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世界最南端の街で

 こんな所で白夜を見るとは思わなかった。

 白夜で有名なのはたぶん北欧なので、南米一周の旅で、南極の方向へ南下するにつれて夜が短くなるのはどうゆう訳かに思い到らなかった。オーロラのようなものまで見ても、それでも何が起こっているのかピンとこなかった。


 交代要員も含めて三人の運転手の乗ったバスは二泊三日でひたすら南下する。そして「先っぽの砂」プンタアレーナスというチリの南端に着いたが、更に小型飛行機でマゼラン海峡を越え、世界最南端の街、アルゼンチンのウシュアイアへ向かい、その街で年越しをした。

 年越しの瞬間ウシュアイアの港では一斉に船が汽笛を鳴らした。外へ出るとまだ明るかった。大晦日の日はレストランが閉まっていて、食事をし損ねた私は、何故か開いていた小さな雑貨店で菓子を買いお腹を誤魔化して新年の少しだけ暗くなった夜をぼんやり過ごした。

 二十七歳の年明け。二十七歳の誕生日はイースター島で過ごせたなとも思っていた。


ジャンルはエッセイですが正確ではありません。

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