故カインの一報
むか~しむかし、じいちゃん&ばあちゃんが住んでおった。じいちゃん&ばあちゃんは営業で川のステージで持ち歌の山で芝刈りを歌っておると、上からどんぶ、らっこ、どんぶ、らっこと、大きな大きな落下したUFO、またの名前をどんぶ&らっこが流れてきたそうな。じいちゃん&ばあちゃんは驚いた。
じいちゃん&ばあちゃんは思わず言葉を漏らした。「おい、じいちゃん&ばあちゃんや、あれは鈍色の空飛ぶ円盤、巨大に膨らんだ、タヌキの金玉袋の乗ったきんたまうどんじゃ」するともうひとりのじいちゃん&ばあちゃん、別名ピエールは瀧のような汗を流しながらこう言った。「カインが死んで故カインになった」
するとカインは生き返ってこう言った。「別名カインの復活」。じいちゃん&ばあちゃんは、もうひとりのじいちゃん&ばあちゃんをビニール袋に入れておったが、汁があふれてしまったので、土の地面に含ませるしかなかったそうな。もうひとりのじいちゃん&ばあちゃん、別名ピエールは単性生殖じゃった。
じいちゃん&ばあちゃんが地面に含ませたピエールの汁から、次から次へと小さなピエールが産まれていったそうな。まるでウジのようなピエールの群は、やがて軍隊を作り、先祖代々から続く宿敵カインを殲滅するために次から次へとリスカして細菌をこしらえていったそうな。致死カインまで蓄えたそうな。
ピエールは言った。「致死カインの生物兵器が出来た。これを使い憎っくきカインを滅ぼしに行こうぞ」。ウジのようなピエールの軍隊は狂ったように雄叫びあげてカインを目指した。
そのころカインはあくびをしながらマガジンを読んでおったそうな。10年追っかけた最終回という漫画の最終回じゃった。
「カインや、何を泣いておる」。武将カインへと、王カインは言葉をかけた。「王様、じつはわたしがずっと好きだった漫画が今週で最終回なのです」。「ほう、それは残念じゃな。して、その漫画は面白くないのか」。「どうしてどうして、面白いからこそ10年も読み続けたのです」。「ほう、10年もな」
「ということはつまり、この世界が滅亡するほどつまらないのじゃな」。王の言葉に耐えかねた武将はとうとう王の首をはねてしまったそうな。ゴロゴロゴロと転げていった。すると、大便を終えた姫カインが舞い戻ってきた。「いっぱい出ました。今の今から世界一の山はチョモランマではなくなりましたわ」
そうは言ったのじゃが、姫の肛門からはウ○コは出ない、なぜなら姫とはそういう生き物じゃ。代わりにチョコレートドリンクを噴き出したのだそうな。つまりその日の姫はお腹が緩かったのじゃ。そしてせっかくギネス級に積み重ねた霊峰チョコレートも、無限にたかる小バエたちのせいですぐに低くなった。
なぜなら小バエはチョコレートをエサにして無限のエネルギーを手に入れたからじゃ。それから、無限に生殖を繰り返し、小バエはとうとう姫の脱チョコレートを食べきってしまった。小バエの寿命は短いもので、更地となったそのグラウンドゼロには、今度は小バエの死体で積み重なってしまったそうな。
武将と姫は雲より高くなった小バエの死体に火をつけたそうな。すると。火はみるみるうちに世界へと広がっていった。冬だったからじゃ。もちろん武将も姫も自分で起こした火にくるまれて真っ黒に燃えてしまった。世界を這っていく火の海は、向かう先々の世界の生き物や建物を燃料にして絶えなかった。
カイン討伐のため荒れ地を進軍していくピエールたちはカインの血がついえてしまったことを伝え聞いた。自分たちの手で宿敵を潰せなかった空しさもあるが、しかしそれでも故カインの一報に皆は喜び、泣き、歓声をあげた。そこへ、連綿と続いた火の海が届き、一瞬にしてピエールたちは殲滅された。
とどまることのないように思われた火の海の勢いじゃったが、故ピエールは太平洋よりも広まっておったようで、さすがの火も故ピエールの地にて燃料を使い果たしたそうな。しかし、ピエールの軍隊の持参しておった生物兵器のタンクが焼きつくされて、中からは濃縮細菌が吹き出してしまったそうな。
細菌は自らの産まれた場所を真っ先に目指しはじめたそうな。だが、故ピエールたちのリスカ痕はすでに黒こげ、帰る場所を失った細菌たちは、故ピエールの発生した、故ピエールの汁の垂れ、染み込んだ地へと向かったそうな。速度は戦闘機もはるかに超すほどに目に見えぬ速さじゃったそうな。
川のステージで永遠に鳴り止まぬアンコールの渦に応えようと、歌い続けていたじいちゃん&ばあちゃんの元へ、ようやく細菌たちが届いたそうな。一瞬にしてじいちゃん&ばあちゃんが故じいちゃん&ばあちゃんになり、観客は故観客になったそうな。そして音楽だけが鳴り響いたそうな。めでたしめでたし。