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第4話:片隅


やっと土台ができてきました〜

文章の技量がない作者がつくった文章なので

訳がわからないところがあるかもしれません;


ご了承くださいませ

ガヤガヤと喧騒がひしめく店の真ん中でアッシュは忙しそうに荷物運びを

していた。

昨日と変わらず、店は繁盛しているようだ。



「アッシュ!この荷物、このお婆ちゃんの家まで持って行っておあげ!

お婆ちゃんだけじゃ、こんな大きな荷物持って行けないからねえ」


「はーい!」



そう返事をしてエレナが示した老婆の元へ駆け寄り、たくさんの荷物が入った

段ボール箱をよいしょ、と抱える。



「んじゃ、行きましょうか。荷物は俺が持ちますんで」



愛想よく笑ってみせると、老婆はしわしわの手でアッシュの手を握る。

そして「ありがとう」と言った。

何かがくすぐったくて、照れ笑いを返す


きれいに舗装された石畳を老婆とともに歩いていると

老婆がおもむろに口を開いた。


「お前さんはアッシュって言ったかね?」


突拍子もない質問に思わず面喰いながら「はい」と返事をする。


「じゃあ、ヨハンナの言ってた子はお前さんなんだねえ」


ヨハンナとは自分に名前を付けてくれた恩人の名前。


「え、婆ちゃんのこと知ってるんか!?」


驚いて素っ頓狂な声をあげると老婆は上品に笑った。


「私の名前はマルティナ。ヨハンナの旧友だよ」


マルティナと名乗って、メガネの奥の瞳を細める。


「へえっ、婆ちゃんの友達か!知ってると思うけど俺はアッシュ。

今はエレナってゆうおばちゃんの店で働いてる」


自分で自己紹介をするが、まだ慣れていないせいか、

胸の内に微妙な違和感が生じる。


過去にはもう諦めが付いているはずなのに、心の片隅では

自分の正体を知りたがっている。

強がっていても、少なからず不安が残るのは紛れもない事実だ。


そんな自分自身に呆れてはいるが、どうしようもないだろう。


そんなアッシュの心中を察してか、急に黙り込んだ相手を特に気にも

止めずに近くのベンチに腰掛け、空を眺め始めた。


「・・・何だ? あれ」


アッシュが遠くを眺めてポツリとつぶやいた。

マルティナもその言葉につられて視線を遠くに移す。


二人の視線の先には馬が行列を作り、石畳にそってこちらに歩いてくる。


「ああ、あれは姫様だわ」


マルティナは呆けたように眺めているアッシュに向かって教えた。


この国には王政があり、もちろんの如く、選ばれし王が国全体の政治を取り仕切る。

王になる者に制限はなく、どんな身分の者であろうとも王になれるチャンスが生まれながらに

備わっているのだ。


そうマルティナに聞かされたアッシュはへえ、と気のない返事をしながらも

瞳の奥があこがれと羨望で光輝いていた。


「ここに姫様が来たら深くお辞儀をしなさい」


そうも教えられ、馬に乗って姫がくると言葉通りマルティナに合わせて

直角に腰を折り曲げた。

ちらりと姫を盗み見るとちょうど、姫の乗った馬が通り過ぎるところ。



長い栗色の髪の毛。

大きな青色の眼に控え目についている、長いまつげ。

とても色白で姫、というと誰でも納得しそうな美貌がそこにはあった。


姫の瞳の色は、アッシュと同じ、青色であったが、

姫の色は深く、輝いていて、しかしどこかに寂寥感を感じさせられるものであった。


─この人・・・どこかで・・・・


「会ったこと、ある・・・・」


ポツリとつぶやいた一言にどれほど重要な意味が隠されていようとは

このときのアッシュには知る由もなかった。


読んでくださってありがとうございましたあ〜

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