2023年02月四分 大変な事が起こる呪文
ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
忍 :大陸にやってきた忍術を使う冒険者。
魔学者 :魔法の力で色々な道具を作る研究者。
考古学士 :ダンジョン迷子センターの探索スタッフ。方向音痴。
定宿兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋。
裏庭 :宿屋の裏にある勇者の遊び場。冒険者たちの鍛錬場もある。
猫姿の精霊 :宿屋の裏庭で勇者を守護してる。眷属は猫。
猫たち :街で暮らしている猫たち。
雪の精霊 :冬に現れる雪だるま型の精霊。猫姿の精霊の知り合い。
王 :ある国の王。偶に勇者が遊びにくる。
家臣 :王の家来。
新人伝令 :王からの手紙を勇者に伝える任に新しく着いた者。
魔書館長 :様々な魔書を所蔵している魔書館の長。
【断り書き】
おかしなアクセスがあるため、途中で以下の文章を入れさせて頂きます。
お読みになる際のお邪魔になりますがご了承ください。
※こちらは「小説家になろう」に掲載している「屑屋 浪」(謎の研究所)の作品です。
【忍と猫】
ニャー
「にゃー?」
猫の声がしたのでプニプニ勇者が探すと、物陰から忍が現れた。
「ちゅのぴ!」
「先程のは某の鳴き真似也。プニプニ殿もやってみる也」
「にゃー!」
<ニャー!勇者が呼んでる!>
<ニャー!どうした、勇者!>
(何と!)
何故かいっぱい猫が集まってきた。
【王と勇者】
「外出中に勇者がいらっしゃいました」
家臣の報告に王は表情を変える。
「今はどこに?」
「近くに用があって寄っただけで、すぐにお帰りになりました」
「何!」
<また来ますね>
<くゆねー>
「との事です」
「もっと早く帰れば良かった…」
王はプニプニ勇者が大好きだった。
※こちらは「小説家になろう」に掲載している「屑屋 浪」(謎の研究所)の作品です。
【雪の精霊の力】
「ゆっきー!」
プニプニ勇者が裏庭の雪の上をシューシューと移動していた。
「ゆ、勇者様ー!」
従者が驚いて駆け寄ると、スッと止まり、飛びついてくる。
「じゅー!」
「どうやったんですか?」
「ゆっきー!」
「?」
雪の精霊の力なのだが、勇者の語彙力では伝わらなかった。
【プニプニ談義 要因】
「こうこがっちー」
「勇者ちゃん、今日はプニプニの量が多いわね」
「分かりますか!」
考古学士がプニプニ勇者の変化に気付き、従者は反応する。
「いつもより機嫌が良いという訳でもないし…」
「要因が気になりますね?」
魔学者も加わり、久々のプニプニ談義も盛り上がった。
【大変な事が起こる呪文】
「この呪文は勇者が知る事で力を得ます」
魔書館長は古い本を広げる。
「ですが唱えると大変な事が起こるとされています」
「ぽちゃっちゃぷにゃにゃー!」
「さっきから勇者様が唱えてますが…?」
「何も起きませんね」
プニプニ勇者が正確に唱えられるまでは大丈夫そうである。
※こちらは「小説家になろう」に掲載している「屑屋 浪」(謎の研究所)の作品です。
【新人伝令 役目】
「勇者の様子はどうであった?」
王は帰ってきた新人伝令に尋ねた。
「書簡をお持ちした時、勇者はお昼寝中でした」
「お昼寝の時間だったか」
「スヤスヤな寝顔で、ぐっすり眠っておられました」
<すーすー>
「うむ」
王にプニプニ勇者の様子を伝えるのも新人伝令の役目である。
【雪の精霊 出立】
≪勇者、元気でな≫
「いっちゃ、やー!」
雪の精霊の出立の時だ。
≪きっとまた会えるって≫
プニプニ勇者に別れを告げ、雪の精霊は空へ消えていった。
「ゆっきー!」
≪絶対、すぐ来るな≫
猫姿の精霊は知っていた。裏庭に精霊界へ通じる境がある為、簡単に来れるという事を。
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