神器 ヴァルキュリア
・ヴァルキュリア
《概要》
他神器とは異なり、オーナーとマスターが一緒という前代未聞な存在。
非常に攻撃的な機体で近接戦を得意・・・・というかほぼそれ用の装備しか持たず、また特殊兵装も他機とは違って完全に暴走モードという不安定さを誇る。
バックユニットはほぼ存在せずランドセルのような小型のブースターのみの為メインブースターは大型の脚部スラスターによる爆発的加速力による瞬発力頼みでまさに短期決戦仕様。
機体カラーはブラックが主な配色。
《武装一覧》
・ブレイカークロー
両腕から指先にかけて搭載されている大型のビームクロー、言わばエネルギー製の爪。
攻撃部位自体はレーザー発生箇所である指になるが肘あたりに加速用のブースターが取り付けられており、装甲が扇状に展開することで使用可能となる。その為一度懐に潜り込んでしまえば敵機の防御行動よりも早く攻撃モーションをとれる本機のメイン武装。
またレーザーの出力を最大出力にした場合それに伴って武装も更に巨大化し量子神器程度の大きさなら握りしめられる程の大きさまで変化する。
・サイドアーム
両腰に装備される実体盾。
使用時は取り外して副腕に装備するか2メートル程度伸びる可動アームによって防御方面へ展開する。ただし先端がカニのハサミのように先割れして対象を捕縛して寸断するのが本来の運用目的。ノーモーションで作動するので奇襲要素は非常に高い上に神器の副腕よりも可動アームの方が長い為近接戦では要となる。
・レーザーバルカン
両肩の装甲内部に格納されているバルカンで使用時になると装甲が跳ね上がって砲身が露になる。
ヴァルキュリアの射撃択は基本これしか無いので基本的にこれで牽制や陽動をかけていく。
・ロンドネイル
テールブースターに格納されている使い捨て近接ビット。
合計で8つ装備されており形は細長いひし形、サイドアームのように先端が先割れすることにより内部にエネルギーを圧縮して対象への打突時にそれを発射する。
また打突後に本体も自爆を行うので仮に打突だけで対象を撃破しても回収は不可能。
《特殊兵装》
・リミッター解除
各武装のリミッターを解除することによって機動性、出力を通常時とは比較にならない程に高める。
単純な攻撃性ならば朱羽の高機動フォームよりも上回るが、こちらは代償として神器共通の全方位シールドが「前面のみ」になってしまう。
もちろん機動性上昇によってデメリットがある程度中和できるとはいえ1対1ならともかく集団戦でうかつに使用すると即戦闘不能・・・・というより操縦者に攻撃が直撃して死亡してしまう可能性が凄まじく高い。
使用時になると各スラスターから赤黒い粒子を常時撒き散らすようになる。