2023年03月四分 くっつきたい日
ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
忍 :大陸にやってきた忍術を使う冒険者。
戦士 :勇者のクエストのメンバー。戦闘が得意。
新米剣士 :空回り気味だが頑張っている冒険者。
踊り子 :様々な舞を踊る冒険者。舞の種類によって効果が違う。
冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。
定宿兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋。裏庭がある。
闇帝 :闇の力を使う統治者。
暗黒騎士 :プニプニの扱いが完璧な勇者の強敵。
パン職人 :街のパン屋さん。
桜の精霊 :桜に宿る精霊。
花宮司 :花の精霊たちを見守る役割の人。
【断り書き】
おかしなアクセスがあるため、途中で以下の文章を入れさせて頂きます。
お読みになる際のお邪魔になりますがご了承ください。
※こちらは「小説家になろう」に掲載している「屑屋 浪」(謎の研究所)の作品です。
【黙っていない】
「今すぐ従者を放せ!」
夜盗へ向かい冒険者たちは叫ぶ。
「放さないと勇者が黙ってないぞ!」
そう言うと抱っこしたプニプニ勇者を見せる。
「じゅー!がえじゅてー!」
勇者は従者の方へ手を伸ばし顔を真っ赤にしていた。
「もう少しで大泣きするぞ!」
従者は無事に戻った。
【忍 代理】
「例の物を頂きに参った也」
音もなく現れた影のような忍に職人は固まる。
「あんたに渡すものはない…」
「おやつ用のふわふわパン也」
「まさか勇者の使いか?」
「そう也」
「それならできてるよ、持ってきな」
忍は無事にプニプニ勇者の使いを終えた。
「ちゅのぴー!ぱんー!」
【桜の精霊 開花】
≪勇者のプニプニのおかげで、たくさん咲いたよ≫
「おはにゃー!」
満開の桜の下、プニプニ勇者と桜の精霊は舞うようにくるくると回っていた。
(プニプニはあなたのやる気を出させるだけで、開花には直接関係ないですよ)
冷静に分析するが、口には出さずに見守る花宮司だった。
※こちらは「小説家になろう」に掲載している「屑屋 浪」(謎の研究所)の作品です。
【暗黒騎士 前回の教訓】
「ゆうちゃよー」
プニプニ勇者の突然の訪問に闇帝は驚く。
「どういう事だ?」
「近くに来たので寄ったのかと」
暗黒騎士が答える。
「何の用意もないぞ!」
「前回の事を教訓に、おやつも部屋も備えております」
「いつもながら良い仕事だ」
暗黒騎士のおかげで対応可能だった。
【パンの話】
「起きたら目の前にパンがあって」
従者は新米剣士に今朝の事を話す。
「良く見たら勇者様の手だったんだ」
「勇者の手はふわふわパンみたいだもんな」
「ぱん」
「パンじゃなくて勇者様の話です」
「ゆうちゃ」
そしてパンという単語に反応して会話に参加するプニプニ勇者だった。
【踊り子 好評】
タン、タタターン♪
踊り子は手足を荒唐無稽に動かす舞を大公たちに披露した。
「素晴らしい!」
「これが噂に聞く勇者の舞か!」」
眠いけどまだ遊びたいプニプニの勇者の動きを舞にして踊る事ができる踊り子だった。
「大公たちにも好評だったわよ、勇者ちゃん」
「おどりゅこー」
※こちらは「小説家になろう」に掲載している「屑屋 浪」(謎の研究所)の作品です。
【くっつきたい日】
「新米剣士くん、気を付けて!」
従者の注意は間に合わなかった。
「ちゅんまいっちー!」
プニプニ勇者が新米剣士に突然くっついてくる。
「今日の勇者様は色んなものにくっつきたいみたいなんだ」
「どうしてくっつきたいんだ?」
それは勇者にも分からない。
「ちぇんちー!」
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