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プニプニ勇者140字小説  作者: 屑屋 浪
15/297

2020年02月四分

ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。


【人物紹介】

プニプニ勇者:勇者は二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。

従者    :勇者のお世話係。


千里眼と主 :勇者の動向を探る二人。

忍     :大陸にやってきた忍術を使う冒険者。

錬金術師  :印象の薄いのが悩みの冒険者。クエスト時の中堅メンバー。

道化師   :ふざけてばかりの冒険者。

その他   :勇者の定宿に泊まっている新米の冒険者。

【突然のぺー】

「ぺー」

「ど、どうしたんですか、勇者様!」

 突然プニプニ勇者に舌を出されて動揺する従者に、道化師が言った。

「安心なさい。これはとある民族の挨拶です」

「ハッ、これ教えたの道化師さんですね!」

「逃げろ~」

「あ!」

 それからしばらく舌を出す勇者が目撃されたという。



【千里眼 記録晶】

 多忙な(あるじ)が数日振りに千里眼の前に現れて視覚共有したが、プニプニ勇者は昼寝中で動きはなかった。

 少しだけ落胆した(あるじ)に千里眼は記録晶を差し出す。それには数日間の勇者の行動が記録されていた。

「よくやった!」

 この後から勇者の観察記録が付けられるようになったのだった。



【忍 呼称】

 (しのび)の行き先は勇者の住む街だった。勇者と一緒に宿屋に行くと(しのび)は歓迎を受け、冒険者たちから色々な話を聞かされた。

「つまりこのプニプニな童は特別な方だったと。では呼称も変えねばならぬ也」

 そして(しのび)は勇者に向き直った。


「改めてよろしく也、プニプニ殿」


(そっち!?)



【忍と錬金術師】

 プニプニ勇者の定宿で、(しのび)はある人物に気付いた。気配もなく座っている錬金術師に静かに近付き声を掛ける。

「失礼、お主、隠密か?」

「お、おんみつ?」

「おっと声が大きい。この話は内密也」

 錬金術師、中堅メンバーながら隠密に間違われるほど印象が薄いのが悩みである。



【宿屋の掟】

「この宿、おかしくないか?」

「何が?」

 一人がドアの内側に書かれた文を指差す。

“開ける時はまず少しだけ開き、何の気配もないか確認する事”

「何か出るとか?」

「脅かすなよ」

 プニプニ勇者の定宿では、勇者が歩き回っている事があるのでドアの開閉には注意が必要なのである。


読んで頂き、ありがとうございます。


こちらはツイッターでほぼ毎日更新しております。ご興味がありましたら、ツイッターで #プニプニ勇者 と検索すれば出てきますので、ご覧頂けると幸いです。


まだ続きますので、次回もよろしくお願いします。

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