2023年05月参分 プニプニ確認
ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
戦士 :勇者のクエストのメンバー。戦闘が得意。
道化師 :ふざけてばかりの冒険者。勇者の遊び相手。
新米剣士 :空回り気味だが頑張っている冒険者。
魔学者 :魔法の力で色々な道具を作る研究者。
冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。
定宿兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋。裏庭がある。
料理方 :勇者の定宿兼食堂の料理担当。
水のクリスタル:水の精霊が作りだしたクリスタル。自在に水を出す事ができる。
扉の守役 :天地の扉を守る者。
【潜り込む】
「なあ、従者」
「何、新米剣士くん?」
「勇者が取り込んだ洗濯物に潜り込もうとしてるんだけど、止めた方がいい?」
「勇者様ー!」
従者はプニプニ勇者に駆け寄った。
「うじゃうらー」
勇者は謎の呪文を唱えた。
「眠くなったんですね」
勇者は食堂のお昼寝の場所に運ばれた。
【アイスミルク】
「たーいま」
「ただいま戻りました」
帰ってきたプニプニ勇者と従者を料理方が迎えた。
「勇者、たくさん遊んだか?」
「あちょんだ」
「ミルク飲むか?」
「のみゅ」
「今日は暑いから冷やしといたぞ」
「みゆく」
「どうだ?」
「ちべたい!」
勇者はアイスミルクを気に入った。
【打ち水】
「勇者様、水のクリスタルを使いましょう!」
「みるー!」
プニプニ勇者は水のクリスタルで一面に水を撒いた。
「ぴゃー!」
水は小さな雨となり周辺の地面を濡らす。
「これで本当に涼しくなるのネ?」
「魔学者さんが教えてくれました」
打ち水もできる水のクリスタルだった。
【菓子のおすそ分け】
「勇者、美味そうなの食べてるな」
「おいちー」
食堂でプニプニ勇者は一口サイズの菓子をあむあむしていた。
「戦士さんも食べますか?」
「俺は甘いのは…」
「おいちー」
戦士が遠慮すると勇者がはいっと菓子を差し出す。
「なら1個もらうか」
勇者には逆らえない戦士である。
【プニプニ確認】
「あぐあぐ」
「勇者の頬っぺたのプニプニを確認したい」
食事中のプニプニ勇者を見て新米剣士が言った。
「食べてる時にちょっかいを掛けるとイヤがるよ?」
「だってご飯の時の勇者の頬っぺたはとってもプニプニしてるんだよ!」
(分かる)
それについては皆が同じ考えだった。
【プニプニ再現機】
「勇者様のプニプニを計測して再現する魔道具です」
魔学者は調節してプニプニ勇者の頬っぺたに焦点を合わせる。
「お?」
すると透明なプニプニの塊が現れた。
「どうですか?」
「別物ですが可能性は感じます」
「改良して精度を高めましょう」
魔学者と従者の挑戦が始まった。
【扉の鍵】
「勇者よ、扉を開ける鍵は見つかったか?」
扉の守役に問われ、プニプニ勇者は何かを差し出す。
「はい!」
「これは?」
「勇者様のお気に入りの枝です」
「試すか?」
「ためちゅ」
「開けー」
「ひりゃけー」
「開かないな」
「あかにゃい」
扉が開かなくて不思議な勇者だった。
【集中】
「体中のプニプニを集中させるのヨ、勇者!」
「ちゅーゆー」
道化師とプニプニ勇者は集中ごっこを始めた。
「頭ネ!」
「あちゃま」
「お腹ヨ!」
「おにゃか」
「手なのネ!」
「てって」
「足ヨ!」
「あっしゅ」
(プニプニの集中って何?)
不思議ながらも見守る従者である。
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