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プニプニ勇者140字小説  作者: 屑屋 浪
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2022年05月参分 ペタンコの修行

ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。


【登場人物】

プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。

従者    :勇者のお世話係。


忍     :大陸にやってきた忍術を使う冒険者。

新米剣士  :空回り気味だが頑張っている冒険者。

探偵    :とりあえず一話で問題を解決してくれる人。


定宿兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋。裏庭には勇者の遊び場がある。

宿屋の夫妻 :勇者の定宿を営んでいる夫婦。


パン職人  :街のパン屋さん。勇者のパンを作っている。

王     :ある国の王。偶に勇者が遊びにくる。

西境の領主 :勇者に会いたいと思っている西の境の領主。王の友人。

ニワトリ  :裏庭に現れた勇者の強敵。

【子守唄】

「ふわあ」

 ポカポカ陽気(ようき)で従者は欠伸(あくび)がでた。

「じゅー、ねんね?」

 プニプニ勇者がそれを見て近寄ってくる。

「ゆうちゃ、おうたうたゆ」

「お歌?」

 尋ねる間もなく勇者は歌い出す。

「ねーみゅーれー、ねーみゅーえー」

 その子守唄をニコニコしながら聞いていた従者だった。



【ペタンコの修行】

「勇者、修行してるのか?」

「ちょう」

 新米剣士とプニプニ勇者の会話を聞いて従者は振り返る。

「ぺたん」

「勇者様、(ゆか)にくっつかないで下さい」

「ペタンコの修業じゃないのか?」

「そんな修業はないよ」

「ぺたん」

 プニプニ勇者は(ゆか)にペタンコになって遊ぶ事があるのだった。



【シュークリーム】

「空洞にクリームを入れたんですね」

「たぺたい」

「小ささと柔らかさを両立させてみたよ」

「たぺたい」

「一口サイズで勇者様が食べやすそうです」

 従者とパン職人は新作菓子について吟味(ぎんみ)していた。

「たぺたい」

 その菓子が食べたくて周りをグルグルするプニプニ勇者だった。



【西境の領主の願い】

「まさか、そこに居るのは勇者か!?」

 西境の領主は王の隣に居る人物に()を見張る。

「お前が来ると言うので頼んでおいたのだ」

 王は友人である領主に勇者を紹介した。

「こんちゅわ」

「聞いていた通りプニプニだな!」

 プニプニ勇者に会いたいと思っていた領主の願いは(かな)った。



【探偵 アドバイス】

「またニワトリに(つつ)かれたのかい?」

「こっこ…」

 探偵は(はん)べそのプニプニ勇者を見て全てを察した。

(つつ)かれない方法があるよ」

 探偵はニワトリをビシッと指差(ゆびさ)す。

「近付かなければ良いんだ!」

「こっこー」

「勇者、聞いてる?」

 ニワトリに近寄りたい勇者には無意味だった。



【勇者の土産】

「たーいまー」

「勇者ちゃん、お帰りなさい」

「お帰り、勇者」

 クエストを終えたプニプニ勇者は定宿の主夫妻に迎えられた。

「あげゆ」

 勇者は夫妻にクエストで()に入れたアイテムを、いつも()()もなく差し出す。

(これは何かしら?)

 問題は不明なアイテムが多い事だけだ。



【忍 高い高い】

 プニプニ勇者は高い高いが好きだ。

「プニプニ殿、覚悟はできた也か?」

「できた!」

「まずは抱っこしたまま跳躍(ちょうやく)!とー!」

「ぴぴゃー!」

「そして空中で高い高い也!」

「きゃぴらー!」

 どれだけ好きかというと、忍の天高(てんたか)く飛んで空中で高い高いを大喜びする位、好きである。



※最後までお読み頂き、ありがとうございます!

楽しみにしてくださっている皆様も、初めての方も、ご一読頂き、ありがとうございます!

気に入ったものがございましたら、ブックマーク、評価、いいね、感想など頂けると嬉しいです。

少しでも反応があると励みになります。


こちらはツイッターでほぼ毎日更新しております。ご興味がありましたら、ツイッターで #プニプニ勇者 と検索すれば出てきますので、ご覧頂けると幸いです。


次回もよろしくお願いします!

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