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プニプニ勇者140字小説  作者: 屑屋 浪
221/298

2024年02月弐分 魔法の小瓶

X(旧:Twitter)で投稿しているプニプニ勇者の140字の物語です。


【登場人物】

プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニで幼児な勇者。

従者    :勇者のお世話係。


忍     :大陸にやってきた忍術を使う冒険者。

戦士    :勇者のクエストのメンバー。戦闘が得意。

道化師   :ふざけてばかりの冒険者。勇者の遊び相手。

新米剣士  :空回り気味だが頑張っている冒険者。

ピヨ使い  :ピヨを自在に出し操る事ができる冒険者。

ピヨたち  :フワフワした小さなヒヨコのようなもの。精霊の幼体。多数で1つの個体。

冥界の人形 :冥王からもらった人形。勇者のお気に入り。

プニプニ団 :プニプニ勇者、従者、新米剣士、新米狩人で構成されるクエスト用の集まり。

冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。


定宿兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋。裏庭がある。

裏庭    :宿屋の裏にある勇者の遊び場。冒険者たちの鍛錬場もある。

料理方   :勇者の定宿兼食堂の料理担当。

ニワトリ  :裏庭に現れた勇者の強敵。


市場    :食料、日用品、冒険のアイテムなどが売っている場所。

ダンジョン迷子センター:ダンジョンで迷った冒険者を救助する組織。ダンジョン内の探索もしている。

古竜    :勇者と契約をしている知と猛を備えた生命体。

【断り書き】

 おかしなアクセスがあるため、途中に以下の文章を入れさせて頂きます。

 お読みになる際のお邪魔になりますがご了承ください。

※こちらは「小説家になろう」に掲載している「屑屋 浪」(なぞの研究所)の作品です。



【裏庭の強敵 餌付け】

「勇者様、(えさ)を入れて下さい」

 従者に手伝ってもらい、プニプニ勇者は木箱に小麦を入れる。

「少し離れましょう」

 見守っているとニワトリが(えさ)をついばみ始めた。

「こっこー!」

「勇者様、ご(はん)の時は静かにしましょうね」

「ごっはん?」

 勇者は裏庭の強敵の餌付(えづ)けに挑戦中だ。



※こちら/は「小説/家になろう」に掲載している「屑屋 浪」(なぞの/研究所)の作品です。



【プニプニ発生】

「勇者、肉を買いに来たのか?」

「おにきゅ」

 市場の店主の一人に声を掛けられ、プニプニ勇者は元気に答えた。

「勇者、今日はリンゴか?」

「りゅんご」

(どうして買い物の内容が分かるんだろう!?)

 勇者から何か特別なプニプニが発生(はっせい)しているのかもしれないと思う従者だった。



【ピヨ使い_暖炉】

「ピヨたちに暖炉の熱を吸収(きゅうしゅう)させてもらえますか?」

 食堂に来たピヨ使いが言うと、一斉(いっせい)にピヨたちは暖炉へ移動した。

「だんよ!」

 ピヨたちと一緒にプニプニ勇者もトコトコ走り、暖炉前の遮蔽柵(しゃへいさく)にくっつく。

「ぴよよ」

ピヨピヨ。

 ピヨたちに(かこ)まれて一緒に(だん)を取る勇者だった。



【プニプニ団 道】

「ダンジョン迷子センターへ届け物だよ」

 プニプニ団はダンジョンへ向かった。

「どっちだ?」

「どっちゅ?」

 いつも救護(きゅうご)班に連れてきてもらう新米剣士とプニプニ勇者は道が分からない。

「ここを曲がって」

「その先」

 しかし二人を迎えに行く新米狩人と従者は良く知っていた。



※こち/らは「小説家になろ/う」に掲載している「屑屋 /浪」(なぞの研究/所)の作品です。



【忍 暗号】

「勇者、チャラナモなのネ」

「うーちゃりな」

 道化師とプニプニ勇者の会話に聞きなれない言葉を聞き、忍は注意を向ける。

何事(なにごと)也?)

「勇者、モリャルナなのヨ?」

「ぱにゃな」

(ハッ!これは周囲に気付かれない為の暗号也)

 遊びのでたらめ言葉を暗号と勘違(かんちが)いする忍だった。



【ジッと見る】

「勇者が俺の事、見てる」

 従者が()を向けるとプニプニ勇者がジッと新米剣士を見ていた。

「お菓子持ってる?」

「持ってない」

「お菓子の(にお)いがするとか?」

「そんな所に行ってない」

「何だろうね?」

「勇者、何見てるんだ?」

「んー」

 ジッと何かを見る事がある勇者だった。



※こちらは「小説家/になろう」に掲/載している「屑屋 浪」(な/ぞの研究所)の作品です。



【古竜 竜の衣装】

「竜の洞窟に行きたい?」

 戦士は従者の依頼を聞き返す。

「勇者様が古竜さんに人形を見せたいみたいで」

「るー」

 プニプニ勇者は竜の衣装を着た冥界(めいかい)の人形を持ち上げる。

「連絡したら、いつでも行って良いそうです」

 相変わらず知り合いの家みたいになっている竜の洞窟だった。



【料理方 魔法の小瓶】

「みちゅけた!」

 プニプニ勇者は布製(ぬのせい)の宝箱から魔法の小瓶(こびん)を見つけ、料理方へ渡した。

「これで少し甘いホットミルクを作るからな」

 魔法の小瓶(こびん)の中身はジャムで、プニプニ勇者と遊ぶために料理方が入れておいたのだ。

「できたぞ」

 ジャム入りホットミルクである。

「おいちー」



※お読み頂き、ありがとうございます!

楽しみにしてくださっている皆様も、初めての方も、お読み頂き、ありがとうございます!

気に入ったものがございましたら、ブックマーク、評価、いいね、感想など、少しでも反応を頂けると励みになります。


こちらはX(旧:Twitter)でほぼ毎日更新しております。ご興味がありましたら、#プニプニ勇者 と検索してくださると嬉しいです。


次回もよろしくお願いします!

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