2023年03月参分 頬っぺたの夢
ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
道化師 :ふざけてばかりの冒険者。勇者の遊び相手。
新米剣士 :空回り気味だが頑張っている冒険者。
新米狩人 :冒険者になったばかりの若者。しっかり者。
冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。
定宿兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋。裏庭がある。
裏庭 :宿屋の裏にある勇者の遊び場。冒険者たちの鍛錬場もある。
猫姿の精霊 :宿屋の裏庭で勇者を守護してる。眷属は猫。
雪の精霊 :冬に現れる雪だるま型の精霊。猫姿の精霊の知り合い。
裁縫師 :色々な物を縫う事ができる冒険者。器用で細工好き。
【消えるボール】
「勇者ー、ボールを捕まえるのヨー」
「ぼーゆ!」
道化師の転がしたボールにプニプニ勇者は向かっていく。
「ぼーゆ!」
しかし掴もうとする時に何故か目をつぶるので、ボールとは別の方向を向いてしまう。
「ぼーゆ?」
だから目を開けるとボールが消えていて不思議なのだった。
※順番間違えましたが、こちらが3/13分になります。
【浮遊魔法 選択】
「勇者様、これから浮遊魔法でビューンってします」
「びゅーん」
「そうしたら中から1個を選んで掴んで下さい」
「ちゅかむ」
「掴んだらギュッとしてて下さいね」
「ぎゅー」
「はい、ビューン」
「おかしゅ!」
プニプニ勇者を持ち上げて、好きなお菓子を選んでもらう従者だった。
【睡眠時間】
「予定より遅くなったな」
「もう月が昇るわ」
冒険者たちは闇の広がる空を見上げた。
「勇者の様子はどうだ?」
「かなり眠くなってきたみたいです」
「なーいない」
従者におんぶされたプニプニ勇者が眠そうに答える。
「早く帰るぞ」
勇者の睡眠時間を気遣う冒険者たちだった。
【クッキーのお土産】
「勇者、お土産だよ」
「おみゃーけ」
裁縫師は包みをプニプニ勇者に渡す。
「何ですか?」
「その地方特産のクッキーだよ」
「美味しそうですね」
「勇者は気に入ってくれるかな?」
「もう包みをギュッとしてますよ」
「おかしゅ」
バターの良い香りで勇者は既に気に入っていた。
【雪の精霊 春の陽気】
≪勇者、ポカポカだなあ≫
「ぽっかー」
≪春だなあ≫
「はりゅー」
春の陽気の中、裏庭でプニプニ勇者とのんびり寛いでいる雪の精霊を見ながら、猫姿の精霊は思った。
≪だからお前がいると春の説得力がないんだって≫
冬が終わっても、雪の精霊は季節に関係なく遊びに来ていた。
【先手を打つ】
「勇者様、ギュッとしなくても誰も取りませんよ」
お菓子の包みを抱えるプニプニ勇者に従者が笑いかける。
「良い匂いがする」
「ちゅんまいっち」
新米剣士を見て従者は気付く。悪気はなくても目の前のものを全て食べてしまう人物の事を。
「小分けにしましょう」
先手を打った。
【迷いの霧】
「例の迷いの霧か?」
辺りを覆う霧に冒険者たちは神経を尖らせる。
「こっちゅ」
その時、プニプニ勇者が一方向を指した。
「分かるか、勇者!」
「あっちゅ」
「あっちか、勇者!」
「そっちゅ」
「そっちか、勇者!」
自分の向いた方向をただ指してるだけの自由な勇者だった。
【頬っぺたの夢】
「夢で勇者様の頬っぺたが引っ掛かって」
「ぽっぺ」
「頬っぺたが引っ掛かる?」
「勇者様は気付かずに歩いて、頬っぺたが伸び続けるんだ」
「伸び続ける?」
「慌てて外したらビュンって戻ったよ」
「ビュン?」
プニプニ勇者の頬っぺたの夢を従者から聞き、戸惑う新米狩人だった。
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