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天使の1ページ  作者: もっち
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・舞台設定

西暦2058年、世界は量子デバイスと呼ばれる「対象の物質を量子化して保存する」という機能を持った機械により急速に変革期を迎えていた。

それによる犯罪と抑止がいたちごっこのように働きながらも穏やかに時間の針を進めていたその中で量子神器と呼ばれる兵器の争奪戦が世界の裏側から表舞台へ現れようとしていた。


《専門用語集》

・量子デバイス

世界に変革を誘発させた機械で「レーザーで捉えた対象を量子化して保存する」という機能を持つ。またの名を量子機器。

最初に出回ったのは西暦2033年。

当初はノート程のサイズを持つタブレット型やノートPCサイズだったが、世界に流通すると同時にその優位性が大きく評価され10年近く経過しただけでペン型や携帯サイズなど様々なサイズのものが製造された。

しかし便利なものは悪にも染まりやすく流通したと同時に量子デバイスを使用した数々の犯罪が世界に蔓延した為、これを製造した神岸グループは一定の物を量子化できないよう設計し直し意図的な欠陥品として運用させていく。


元々は天界、幻界と呼ばれる別世界にあった高度な機械であったが一人の天使が間違えて地界(現代)に持ち込んでしまう。量子機器はその当時の世界技術では到底不可能な製造物だったので天界幻界の双方から「不必要」とされていた為本来であればもっとあとの時代に持ち込まれる予定であった。その為現在の世界は本来あるべき形から外れた世界と変化してしまい正しいあるべき歴史を刻めていない。


量子神器(りょうしじんき)

普段人間が日常を過ごす地界(ちかい)と異なる世界、神界(しんかい)に住む神姫(しんき)が「人が分かりあう為に」と世界に訴えて精製した心造兵器。

通常は量子デバイスのように様々なタイプで待機しており、オーナーと呼ばれる人物の元で保管されているが他人と契約を結ぶことで神器はその人物の心を触媒に具現化する。

能力としては使用者たる契約者(マスター)の心境に左右されるが基本スペックとしては現行兵器が束になっても敵わない程で・・・

・エネルギー消費とはいえエネルギーシールドによる全方位バリア装備

・単機での自由飛行、3次元運動

・契約者共々自動修復、補給

・現行兵器を遥かに上回る出力を持つ各武装

と分かり合う為に生み出されたとは思えない程の戦闘力を持つが唯一「契約範囲」という弱点を抱えている。

(コックピット)

アクティブモードと呼ばれる展開状態ではマスターは神器を着込むように装備し、足は大型のスラスターブーツを履いているので操作そのものはマスターの動作がそのものがトレースされる。

また腕部は肩の大型装甲側面から人の骨格のように存在する大型アームで武装を取り扱う。またこの副腕はマスターよりも外側に配置されており、アームは脚部とは異なり腕をドッキングさせているわけではなくあくまで動きをトレースさせているだけなので少々使い勝手が違っている。

片耳にはレーダーを兼用した各機専用インカムを装着する他にそこから得たデータは機体前面に表示される。(操作はタッチパネル

(基本装備)

人がパワードスーツを着たような外見でコックピットはその中央に位置する。腕部に関してはマスターが手首から肘あたりまである(逆手持ち式の)レバー付きの端末で武装セレクターや各操作を行い、主な攻撃動作を行う副腕に動きをトレースさせて行動させる。言わば5本指のアイテムキャッチャーのアームを搭乗者の意思で可動させてるようなものである。

またどの神器も背面から伸びるテールブースターという尻尾のような推進部が存在しており、このテールブースターが人で言う背骨の役割を果たし、各機の特徴ともいえる背面ユニットや副椀の基部たる肩装甲などが接続されている。

(操作)

基本は上記のようにマスターが自分の手足を機体にトレースして運用するが神器の具現化に使用される「フレームハート」と呼ばれる心理装甲を利用して神器本体がマスターの心境をダイレクトに感じ取って行動する事も可能。

(契約範囲)

各神器のオーナーを中心に広がる神器が無尽蔵で活動可能な領域であり本来ありあえない出力のレーザー兵器を連続運用できる理由。

広さは視認できない上に個々でバラバラなので明確には測定不能だがこの領域内にいる限り神神器は世界から定期的なバックアップを受けているので仮に高出力兵器を乱用してエネルギーが尽きたとしても一時的なものであって完全な行動不能にはならない。

が範囲から外れてしまえば神器自体の存在にエネルギーの殆どを回してしまうなどのエネルギー制限を受けてしまい、長時間の戦闘は不可能となる。


・フレームハート

全ての神器が搭載し、契約者の心の具現に使用される心理装甲。言わば心境を映し出す物質で、心という非実体物を実体物である神器に繋ぐ為の変換器。

展開後もこれを一時的に使用する事でマスターの反応から動作までのタイムラグを飛躍的に縮めることができる。ただし頼りすぎて連続運用しすぎると「善悪関係なく心を素直に表現できる」ようになり嘘や他人を騙すような発言をしなくなる。が、もちろん人が常識的に使用する「モラル」や「マナー」までもが欠如した性格に変貌してしまう。

通常状態でもある程度の心境は読み取ってくれるので基本はサポートシステムと言った所。



幻界(げんかい)

神姫が世界へ願った事で生み出された人間を裁く機関、ただし機関といっても人間が普段住んでいる世界とは異なる世界。

普段は人が一般的に認識する偶然、不条理を利用して地界に住んでいる人を断罪する。

そこに住んでいる者達を幻使(げんし)と呼ぶ。

天界(てんかい)

経緯は幻界と同じだが目的は真逆に偶然、奇跡を利用しての救済。

本来この2つの機関は両立してこそ世界に意味を成すが異なる意識と存在、価値観から現在では敵対しており「世界の秩序」に逆らえる(幻界、天界の影響をうけない)量子神器を双方とも捜索して争奪戦を繰り広げている。

住んでいる存在を天使(てんし)と呼び、幻使と共に使徒(しと)とカテゴリーされ、この2つの世界は人間の住む世界とは時間の概念が非常に遅いという特徴を持つ。

神界(しんかい)

幻界、天界と異なるもう1つの世界で地界の運命の指針を決める神姫(しんき)という存在が住んでいる。

上記2つの世界は神界の決めた指針を元にそれぞれの仕事を行う。所謂スケジュール係だが現在は世界間違った歴史を歩んでいることにより舵取りが完全ではない。


量子兵器(りょうしへいき)

神岸グループが製造した量子神器を元に製造した人工兵器。

性能は無論量子神器に劣るがそれでも現行兵器達よりも遥かに強い。

また似たような機械が幻界、天界にも存在する。



《施設》

青波高校(あおなみこうこう)

大きな坂の上にある高校で比較的新しい。坂の下には都会ほどではないがゲームセンターや大型ショッピングセンターがある町並み。

また現在世界で流通する量子デバイスを最初に精製した神岸グループが新設備のテストケース運用場と称して多く援助しているのでそれも相まって人気が高い。

現在生徒会長は櫻井悠斗であるがその性格と彼が可決させた(押し通した)「生徒会の権限が一時的に学校側の権利、主張を上回る」という前代未聞の議案により教師側は頭を悩ませている。

敷地は


「グラウンド」 「生徒会棟」

                「体育館」

                    

「通常校舎」  「渡り廊下」  「特別棟」

         

                


     「正門」  



の配置となっておりすべての棟が4階建てとなっている。

また生徒会棟は基本生徒会の人間でなければ侵入がゆるされず、地下には神岸グループが量子兵器を製造する工場が存在する。








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