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プニプニ勇者140字小説  作者: 屑屋 浪
12/297

2020年02月壱分

ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。


【人物紹介】

プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。

従者    :勇者のお世話係。


射手    :凍撃の矢と恐れられている冒険者。勇者大好き。

令息    :地方貴族の息子。プライドが高い。

合成士   :合成と解除が得意な冒険者。

戦士、僧侶、盗賊:古参メンバーの冒険者。


千里眼と主 :勇者の動向を探る二人。

主事    :千里眼と主を管理する人。

【令息 疑問】

 計らずもプニプニ勇者を保護した地方貴族の令息は御供に尋ねた。

「勇者が手を掴んでくるのは何故だ?」

「安心するからでしょう」

「片手が使えず不便だ」

「では代わります」

 令息は勇者を眺めると言った。

「勇者は私が良いと言っている」

 結局ずっと手を握っていた。



【千里眼 休日】

 主事が千里眼に話し掛ける。

「お前は今日休みだろう?」

「ですから思う存分に勇者の動向を探ろうと」

「魔力を回復させる為に休ませてるのに何をしてるんだ!」

「同じ作業でも仕事と自主的にやるのでは違うんです!」

 プニプニ勇者を見れば回復するのだと主張する千里眼だった。



【聖豆】

 聖豆により人や場所を清める行事がプニプニ勇者の定宿でも行われていた。従者に連れられた勇者が部屋の中や廊下、広間、そして冒険者たちに豆を撒いていく。

「ぴゃー!」

 しかし、そのままだと落ちてる豆をいつの間にか食べてしまうプニプニがいるので、全て袋入りにされていた。



【市場の買物】

「すぐ戻ります」

「じゅー!」

 プニプニ勇者を戦士に預けて出かける従者を盗賊が止めた。

「やはり俺が行く。素早さなら一番だ」

 それを僧侶が遮る。

「では私が」

「待て、治癒魔法も保護魔法も風邪には効かないんだぞ!」

 風邪が流行している市場での買物は大変である。



【蜂姿 出迎え】

 宿に来た冒険者たちを蜂姿のプニプニ勇者が出迎えた。

「ブンブン」

「これは随分とプニプニな蜂さんだね」

 トラップに引っ掛かり、この姿になったのだが、不完全で蜂の服を着てるようにしか見えないので、冒険者たちには好評だった。

「ハチしゃん」

 中身も変わってないし。



【蜂姿 合成士】

 蜂姿のプニプニ勇者を元に戻す為にやってきた合成士は、簡単に治せると言った後、不安気に従者を呼んだ。

「射手さんから物凄い圧を感じるんだけど…」

 しかし鋭い眼差しの射手を見て従者は断言する。

「あれは勇者様の蜂姿を目に焼き付けてるだけです」

 この後、解除は成功した。


読んで頂き、ありがとうございます。


こちらはツイッターでほぼ毎日更新しております。ご興味がありましたら、ツイッターで #プニプニ勇者 と検索すれば出てきますので、ご覧頂けると幸いです。


まだ続きますので、次回もよろしくお願いします。

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