2023年10月壱分 秋のプニプニ
X(旧:Twitter)で投稿しているプニプニ勇者の140字の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニで幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
新米剣士 :空回り気味だが頑張っている冒険者。
探偵 :とりあえず一話で何かを解決してくれる人。
治癒師 :皆の健康を守り治療を生業とする者。
冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。
定宿兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋。裏庭がある。
裏庭 :宿屋の裏にある勇者の遊び場。冒険者たちの鍛錬場もある。
料理方 :勇者の定宿兼食堂の料理担当。
猫姿の精霊 :宿屋の裏庭で勇者を守護してる。
森の王(熊):熊の精霊。人の姿で村に来ることがある。性格は内気。
店主 :市場で果物を扱う店の主。
守樹長 :神樹と根元の湧水を守る者。
【断り書き】
おかしなアクセスがあるため、途中に以下の文章を入れさせて頂きます。
お読みになる際のお邪魔になりますがご了承ください。
※こちらは「小説家になろう」に掲載している「屑屋 浪」(なぞの研究所)の作品です。
【目移り】
「勇者、これはどうだ?」
「お!」
店主がプニプニ勇者に商品を見せる。
「これも良いぞ!」
「う!」
「これもお勧めだ!」
「む!」
「ナシ、ブドウ、プルーン、スモモ、どれも美味いぞ!」
「どうします、勇者様?」
秋の市場は旬の果物がたくさん並ぶので目移りするのだった。
【おんぶの日】
「勇者、眠いのか?」
「ねむない」
プニプニ勇者は従者の背中でカバーに包まれていた。
「今日はおんぶの日なんだ」
新米剣士に従者が答える。
「掃除の時も?」
「うん」
「洗濯の時も?」
「うん」
「おやつの時は?」
「その時は抱っこに変えたよ」
おやつだけは特別なのだ。
※こちら は「小 説家になろ う」に掲 載している「屑屋 浪」(な ぞの研究所)の作品です。
【新米剣士 カボチャの飾り】
「勇者、スプーンで中身を出せ」
新米剣士とプニプニ勇者がカボチャの飾りを作っていた。
「でてー」
勇者が少しだけ中身をかき出す。
「後は俺がやる!」
ガッガッ!
「こうだー!」
バキッ!
「あれ?バラバラだ」
「ばりゃばりゃ」
細かくなったカボチャは後で美味しく頂いた。
【森の王 鮭】
「今日は魚なんですね」
従者の前で料理方は手際良く魚を捌いている。
「鮭を持ってきた冒険者がいてな」
「へー」
その冒険者はプニプニ勇者を訪ねて裏庭にいた。
≪遊びに来たよ、勇者ー≫
「くんまー」
≪また来てる…≫
人の姿にもなれる内気な森の王(熊)の土産は鮭である。
※こ ちらは「小説 家になろう」に掲載し ている「屑 屋 浪」(なぞの研 究所)の作品です。
【神樹の水】
「神樹の水です」
守樹長が神樹の根元の湧水を汲む。
「勇者様に気に入って頂ける自信があります」
そしてプニプニ勇者にその器を差し出した。
「何故なら甘いからです」
「あみゃい」
「どうしてですか?」
「さあ?」
「おいちー」
甘い理由は不明だが勇者は気に入ったようだ。
【探偵 2枚目の毛布】
「勇者様、毛布を掛けたいので離して下さい」
プニプニ勇者は毛布をギュッとしながら、目をパチパチさせている。
「心配は無用だよ」
その時、探偵が現れ、毛布をフワっと掛けた。
「ふあふあ」
勇者は1枚目の毛布をギュッとしながら2枚目の毛布に包まれて眠った。
「すーすー」
【治癒師 秋のプニプニ】
「勇者ちゃんのプニプニが変化してます」
治癒師はプニプニ勇者を抱っこした従者に説明した。
「変化!?」
「秋のプニプニになっています」
「秋のプニプニ!?」
「秋の美味しい物を食べると秋のプニプニに変化します」
「おいちー」
秋の美味しい物をいっぱい食べた勇者だった。
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