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プニプニ勇者140字小説  作者: 屑屋 浪
13/297

2020年02月弐分

ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。


【人物紹介】

プニプニ勇者:勇者は二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。

従者    :勇者のお世話係。


賢者    :世界のあらゆる事象を知る者。

聖騎士   :優秀で優しい聖なる騎士。

機功士   :機功を作成したり組み替えたりする冒険者。

【食べる】

 食事中にウトウトするプニプニ勇者に従者は言う。

「ご飯は後にしますか?」

 しかし食べたい勇者は首を振る。

「たぺる」

「眠そうですよ」

「(眠く)ない」

 でもすぐに動きが止まってしまうので、従者は応援するしかなかった。

「頑張って!せめて口の中の物はアグアグして!」



【賢者の質問】

 賢者がプニプニ勇者に問う。

「善とは何か?」

 難し過ぎる質問に従者は心配したが、勇者はすぐに答えた。

「ごっはん!」

「ほう。では心とは?」

「だっこ!」

「興味深い」

 奇跡的に話は続いているが、その内うん〇とか答え出すから早く終わって欲しいと切に願う従者だった。



【靴がない】

 時間制限のあるクエストをしているプニプニ勇者たちは出口付近にいた。

「余裕だったね」

 微笑む聖騎士に従者が悲しげに告げる。

「勇者様の靴が片方ありません」

「くっつ、ない」

 勇者は無邪気に足をブラブラさせていた。

「よし、探そう!」

 残り時間は靴探しになった。



【機功士】

「あれが塔の主機功だ。あれを組み替えて動きを止める」

 機功士が示す先には様々な形のブロックが重なり組み合わさっていて、間違えれば塔全体が崩れてしまうという。

「ちゅみき!」

 だがプニプニ勇者には積木に見えたらしく遊ぶつもり満々だったので、従者はしっかりと掴まえた。



【出して】

「じゅー、だしてー」

 プニプニ勇者は格子に頬っぺたをムニュッとくっつけて小さな手を伸ばした。だが従者は開けられないのだと告げる。

「だって捕まってるのは俺だから」

 トラップに引っ掛かった従者は、それを理解できない勇者を、助けが来るまであやし続けるしかないのだった。


読んで頂き、ありがとうございます。


こちらはツイッターでほぼ毎日更新しております。ご興味がありましたら、ツイッターで #プニプニ勇者 と検索すれば出てきますので、ご覧頂けると幸いです。


まだ続きますので、次回もよろしくお願いします。

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