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第7話:哀


こんにちは〜

今回は悲しいです・・・

まあ、どんな風に、と聞かれても困りますが・・・

どのくらい走っただろうか?

激しく呼吸を乱し、アッシュはヨハンナの家の前に立っていた。

雨が降っている。家を出てきたころは降っていなかったのだが、いつの間にか

雨が降っていて、体はびしょ濡れになってしまっていた。


「婆ちゃん・・・」


力なくベルを鳴らし、小さくつぶやく。

しかし、いつまでたっても応答がない。

不審に思ったアッシュはドアノブに手をかけ、ひねってみる。

・・・開いた。鍵かけ忘れたのか?


「婆ちゃん?いねえのか?返事しろよ・・・」


家の中に漂う、異様な雰囲気に少したじろぐ。

ひとつのドアの前に立つ。ここの部屋はヨハンナとその夫、クルトの部屋だ。

いやな予感に胸が騒いでいる。

恐る恐る、ドアを開けた。


「・・・・・・・え・・・・・・」


頭の中が真っ白になった。

目の前に力なく横たわっているのはヨハンナとクルトの身体。

その下には真っ赤な血が白い絨毯をまばらに染めている。


「っ・・・・!婆ちゃん!爺ちゃん!」


うまく動かない足を奮い立たせて、ヨハンナ達の元に駆け寄る。

呼吸音が口から感じられなかった。

・・・死んでる?・・・

何で?誰がこんなこと・・・・。


「おいっ、まだ一人いたぞ!」


突然、背後から男の声が聞こえてきた。

後ろを振り返ると、体格がよく、髪の毛を金色に染めている男が銃を片手に

立っていた。


「おや。ババア等だけで終わりかと思ってたのにガキが一人いやがったのか」


「お前が、婆ちゃんたちを、殺したのか」


男の戯言を聞こうともせずに、低いうなり声にも似たような声でアッシュが問うた。


「ああ。ババアは仕事に邪魔だったんでな。悪いが死んでもらった。まあ、どうせ老い先も

短いだろうからな。死んだっていいだろ」


男がそう偉そうに言って高笑いをする。

アッシュの思考回路が完全に停止した。もう、理性も抑えられない。


「ああ?また居たのかよ」


もう一人男が入って来た。


「お前ら・・・。許さねえ」


男たちに聞こえるか聞こえないかの声で呟くと、テーブルの上に置きっぱなしに

してあった果物ナイフを手に取り、男たちに飛びかかっていった・・・・─


第7話は少し残酷になってしまいました。

婆ちゃんたちが殺されたり・・・

苦手な方は、すみませんでした。

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