表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/62

教育課程

 昔の教育制度では、勉強についていけないのに進級し、卒業するということが起こっていたらしい。

 でも、今ではどの教科でも基本的なことから段階的に完全に身に付かなければ先へは進めないことになっており、人により勉強の進度は様々で、僕の場合理系科目が得意で卒業間近の水準に達していたけど、苦手な英語は基本的な所でつまずいていて、歴史も苦戦していた。


 しかし、ある時、全ての教育課程で合格点を取ったら、成人以上でなければ規制されていて知ることの出来ない情報が公開されると知って、苦手な教科も一生懸命頑張って次々と合格して行っていつでも卒業出来る水準に達することが出来た。そんな僕に教師は


「これが教育課程の最後の仕上げです」

と言って、僕の学習端末にデータをインストールした。


 それは官能小説の数々だった。もっとすごい社会の裏側の情報でも教えてくれるのかと思っていたので拍子抜けしたけど、それなりに楽しんでいる。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 官能小説。 これを読みたいばかりに、苦手な教科も一生懸命頑張って次々と合格。 こんな男の子はたくさんいそうですね。 男が一番がんばれるエサなのかも……。 よくわかります。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ