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プニプニ勇者140字小説  作者: 屑屋 浪
114/301

2022年01月四分

ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。


【登場人物】

プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。

従者    :勇者のお世話係。


忍     :大陸にやってきた忍術を使う冒険者。

新米剣士  :空回り気味だが頑張っている冒険者。

新米狩人  :冒険者になったばかりの若者。しっかり者。

探偵    :とりあえず一話で事件を解決してくれる人。

治癒師   :皆の健康を守り治療を生業とする者。

ピヨ使い  :新しい冒険者。ピヨを自在に出す事ができる。

冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。

【忍 懐古】

(プニプニ殿はどうしてるだろうか…)

 忍は旅の途中、プニプニ勇者の事を思い出していた。

(そういえば(もち)の話をした也な)

『もっちー』

(もち)が食べたい也)

 勇者のプニプニな頬っぺたから、故郷の料理を懐古(かいこ)する忍だった。



【探偵 匂い】

「僕の(はな)誤魔化(ごまか)せないよ」

 探偵は鼻先(はなさき)に人差し(ゆび)を当てた。

「テーブルには細かな欠片(かけら)

 今度はそれを()す。

「そして勇者のこの満足な(かお)は何度も見た」

 最後にプニプニ勇者へ近付き宣言する。

「おやつは勇者のパンだね」

「ぱん!」

 その後、パンをご馳走(ちそう)になる探偵だった。



【ダッシュ抱っこ】

「じゅー!」

 プニプニ勇者の呼び掛けに従者はすぐに振り向いた。

(来る!)

 勇者はテテテテと走ってきてピョンと()んでくっつく。

「だっこー!」

 ダッシュ抱っこである。

(良し!)

 今回は呼び掛けがあったが、前触(まえぶ)れもなく()び付かれた場合はかなりビックリするのだった。



【治癒師 諭す】

 (こおり)に頬っぺたをくっつけて、しもやけになってしまったプニプニ勇者に、治癒師がゆっくり(さと)す。

「勇者ちゃん、頬っぺを冷たいものにくっつけるとね」

「ぽっぺ」

「赤くなってヒリヒリしちゃうのよ?」

「ひゅりひゅり」

「分かる?」

「わかる」

 (おそ)らく分かっていない勇者だった。



【プニプニ号】

「買物か?」

 プニプニ勇者と従者が出掛けようとすると、新米剣士が付いてきた。

「勇者、プニプニ(ごう)は俺が引っ張っるぞ」

「ぴゃー!」

(プニプニ(ごう)?)

 見当のつかない従者の前で、勇者がソリに乗り込み、新米剣士がソリの(なわ)(つか)む。

「プニプニ(ごう)発進!」

 ソリの名前だった。



【ピヨ使い】

「勇者、ピヨだらけだよ!?」

「ぴよよ」

 ピヨたちに(かこ)まれるプニプニ勇者に新米狩人は驚いた。

「今、ピヨ使いさんが来てるんだよ」

 従者が事情を話す。

「ピヨ使いってどんな職業?」

(いま)だに良く分からないんだ」

 ピヨを自在(じざい)に出し(あやつ)る事ができるのがピヨ使いだ。

「ぴよよ」



【聖樹の枝】

 聖樹の(えだ)は望む場所に導くアイテムである。その白い(えだ)をプニプニ勇者はギュッと(つか)んでいた。

「勇者様、どっちですか?」

 従者が分かれ道で尋ねると、勇者は(えだ)(かか)げる。

「えじゃ(枝)!」

(どっち!?)

 勇者が(えだ)を持ってご機嫌なので、自力(じりき)で道を探す冒険者たちだった。



※最後までお読みいただき、ありがとうございます!

楽しみにしてくださっている皆様も、初めての方も、ご一読頂き、ありがとうございます!

気に入ったものがございましたら、ブックマーク、評価、感想など頂けると嬉しいです。

少しでも反応があると励みになります。


こちらはツイッターでほぼ毎日更新しております。ご興味がありましたら、ツイッターで #プニプニ勇者 と検索すれば出てきますので、ご覧頂けると幸いです。


次回もよろしくお願いします。

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