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プニプニ勇者140字小説  作者: 屑屋 浪
19/297

2020年03月参分

ツイッターで投稿している基本一話完結、不連続のプニプニ勇者のほのぼのファンタジーです。


【人物紹介】

プニプニ勇者:勇者は二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。

従者    :勇者のお世話係。


戦斧使い  :屈強な冒険者。

時計塔の番人:様々な時計が集まっている塔の管理者。

白い犬   :賢く性格の穏やかな警備犬。

精神の賢人 :七賢人の一人。


その他   :風の精霊。

【勇者の役目】

 プニプニ勇者がピッタリ従者にくっ付いてるので、冒険者が理由を尋ねると、従者が笑って答えた。

「今朝、揺れたでしょう。それでなんです」

「怖かったのね」

「あ、いえ、勇者様は俺の事を守ってるんですよ」

「そっか、勇者の役目を果たしてるんだね」

 勇者は更にギュッとした。



【フラグ】

「おいおい冗談だろ」

 屈強な戦斧使いがプニプニ勇者を抱っこしながら笑った。

「俺がこんな幼児に助けられる事態があると思っているのか?」

 それを聞いて冒険者たちは思った。

(フラグだ!)

(フラグ立てたよ、あの人!)

(後で、本当にお前に助けられるとはなってやつだ!)



【風の精霊】

「風の精霊よ、少しだけ風を収めて頂きたい!」

 村長は渦巻く風に強く叫ぶ。

「このままでは勇者様が転がってしまい、落ち着いて話ができません!」

 プニプニ勇者は後ろでコロコロ転がっていた。

「大丈夫ですか、勇者様?」

「ごりょん!ごりょん!」

 しかし勇者はご機嫌だった。



【闇の時計 伝承】

「闇の時計が0時を打つ時、大いなる真実が現れる」

 時計塔の番人が伝承を告げると、従者はすぐに質問した。

「それは夜の12時ですか?それだと勇者様が寝てるのでクエストが進みません」

「確かにそうですね」

 貰ったお菓子を頬張っているプニプニ勇者を見ながら番人も同意した。



【闇の時計 調整】

 闇の時計は条件を満たす事で進むので、0時は夜の12時ではない事を若者が調べてくれた。それなら起きていられると安堵する従者に、プニプニ勇者が「ごっはん」とせがむ。

「あ、ご飯とお昼寝の時間も避けた方がいいかな」

「調整しましょう」

 勇者基準で考えてしまう二人だった。



【白い犬】

 この街では警備兵の巡回時、白い大きな犬も一緒だ。この犬はとても賢く性格の穏やかな人気者で、微笑ましい光景である。

「わんー」

 更に散歩中のプニプニ勇者と出会うと、犬に付いて勇者も一緒に歩くので一層微笑ましい。しかも迷子にならないように見守ってくれるので安心である。



【精神の賢人】

「お前は勇者の事が分かっているか?」

 精神の賢人はプニプニ勇者を抱っこする従者に問い掛けた。

「水溜りがあるとなぜ突進するのか、同じところをグルグル回って面白いのか、全く理解できません!」

「それは誰にも分からないから除外して良い」

 精神の賢人は意外と柔軟だった。


読んで頂き、ありがとうございます。


こちらはツイッターでほぼ毎日更新しております。ご興味がありましたら、ツイッターで #プニプニ勇者 と検索すれば出てきますので、ご覧頂けると幸いです。


まだ続きますので、次回もよろしくお願いします。

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