表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
I=BLADE  作者: くろのす
パーティ
32/35

パーティ 【 役割 3 】



あれから1ヶ月がたった。



私とレイナルドはダビデの動きについていけるようになった。



「おっと!あぶなっ!」



攻撃する前に私達を攻撃して行動を封じていたが今は避けてから攻撃という行動になっていた。



「当たれよクソぼけー!」



私はそう言って追撃を仕掛ける。



「そう簡単にはあたらないっつのー。」



私の攻撃力を避け、反撃してくるが



「ふっ!」



レイナルドの剣がそれを防ぐ。



「おー、姫様を守る騎士だな」



私達は吹き飛ばされる。



「ソフィア!レイくん!」



コノハは治癒術をかける、体の傷少しずつではあるが回復していく。



「治癒術も上手くなりやがってまぁ…それでも常にその状態を維持できなきゃ意味ねーわな!」



ダビデはコノハを狙い攻撃を仕掛ける



「させませんわ!『炎の壁』!」



ダビデとコノハの間に炎の柱が広がる



「やっぱだめかぁ!」



すぐにダビデは距離を取り体制を立て直すが

ダビデを襲う無数の雷の槍



「おっとととと!」



「チッ…また外した。」



レオンの雷槍の嵐を全て避けるダビデ。



「わはははは!いいぞ!お前達!」



ダビデは楽しそうに笑う。



「レイ!」



私はレイナルドの名前を呼ぶ



「『水の精霊よ!雷の精霊よ!』」



雷を纏った水の球が現れ、ダビデを襲う。



「それ当たったら痛そうだな!」



ダビデは当たる寸前でそれを避ける。



「後ろがガラ空きなんだよ!」



「!!」



水の球に紛れて私はダビデの背後に回っていた。



ダビデは私の剣を避けた。



「甘いなぁ。」



「お前もなー。」



私はブラフ。

私はその場を飛び退いた瞬間、四方八方、全方位から電撃の槍が飛んでくる。



「あれま、こりゃあ…」



その場は電撃の槍によって土埃に包まれた



「…。」



初めてダビデは防御体制を取った。



「…やっと防御したか。」



だがダビデには傷一つ付いていない



「やっぱ化けもんかよー。」



「ええー!無傷って、そりゃないよ先生!」



「強すぎますわ!」



「条件はもう俺たちの方が有利はずなんだけどなぁ…」



肩を落とすが、全員とりあえずは満足しているようだ。



「わははは!俺に防御をさせるとは、成長したなお前達!」



ダビデは笑いながらそう言った



「よし!条件達成したな!俺からの指導はこれで終わりだ!」



ダビデの鬼のような指導がおわった



「ここからは、もう元の力を使って構わないぞ!」



この指導で手に入れた物は、

レイナルドは雷以外に水の精霊魔法も雷同等レベルで使えるようになった。


レオンは無詠唱での雷の槍。そして自分の魔術を後で発動出来る遅延発動魔術。


ブリジットは、氷の兵装の他に炎の兵装を使えるようになった。


コノハは、治癒魔術。常時発動可能レベルにはほど遠いが。攻撃力は未だ皆無。


私は自分のステータスの底上げのみ。



「レイナルド!雷の憑依をして水の精霊魔法を使ってみろ」



ダビデがそう指示した。

レイナルドは雷の憑依を使って、雷の化身のような姿になり、その周りに水が浮遊し、その水も雷を纏っている。



「いい感じだ。次、レオン、詠唱と無詠唱と遅延発動魔術、同時に使ってみろ」



レオンは広い所に槍を数百本降らせ「雷よ」と呪文を唱えるとその槍に雷が落ち土埃が舞い、遅延魔術で自身に雷の兵装。土埃が晴れるとレオンが攻撃した場所は広い範囲でクレーターができている。



「うわ、こわ。俺以外当たったら死ぬじゃんあれ。次ブリジット。氷と炎の兵装同時。」



ブリジットは氷の兵装を行い、そして炎の兵装を行う。氷は青白い炎を上げ、周りの空間を燃やし、そして凍らしていく。」



「破壊と抑制と、使いこなせれば相当強いだろうな。使いこなせばだが。次、コノハ。この辺り一帯に治癒魔術。」



コノハは魔術を唱えるとこの辺り一帯の植物や生き物、それ以外の地形なども元に戻していく。



「やっぱ、お前の家系は最強だわ、ゾンビ軍団作れるな。わははは!俺が見てない間もちゃんと自分自身で鍛えていたようだな!いきなり同時に魔術使ったり、この広い範囲を回復させるなんて簡単に出来ることじゃねぇからな!」



ダビデはそう笑った。



「ソフィアは、そうだな…」



ダビデは少し考えて全員に言った。





「今日の夜、全員もう一度ここに集まれ。見極めてやる。お前の本気を。」







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ