表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
プニプニ勇者140字小説  作者: 屑屋 浪
110/301

2021年12月四分

ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。


【登場人物】

プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。

従者    :勇者のお世話係。


戦士    :勇者のクエストのメンバー。戦闘が得意。

狩人    :勇者のクエストのメンバー。探索が得意。

新米剣士  :空回り気味だが頑張っている冒険者。

新米狩人  :冒険者になったばかりの若者。しっかり者。

暗黒騎士  :プニプニの扱いが完璧な勇者の強敵。

冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。


宿屋の夫妻 :勇者の定宿を営んでいる夫婦。

定宿兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋


猫姿の精霊 :宿屋の裏庭で勇者を守護してる。

雪の精霊  :冬に現れる雪だるま型の精霊。猫姿の精霊の知り合い。


■冒険者ギルド

冒険者ギルド:冒険者にクエストを紹介する組合。及びその建物。

ギルド長  :冒険者ギルドの偉い人。

【冬夜祭のプティング】

 冬夜祭のデザートはプニプニ勇者が大好きなプティングだ。中に硬貨(コイン)が入っていて、当たった人には幸運が(おとず)れるという。

「ぷてんぎゅ」

 そして勇者が間違って食べても大丈夫なように硬貨(コイン)はクッキーで作ってある。

「おいちー」

 (ただ)し、勇者が硬貨(コイン)に気付かない可能性はあるのだった。



【贈物の礼】

「あーがと」

 プレゼントを抱えたプニプニ勇者が、小さな雪だるまの姿の(ゆき)の精霊に礼を言うので、猫姿の精霊は何事か尋ねた。

≪冬夜祭の贈物は(ゆき)の精霊が持ってくると言われてるんだ≫

≪お前、何かした?≫

(ゆき)を降らせたよ≫

 そんな精霊たちの前で、楽しく走り回る勇者だった。



【従者の選択】

「すーすー…」

「このまま出発します」

 寝ているプニプニ勇者を見ながら従者は言った。

「勇者が起きたら何と言えばいい?」

「すぐに戻ると伝えて下さい」

「でも探し回るわよ」

「必要な物だけ買って最短(さいたん)で帰ってきます」

 勇者が昼寝中の買い物は、タイミングが(むずか)しいのだった。



【勇者のスコップ】

 勇者の為に作られたその道具は、軽く、丈夫で、オリハルコンでできている。

「勇者様、この(ゆき)()けて下さい」

「ゆっきー!」

 プニプニ勇者は小さなスコップで楽しげに(ゆき)かきを始めた。

「ちゃー!」

 しかし、今の所、(ゆき)かきにしか使われていないオリハルコンのスコップだった。



【ソリ】

「勇者様、買物に行きますよ」

「おかーもの!」

 プニプニ勇者は従者を追い越して、外のソリに乗り込んだ。

「ちゅっぱーしゅ」

 (ゆき)が積もっている時期はソリで移動できて楽しいのである。

「帰りは荷物を()むから歩いて下さいね」

「ありゅく」

 雪道(ゆきみち)を歩くのも好きな勇者だった。



【新米剣士の修業】

「勇者と修行するぞ!」

 新米剣士がプニプニ勇者を抱っこしながら意気込(いきご)んだ。

「どんな修業?」

「勇者がお昼寝中に毛布を()っ飛ばしたら掛け直す修業だ」

「ちゅぎょう」

「暗黒騎士さんによると集中力と素早い動作が必要なんだ」

「頑張ってね」

 静かに応援する新米狩人だった。



【ギルドの大掃除】

「何故、勇者がここに!?」

 ギルド長はプニプニ勇者を見て驚いた。

「どうしても手伝いたいと言うので」

 従者が申し訳なさそうに説明する。

「しかし勇者には()が重いのでは…」

「いっぱい掃除するんですよね、勇者様?」

「おしょーじ!」

 今日はギルドの大掃除の日である。



【早寝と徹夜】

「勇者ちゃんは初日(はつひ)()見るの?」

「みゆ!」

「なら早く寝ないとね」

「ねゆ!」

 大晦日、プニプニ勇者と狩人が既に明日の話をしていた。

「戦士は?」

「俺は皆と年越ししだよ」

「いっちょ!」

「皆で初日(はつひ)()見たいのか?」

 それを聞いて冒険者たちは徹夜の覚悟を決めるのだった。



※最後までお読みいただき、ありがとうございます!

楽しみにしてくださっている皆様も、初めての方も、ご一読頂き、ありがとうございます!

気に入ったものがございましたら、ブックマーク、評価、感想など頂けると嬉しいです。

少しでも反応があると励みになります。


こちらはツイッターでほぼ毎日更新しております。ご興味がありましたら、ツイッターで #プニプニ勇者 と検索すれば出てきますので、ご覧頂けると幸いです。


次回もよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ