2020年02月参分
ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。
【人物紹介】
プニプニ勇者:勇者は二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
忍 :大陸にやってきた忍術を使う冒険者。
【忍 邂逅】
大陸に来て1ヶ月。言葉や習慣にはまだ馴染めないが、冒険者としては遜色ないと分り安心した。そんな忍びが薄暗い森で視線を感じて確認すると、そこにはプニプニの幼児が居たのである。
(こんな所に童とは奇怪也。ならばあれは妖怪!!)
プニプニ勇者と忍の初めての邂逅であった。
【忍 誘導】
(捕まれば憑りつかれる!)
プニプニ勇者を妖怪だと思った忍だが、迷子の可能性を考え保護する事にした。しかし勇者を抱き上げると「あっちあっち」と森の奥を示し、別の方向へ行くと激しく泣き暴れる為、奥へと進むしかなかった。
(やはり妖怪也!?)
勇者技能「誘導」である。
【忍 お願い】
忍がプニプニ勇者に誘導された先は従者が囚われる檻だった。
(把握!これは助ける者を襲う罠也)
「お願いがあります」
(キタ!)
「勇者様をトイレに連れて行って欲しいんです」
(予想外!)
「オムツの中は大変な状態かもしれないので注意して下さい」
(難易度上がった!)
【忍 依頼】
プニプニ勇者のトイレを無事に終えて戻った忍に、従者は安全な所まで勇者を連れて行って欲しいと頼んだ。檻は魔物を倒さないと開かないからである。
「童の世話の依頼は受けておらぬ」
「そんな…」
「だが魔物退治なら引き請けよう」
忍の中では
勇者の世話>魔物退治
だった。
【忍 ちゅのぴ】
忍が魔物を倒し、助け出された従者にプニプニ勇者はギュウとしがみ付いた。そして従者が忍に感謝を伝えると、勇者もそれに倣った。
「ちゅのぴ、あーがと」
(何語!?)
し→ちゅ
の→の
び→ぴ
(“の”しか合ってない!)
こうして勇者のお気に入りの冒険者が一人増えたのだった。
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まだ続きますので、次回もよろしくお願いします。