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Chimera Park On-line  作者: カカセオ
第2章
15/20

02-03 さいかい

 水が引き、空気に晒される感覚と共に覚醒した。

 一瞬ログアウトしたのかと思ったが、すぐに違うと気付く。

 VR液は何で出来てるのか知らないが触れても全く濡れない。

 VRセンターのは栄養剤の投入が義務付けられているので少しは付くが、それでもVRスーツで覆われない頭が軽く汗をかいたようになるだけだ。

 なお、栄養剤投入が義務付けられているのは、以前に長時間プレイでの衰弱が問題になったからだ。

 ともかく、今はログアウトした時と違い、全身がずぶ濡れになっている感じがする。

 VRスーツを脱いだ覚えは無いので、空気に触れているのもおかしい。

 それに土のにおいが強い。

 目を開けると、緑とオレンジの光が薄く照らしていた。

 うつ伏せになっている体を起こし、辺りを見回す。

 オレンジの光は非常灯、緑の光の下が出口だろう。

 一応部屋になのだが、出口の反対側は崩落し土砂が流れ込んでいた。

 自分の居る場所は大き過ぎてよく解らなかったが、他にも幾つか並んでいるのを見て察した。

 台座の上に透明な円柱―マンガなどで見かける培養槽、他のは全て割れていた。

 辺りに散らばったガラスの破片が光を反射している。

 言っていたとおりここがシェルターなのだろう、β版と違って人工物があるようだ。

 冥界が電脳サーバーとして分けられたのは良いが、どこまで違うのだろうか。

 下手すると人間も居るかもしれない、そう思うとちょっと欝になった。

 チュートリアルも結構長くて疲れた、あれが普通なのだろうか?

 前やったのはスキューバ一式装備した状態で開始して、すぐ海に飛び込んだんだが。

 とりあえず気を取り直してこの部屋から出る事にした。

 落ちているガラスを一々避けていくのも面倒だ、飛んでいこう。

 飛び立つと体を操られる嫌な感覚、SASが入っている?

 Offにしたままのはずだが、借り物だから設定は受け継がれないのだろう。

 このまま切ってもいいが、今の体はカリバードとは少し感覚が違う。

 万が一に備えて、降りてから変えよう。

 旋回して元の場所に降り立ち、スキルを開いた。


 FS:

 《火食》

 《移動Lv1》《跳躍Lv1》《飛行Lv1》

 《転生》《長寿Lv10[M]》

 《火耐性Lv10[M]》

 MS:

 《言語:合成獣》


「…あれ?」


 《雑食》じゃない。

 《転生》とかなんだこれ?

 ランダム種族、一体何になったんだと思いながらステータスを開く。


 名前:(アオ)

 種族:フェニックス

 ゲームモード:LIFE

 状態:平常

 AGE:0D0h

 HP:100%

 ST:100%

 HG:50%

 FT:0%

 Str:-

 Vit:-

 Dex:-

 Agi:-

 GN:

 《スパロウ》:0

 《火炎種》:0

 FS:

 《火食》

 《移動Lv1》《跳躍Lv1》《飛行Lv1》

 《転生》《長寿Lv10[M]》

 《火耐性Lv10[M]》

 MS:

 《言語:合成獣》

 FP:

 《ヘッド:スパロウ[A]Lv1》:100%

 《ボディ:スパロウ[A]Lv1》:100%

 《ウィング:スパロウ[A]Lv1》:100%

 《ウィング:スパロウ[A]Lv1》:100%

 《レッグ:スパロウ[A]Lv1》:100%

 《レッグ:スパロウ[A]Lv1》:100%

 《オーガン:火炎種[A]Lv1》:100%

 FPストック:なし

 称号:なし


 フェニックス?!というかスパロウだよね?!スパロウってスズメだよね?!なんでスズメがフェニックス?!もしかして朱雀って事?!赤いスズメで朱雀=火の鳥(フェニックス)?!そもそもぼく(アオ)なんだけど、蒼なのに赤ってなにさ?!あっ、色変えれるんだっけ。…………よし、変更完了!そういえば青い方が炎の温度高いんだよね。あれ、ぼくってぼくだっけ?あっ、違う!ぼくはおれ、ぼくはおれ、ぼくはおれ。すぅぅ……はぁぁぁ……。

 我に返り、わからない物の説明を見た。


 《火食》:

  火属性の物を食べると成長補正増加。

 《転生》:

  任意のタイミングで年齢を0hにし、ステータスを素体値にする。

 《長寿》:

  1レベルごとに寿命が倍になる。

 《火耐性》:

  高温によるダメージをレベル×10%削減、基礎耐熱に+レベル×100度を加える。

 《オーガン:火炎種》:

  火属性の物を食べた際、一部を火に変換して溜める。

  また、時間経過で徐々に火が溜まる。

  レベル上昇により容量増加。


 色々と疑問が湧いたがヘルプは無い。

 こういう場合はGMコールなのだろうか?

 さっきのハルは見かけが人間じゃなかったから油断した。

 飛んで少しは解消したが、ダメージは結構大きい。

 だが、気にかかる物を放置するのも具合が悪い。

 覚悟を決めて、GMコールをする。


『はい、こちらはChimera Park On-lineのGMコールセンターです。

 ゲームに関する疑問、質問、トラブル、苦情、何でも承ります。

 ご用件は何でしょうか?』


「…《転生》ってどういうのだ?」


『はい、少々お待ちください。

 …確認いたしました、お答えいたします。

 《転生》は使用いたしますとSTを全て消費して年齢をリセットし、その時点でのステータスと年齢から算出した素体値へとステータスを変更いたします。

 怪我や死亡による寿命減少もリセットされます。

 この際、HPとFPの耐久度は全て100%になります。

 ただし、耐久度0%のFPはレベルが1減少し、レベル0になればロストします。

 HGは変動せず、その時点での成長補正が継続いたします』


「…寿命と違うのか?」


『はい、寿命とは違います。

 《転生》を使用しても死亡いたしません。

 その場で即変更されます。

 ですのでモード変更は行えません』


「…無料パスは有効?」


『はい、《転生》を使用しても寿命ではありませんので有効です』


「…《長寿》レベルで倍って?」


『《長寿Lv1》で2倍に、《長寿Lv2》でその倍の4倍になります。

 お客様は…《長寿Lv10》ですので1024倍、基礎寿命は30720日になります』


「…[M]は?」


『[M]はレベルが最大値であることを表します。

 小数点以下まで影響を及ぼしますが、レベル表記は端数切捨ての整数となっており、FS、MSのレベル最大値は10です。

 FPのレベル最大値は…今は申し上げられません』


「…わかった」


『他にご用件は御座いますか?』


「…火属性って?」


『《火耐性》でダメージ減少される物が火属性に該当いたします。

 純粋な火から火傷するお湯まで様々な物がありますのでご賞味ください』


「…わかった」


『他にもご用件は御座いますか?』


「…ないな」


『それでは失礼いたします。

 引き続きChimera Park On-lineをお楽しみください』


 …疲れた。

 次誰かにあたったら危ない、今日はここまでにするか。

 それにしても、下手しなければ無制限にやり続けられるスキルとかチートっぽい、VRセル持ちだとあまり意味無いけど。

 ログアウトをする前に《転生》を試すことにした。

 この後SASを全て切るつもりだからだ。

 そうしておけば、次からはログアウト以外でコンソールを開かずに済む。

 正直、作り物だと舐めていた。

 今の所は現実と殆ど変わらない、唯一つコンソールを除いて。

 大抵の人間にとっては便利だが、おれにはむしろ邪魔だ。

 自分が人間だと、今の姿は嘘だと自覚させる。

 なら使う必要をなくせば良い。

 だが一つ問題がある。

 それが《転生》だ。

 SASのOn/Offはあるので動作なのだろう。

 でも、SAS無しでどうやるのかわからない。

 お手本もない以上、SAS無しで使うには一度SASを入れたままで体感してみるしかない。

 勝手に体を動かされるのは嫌だが仕方ない。

 SASありの使い方は、コンソールの時と同じで《転生》を使うって感じでいいだろう。

 どうんな感じなのか覚えようと体に意識を集中し、《転生》を使う。

 まず両足が踏ん張り、両翼とも大きく広げられ、胸を張らされた。

 次に胸の中央に熱が灯り、その熱が緩やかに体を流れていく。

 左足へ降り、徐々に昇って左翼へ渡り、頭へと向かう。

 右翼へと流れ、右足へと降り、そして胸の中央へ。

 少しずつ温かく、少しずつ速くなりながら流れていく。

 温かさはやがて熱さとなり、緩やかな流れは激流に変わった。

 体の中を炎の嵐が荒れ狂う。


「うっ……あっ……あっ……あっ……あっ……」


 赤く焼けた溶岩が体を押し広げていく様な感覚、満足に息も出来ない。

 のた打ち回りたいほどの激痛だが、SASで体は固定されている。

 痛みが五感を塗り潰していく。

 もう何も見えない、何も聞こえない、立っているのかすらわからない。

 焼けるような痛み以外の全てが消失する。

 その瞬間、今までの痛みを遥かに超える激痛に襲われた。


「――――――――――――――ああああああああああああああ!!!!!!!!!」


 それを最後に痛みが失せる。

 五感が戻り、おれは叫び声を上げている自分に気付いた。

 SASが消えて体の自由が戻り、その場に崩れ落ちる。


「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」


 息も絶え絶えで、立ち上がる事すら出来ない。

 これは気軽に使う物ではない。

 だが、使える以上使いたい時に使えるようにはなっておいた方が良い。

 練習しよう、と思ったが精神的な負荷でこれ以上は進みたくは無い。

 この部屋には今の所誰もいないが、扉の向こうはどうなっているかわからない。

 チュートリアルの時とは違ってここでは空腹になる。

 この部屋に食べ物が無い以上、今日は帰るしかない。

 SASを全部切り、《火食》を固定する。

 スキル取得時のSASもOffにして、それからログアウトを選択した。

 気が付くと明るい光が目蓋の向こうに透けて見えた。

 腰に何かを下敷きにしている感触がある。

 目を開けて、上体を起こす。

 下敷きにしていたのは予想通りしっぽだった。

 立ち上がり、プラグを抜く。

 VRスーツを脱いでロッカーのボックスに入れ、シャワーを浴びてVR液などを洗い流す。

 ロッカー上部のボックスを開き備え付けのバスタオルを取り出して体を拭き、ボックスに戻す。

 これも入れておけば自動的に回収される。

 衣服を身に着けて個室を出る。

 エレベーターに乗りVRセンター受付まで戻ると、学校帰りらしき若い人間が雪崩れ込んでいる所だった。

 そんなにやっていた覚えは無いのだが、チュートリアルで結構な時間を使ったようだ。

 正面も入口と出口は分かれているのでそこは支障ないが、そこまでのルートが人間で埋まっている。

 人間が減るまで待つか、それともなんとか突破するか。

 どちらにせよ、それなりのストレスになる。

 人間の群れから目を逸らし考えていると不意に声をかけられた。


「――おーい、くさた!!」


「ひぃっ?!」


 一気に血の気が引いた。

 まずい、早くここからできるだけとオクヘニゲナイト――


「うわっ!」


「きゃっ!」


「な、何だっ?!」


「てめぇ――」


 ・

 ・

 ・

 ・


 気が付くと真っ暗な森の中、木々の隙間から月の光が差し込んでいた。

 血みどろの手、多分顔もそうだろう…洗わないといけないな。

 森から出て辺りをうろつき、外灯に照らされた公園を発見した。

 水場があったので、ばしゃばしゃと洗い落とす。

 そうだ、家に帰らないと。

 結構遠くまで来ていたようで、家に付いた頃にはもう次の日になっていた。

 玄関を開けると父親が出迎えた。


「おかえり。夕飯あるが、食うか?」


「…いい。食べてきた」


「そうか。あんまり心配かけるんじゃないぞ」


「…わかった」


 着ていた物を洗濯機に入れて回し、部屋へ向かう。

 部屋に到着すると布団に入り、巣篭りする様に丸くなった。



―――



 放課後、いつもの様に4人でつるんでVRセンター“koTan”に向かう。

 他のとこは交通機関使わないと行けないので、態々変える必要がない。


「んで、今日もHANTするのか?」


「それ以外になにがある?」


「ほら、新作の」


「…ああ、パス。わざわざ兄○(アニマル)になりたくねぇや。

 それよりも四つ手の奴、今日こそぶっ飛ばす!」


 フォレストベア・フォーハンド―通称、四つ手。

 通常のフォレストベアは前後に足が2つずつだが、こいつは前足が2つ多くて少し胴が長い。

 四足で全力疾走しつつ殴りかかって来たり、近づけば四本の手で殴ったりハグしたりと大暴れする。

 きちんと準備すれば倒せない相手ではないと思うのだが、拘る奴の所為でまだ倒したことがない。


「武器持て、武器」


「うっせえ、人間五体が最後の武器だ。

 キングエイプねじ伏せる奴だっているんだぜ。

 俺に出来ないわけがない!」


「バーバリアンイブって奴か。

 掲示板の噂、鵜呑みにしてんじゃねえよ」


「なら、俺が最初にやってやるよ」


「駄目だこいつ…」


「…ん、あれ?」


「どうした?」


「あいつ、くさたじゃねえ?」


 奥の方でそっぽ向いている奴が居た。

 髪は伸びているが、見覚えのある横顔。

 間違いなくくさただ。


「おー、まじだ」


「あまり変わってねえな」


「くさたって誰?」


「小学の同級生」


 正確には小学1年からずっと同じクラスで所謂幼馴染。


「そういや、3人同じ学校だっけ。

 俺だけ仲間はずれ…」


「ははは、腐るなよ」


「で、すぐ判るなんて仲良かったのか?」


「まあな。…こっち向かねえな。

 これじゃあ気付かねえな、呼んでみるか。

 おーい、くさた!!」


 ビクッと硬直し顔を青ざめさせると、くさたは人混みを押しのけて脱兎の如くVRセンターをとび出していった。


「…仲良かったのか?」


「ああ、良かった」


「……はっ、過去形か?!」


「ま、あれだけやりゃあな…」


「何やったんだ?!」


「…ひみつ」


「言えねえ」


「…若気の至りだ」


「声だけで逃げるなんて余程な事やったんだな」


「…おっ、ブース空いたぜ。

 早く行かねえと埋まっちまう」


「そうやって話し逸らすか。

 だが、一理あるな。よし急ごう」


 空いたブースに滑り込み生体認証をして、男性用入口へ向かう。


「…そういや俺ら毎日来てるよな。

 実はVRセル買った方が安上がりじゃねえ?」


「はっ?馬鹿言え。

 買う所かレンタルだって月3、4万、使ってる金より遥かに上だ。

 それに置き場所どうする?」


「あー、確かにそんなスペースねえな。

 ちっ、庶民はこうやってやるしかねえのか」


「自分用は高嶺の花だよな。

 まあ、そう腐らないで気取り直してやろうぜ」


「…おう、今日こそ四つ手ぶっ倒す!」


「だから武器持て、武器!」


 ふと立ち止まり後ろを振り返る。


「結構時間経ったが、やっぱり許しちゃいねえか…」


「まだ学校に出てないっていうしな」


「…さすがに虫が良すぎねえ?」


 3人で顔を見合わせ、苦笑を浮かべた。


「おーい、行くぞ」


「ああ、今行く!」


 その後はもう振り返らなかった。



―――



 帰ってきたCPO雑談スレ1匹目


1:やっと正式版ということで気分一新してはじめましょう


2:おー


3:結構長く待ったな、半年近く


4:全裸待機しすぎて風邪ひきました


5:(笑)


6:オダイジニ


7:冗談はともかく、この半年で色々あったな


8:ああ、HANTの全年齢化とかな


9:血とかのグロフィルター付いただけだがな。エロ装備はそのまんま見えるってさ


10:たまに鼻血たらす奴とかいるもんな…


11:わざわざそうしなくてもいいのに。無駄に芸が細かいよな運営


12:エロ装備ったって裸じゃないだろう。全部脱いでも下着だし。鼻血噴くとかマジ童貞


13:喧嘩なら買うぞ!


14:裸より卑猥って知ってるか?


15:下着は変えれるしな、色々と


16:それに触れるしな


17:えっちなのはいけないと思います


18:あっ、触るのは規制あるらしいよ


19:とりあえずここはCPOの雑談スレだと思い出そうか(笑)


20:やべえ、このままエロ話で突っ走りそうだった(笑)


21:エロつえー(笑)


22:気を取り直してCPOについて語ろう


23:結構変わったよな、動物しかいない世界から現代文明崩壊後の世界とか


24:俺廃墟スキーだけど良い腕してるよ運営


25:電脳サーバーとかVRから更にってどうよと思ったけど、レトロっぽくて良い感じ


26:しかし、PCが本当にキメラになるとは…


27:しかも科学のな。培養槽から生まれるのってカ・イ・カ・ン


28:(笑)


29:そういえば種族なににした?


30:ラビット


31:レオ


32:ウルフ


33:エレファント


34:キャタピラー


35:ホース


36:マンティス


37:ホーク


38:イーグル


39:みんなある奴だな、ランダム選択したのはいないのか?


40:アリエス


41:そういやあったな。はずれあり作り直し30日はちょっとやれねえ


42:ランダムでレオ


43:あ、やった奴いた


44:ホッパー


45:ラット


46:ワイバーン


47:ワイバーンキタコレ


48:ラットも無いぞレア?


49:詳しく


50:ラットです。大きさはリアルのハムスターくらいで、スキルに《疫病Lv1》がある。噛んだ相手にバッドステータス付くんだけど、どうやら体液全部に病原菌あるみたい。空気感染はないけど血の飛沫でも体に入るとアウトっぽい、周りの人たちばたばたと倒れたし


51:ああ、あれあんたが原因か!


52:巻き込まれました


53:その節はすみませんでした


54:リアルハムって他PCと比べて小さくねえ?


55:そうだよな。リアルででかいのは小さく、小さいのは大きくなってるのに


56:はずれだよな、やっぱり。で、ワイバーンの方は?


57:種族はワイバーン。でもパーツほぼ全部リザード、足は2つでバットの羽が生えてる。スキルは変わったのはない。大きさはリアルトカゲ?


58:えー(笑)


59:手抜きか(笑)


60:手が無いから手抜き


61:誰が上手いこと言えと(笑)


62:(笑)


63:まてまて、これはパーツ組み合わせでレア種族が作れるというお告げじゃ。意味あるか判らんが


64:というかこっちも小さい?!まさか、はずれ?


65:それと、開始地点が1~9番の何処でもないです


66:なに?


67:普通のところはホールの床に大きく英数字あるらしいけど、それが無い。それに俺以外誰も来ないし


68:どんな感じのとこにあるんだ?


69:外に出ると崖の中腹の岩棚に出る。飛ばないと移動できないので飛行上がり易いのかな


70:へー、進めていけば会えるかな


71:会いたいな、いまぼっちだし(笑)


72:というか開始地点ランダムとかないわー。友達と始めたのにはぐれてぼっちorz


73:私に良い考えがある。そこで友達を作れば良い


74:そう簡単に作れねえよ!


75:えっ、すぐトループ組めたけど?


76:勇気をだしてガンバレ


77:そんな時のための電脳サーバー


78:ちょっと疑問に思ったリザードです。ワイバーンのパーツ名って《○○:リザード[A]Lv1》?


79:そうだけど?


80:同じパーツだけど普通のPCと同じ大きさあるんだよね


81:えー


82:そういえばβ版と違ってパーツで大きさ変えれないよな。形も微調整くらいだし


83:10レベルで[A]はずれてからとかかな?


84:どうなんだろうな。そこまで進めたのいる?


85:結構上がり辛いからまだだろう


86:とりあえず報告待ちか


87:そういやリザードってあったのか。


88:そうだよ


89:何処にあったんだ?


90:虫


91:えっ、何で虫?!


92:虫が入ってるからじゃないか、ほら蜥蜴


93:あー


94:他にもスネークやバットも虫だよな。実は適当に分けてないか運営?(笑)


95:(笑)


96:でも良い運営だよな。太っ腹だし


97:ああ。バトルスタジアム登録するとスタートキャンペーンでFPチケットくれるしな。勝てば更に貰えるし。課金にも似たのあるのにな


98:えっ、そうなの?


99:あれ、違う?(笑)


100:俺が言いたかったのは寿命の無料パスのこと


101:えっ、なにそれ?


102:寿命モードで初回寿命まで無料のパス貰えるの


103:キャンペーン対象店だけだがな。ほとんどのVRセンター網羅してるっぽいけど


104:へー


105:そうなのか、じゃあCPOやってみるかな


106:関係ないかな、俺セル持ちだから(笑)


107:俺レンタル(笑)


108:俺も(笑)


109:うわ…


110:ブルジョワ爆発しろ!


 ・

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