「それくらいね」
(どれくらい!?)
時間の単位が勇者の行動内容になっている従者と宿のおかみだった。
※こ.ちらは「小.説家になろ.う」に掲.載している「屑屋. 浪」(なぞ.の研究所)の作品です。
【シー】
「勇者、シーッなのネ」
道化師は口に人差し指を当てる仕草をした。
「ちー」
プニプニ勇者も真似をする。
「皆にもシーッしてくるのヨ」
「ちー」
道化師と勇者は食堂にいる冒険者たちにシーッして回る。
「ちー」
(何を!?)
しかし特に秘密にするような事はないのだった。
【何故か突進】
「こよこよー」
プニプニ勇者は裏庭でボールを掴んでは転がし、追い掛けていた。
「ぼーゆー」
従者の前を転がるボールに勇者がトコトコ走ってくる。
「じゅー!」
「勇者様!?」
ボールを追っていたのに、何故か従者に突進する事があるので、ボール遊び中の勇者も油断できない。
【体の寸法】
「勇者様は小さいからビュービューの風に飛ばされちゃいますよ」
従者が止めてもプニプニ勇者は外に出たがった。
「ちぇんち、そっと」
「俺は大きいから飛ばされないぞ?」
「ゆうちゃも!」
(まさか戦士さんと同じ大きさだと思ってる!?)
体の寸法を分かっていない勇者だった。
※こちら.は「小説家にな.ろう」に掲.載し.ている「屑.屋 浪」(なぞの研究.所)の作品です。
【モフモフとフワフワの試練】
「モフモフとフワフワの試練の内、どちらかを選んでもらいます」
試練の与え手はプニプニ勇者と従者に告げる。
「モフモフは弾力のある柔らかさ。フワフワは優しい柔らかさです」
「どっちにします、勇者様?」
「どっちゅ?」
「お試しできますよ」
色々用意されている試練だった。
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