表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
プニプニ勇者140字小説  作者: 屑屋 浪
14/297

2020年02月参分

ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。


【人物紹介】

プニプニ勇者:勇者は二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。

従者    :勇者のお世話係。


忍     :大陸にやってきた忍術を使う冒険者。

【忍 邂逅】

 大陸に来て1ヶ月。言葉や習慣にはまだ馴染めないが、冒険者としては遜色ないと分り安心した。そんな忍びが薄暗い森で視線を感じて確認すると、そこにはプニプニの幼児が居たのである。

(こんな所に童とは奇怪也。ならばあれは妖怪!!)

 プニプニ勇者と忍の初めての邂逅であった。



【忍 誘導】

(捕まれば憑りつかれる!)

 プニプニ勇者を妖怪だと思った忍だが、迷子の可能性を考え保護する事にした。しかし勇者を抱き上げると「あっちあっち」と森の奥を示し、別の方向へ行くと激しく泣き暴れる為、奥へと進むしかなかった。

(やはり妖怪也!?)

 勇者技能「誘導」である。



【忍 お願い】

 忍がプニプニ勇者に誘導された先は従者が囚われる檻だった。

(把握!これは助ける者を襲う罠也)

「お願いがあります」

(キタ!)

「勇者様をトイレに連れて行って欲しいんです」

(予想外!)

「オムツの中は大変な状態かもしれないので注意して下さい」

(難易度上がった!)



【忍 依頼】

 プニプニ勇者のトイレを無事に終えて戻った忍に、従者は安全な所まで勇者を連れて行って欲しいと頼んだ。檻は魔物を倒さないと開かないからである。

「童の世話の依頼は受けておらぬ」

「そんな…」

「だが魔物退治なら引き請けよう」

 忍の中では


 勇者の世話>魔物退治


だった。



【忍 ちゅのぴ】

 忍が魔物を倒し、助け出された従者にプニプニ勇者はギュウとしがみ付いた。そして従者が忍に感謝を伝えると、勇者もそれに倣った。

「ちゅのぴ、あーがと」

(何語!?)

し→ちゅ

の→の

び→ぴ

(“の”しか合ってない!)

 こうして勇者のお気に入りの冒険者が一人増えたのだった。



読んで頂き、ありがとうございます。


こちらはツイッターでほぼ毎日更新しております。ご興味がありましたら、ツイッターで #プニプニ勇者 と検索すれば出てきますので、ご覧頂けると幸いです。


まだ続きますので、次回もよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ