2023年01月四分 雪だるまの魔法
ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
忍 :大陸にやってきた忍術を使う冒険者。
戦士 :勇者のクエストのメンバー。戦闘が得意。
道化師 :ふざけてばかりの冒険者。勇者の遊び相手。
考古学士 :ダンジョン迷子センターの探索スタッフ。方向音痴。
地脈師 :新人スタッフ。プニプニとモフモフが好き。
冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。
定宿兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋
裏庭 :宿屋の裏にある勇者の遊び場。冒険者たちの鍛錬場もある。
料理方 :勇者の定宿兼食堂の料理担当。
魔技師 :新しい魔法を作る技師。何故か勇者に懐かれている。
【断り書き】
おかしなアクセスがある為、途中で以下の文章を入れさせて頂きます。
お読みになる際のお邪魔になりますがご了承ください。
※こちらは「小説家になろう」に掲載している「屑屋 浪」(謎の研究所)の作品です。
【雪の顔型】
「勇者、雪に顔をくっつけると形が残るのネ」
「おー!」
道化師に言われ、プニプニ勇者は新雪にポフッと顔をくっつけた。
「ぴゃー!」
雪の上の自分の顔型を見て、楽しくなり何度もくっつける。
「あ、勇者様がいっぱいだ」
そして沢山の勇者の顔型が雪の上に残ったのだった。
【懐炉】
「今日は寒いから、懐炉を持っていくか」
戦士が言うと従者も頷く。
「お腹が暖かいと体全体が温まりますよね」
「お前も使うか?」
「大丈夫です。勇者様がいるので」
「そうだな」
「じゅー、だっこー」
「はい、抱っこ」
プニプニ勇者を抱っこするとお腹が暖かくなるのである。
※こちらは「小説家になろう」に掲載している「屑屋 浪」(謎の研究所)の作品です。
【忍_白い服】
「雪遊び也か、プニプニ殿?」
「ちゅのぴ!」
「忍さん!」
裏庭で遊んでいたプニプニ勇者と従者の前に、突如忍が現れた。
「気付きませんでした」
「雪の中で目立たぬよう服を白にした也」
「ゆうちゃも」
「プニプニ殿は見失わないよう目立つ色の服を着る也」
「お?」
(確かに)
【魔技師 雪だるまの魔法】
「あちょんでー」
「勇者よ、そんな事を言ってられるのも今の内だ」
プニプニ勇者に向かって魔技師が言う。
「この魔法には誰も逆らえんからな」
「まほー」
「雪が降ったら雪だるまを作りたくなる魔法!」
「お?」
その日、裏庭には勇者と冒険者の作った様々な雪だるまが並んだ。
【プニプニ号 既知】
「勇者様、出発しますよ」
「ちゅっぱー!」
従者はプニプニ勇者をソリに乗せて出かけた。
「プニプニ号で買い物か、勇者?」
「おかーもの」
「勇者ちゃん、プニプニ号楽しい?」
「たのちー」
(みんな知ってる!?)
いつの間にか「ソリの名前=プニプニ号」が既知になっていた。
【秘密基地】
「勇者、秘密基地ができたのネ」
「ちゅちゅみきちゅ」
道化師とプニプニ勇者の会話が冒険者たちの耳に入った。
(秘密基地?)
見ると勇者のお昼寝の場所が布で仕切られている。
(全然、秘密じゃないけど!?)
「ぴゃー」
思う所はあるが、喜ぶ勇者を見守る冒険者たちだった。
※こちらは「小説家になろう」に掲載している「屑屋 浪」(謎の研究所)の作品です。
【交信具】
「勇者ちゃん、通話を始めるわよ!」
「はちゅめりゅ」
考古学士から交信具を渡されたプニプニ勇者は、ギュッと掴んで口を開く。
「あーうーやーりゃーりゅー」
「こちら地脈師です。ちゃんと聞こえますよー」
「交信具は問題ありませんね」
備品の整備を手伝っている勇者だった。
【温かい料理】
(今日の飯は何にするかな?)
料理方が考えていると、外から新米剣士の声がした。
「勇者、道がツルツルだぞ!」
「ちるちる!」
プニプニ勇者たちのはしゃぐ声が聞こえる。
「ぴゃー!」
「滑るぞー!」
(シチューにするかな)
勇者たちの為に温かい料理にする料理方だった。
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