#107 ただいま、おかえり...!
~おとめtheルル~
20代くらいの青年。
イラスト、アニメ、ゲームが趣味。
文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。
小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。
#107 ただいま、おかえり...!
11月。
修学旅行で北海道にやってきた僕たち。
3日目、池戸、優衣奈、水野さん、美歩とのグループで小樽を散策後、
札幌に帰る電車で池戸と優衣奈が乗り過ごす。
連帯責任で僕たちは札幌の駅で福岡先生と共に2人の帰りを待つのだが、
結局みんなとの夕食会場には間に合わないままホテルで合流。
そんなこんなで長い長い1日がようやく終わり、
ついに最終日を迎えるのであった...
4日目。
目を覚ますと同じ部屋の誠はもう起きていた。
「...翔。起きたか。おはよう。もうすぐ朝食の時間だぞ。」
同じく相部屋の池戸も洗面所から戻ってくる。
...ということで早速朝食会場に向かった。
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7時過ぎ。
みんなと合流して朝食会場に向かうと、そこはバイキング形式の会場だった。
「こ、これは...まさか...ジンギスカン...?!」
右側のお肉コーナーのところにジンギスカンを発見する池戸。
「おやおやおや。どうしたんだい、池戸くん。
ジンギスカンなら昨日食べたじゃないか。」
誠はジンギスカンに釘付けの池戸をからかう。
それってまさか....!!
「おい、誠。彼らは昨日の夜、ジンギスカンを食べ損ねたんだ。
それ以上やめてやれ。」
山村が仲裁に入ったのだが、地味に傷つく僕。
マジか、昨日の夜はチェーン店にしか入ってねーー!!
....ってな感じで朝からたくさん料理を食べるみんな。
池戸や僕の他に優衣奈や水野さん、
美歩に幸佳もジンギスカンを食べているのであった...。
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「よしっ、ここからは最後の移動だ!!札幌のホテルのバスの入り口の....」
「空港までっすね。」
「...そういうことだ!さあ、やり残したことはないか?!」
いや、あったとしてももう戻れんでしょ...
...厚木先生の騒がしい朝のあと、バスは新千歳空港に向かって出発した...
--------------------------1時間後....
「おう!みんな!!新千歳空港に到着したぞ!!」
みんなは降りる準備をする。
「それにしても...北海道の旅もこれで終わりか...
なんだか寂しいねぇ、友?」
隣にいた山村が呟く。
「ああ...確かに....」
3泊4日って、振り返ってみるとあっという間だったような気もするなあ....
なんだか大阪や奄美から帰る前のような寂しさを感じる。でも...
「また...行きたいな...」
「...えっ?」
僕の呟きは山村に聞こえていなかったが、
きっと山村もまた旅に行きたいと...そう思っているに違いないのであった。
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時刻は10時前。
11時40分頃の飛行機なのであと1時間ほどは自由である。
...ということでみんなは周辺のお土産コーナーを見て周っていた。
「...んわーっ!!これ美味しそーう!!でも....」
優衣奈はお菓子屋の前でバターサンドとにらめっこしている。
そうか、昨日の往復代で....
「おい、それ昨日も見てただろ。」
...と、ここで池戸のツッコミが炸裂する。
なんだ、昨日も見てたんかーい!
...一方、幸佳はサイフを確認して山村に相談する。
「...え?これが欲しいけれどもうお金がない...?
まったく...お金は計画的に使わなくちゃダメだよ...」
幸佳は山村のおかげで生キャラメルポップコーンを手に入れた。
「...うわ、高いっすねー。」
今度は美歩もサイフとにらめっこする。
「まあ観光価格なのでしょうね...」
水野さんもお土産を見ながら考える。
「...よし、決めたっす。これだけ買って帰るっす。」
...と、美歩が選んだフロマージュクッキーはなんと....
「...しまった...やられたっす....!!」
「ど、どうしたの...」
「これ、小樽で食べた洋菓子屋のお土産だったっす....!」
な、なるほど...
わざわざ空港で買ったせいで値段が少しばかり高くなってしまったのであった。
そして僕もお土産を見ているとつい買いたくなってしまい、
とりあえずバウムクーヘンだけ買ってみんなと合流する...
--------そして1時間後....
飛行機に乗り、ようやく北海道を離れた。
今回のフライトは2時間ほどで、
仮眠のつもりで眠っていたらあっという間に到着。
空港に着いたら、人数確認をしてその場で解散という形だ。
「おかえりおかえりおかえりーー!!」
すると到着した空港にいたのはなんと、今日は仕事のはずの姉だった。
「...って!!なんでいるんだよ!!」
なんだよもーう....わざわざ迎えに来なくたっていいじゃないかよー....
っていうか仕事はどうなった。
「...あ、翔たちが帰ってくるのが待ちきれなくて有給使って迎えにきた!!」
「おい、そんな使い方するなよ...」
「なんですとー?!翔ってば人の有給の使い方に
文句でもあるっていうわけー?!」
帰ってきてから早々、空港でじゃれ合う僕と姉。
もちろん他のみんなにも見られていた。
すると早速水野さんが声をかける。
「お、お姉さん...!お久しぶり...です....!」
「ああーっ!藍ちゃん!美歩ちゃん!」
「うっす。」
それに気づき嬉しそうに手を振る姉。
すると....
「....あれ?あなたたちは藍と美歩のお友達?」
水野さんや美歩の隣にいる優衣奈や楓に声をかけていた。
そういえば姉はこの2人とあまり接点がなかったっけ....
「風野優衣奈よ。よろしくね。」「奥野楓と申します.....」
姉に自己紹介をし、嬉しそうにする2人。
なるほど....これはまた賑やかになりそうだ。
するとそこへ.....
「こ、ん、に、ち、は、皆さん☆」
「あ...翔くんのお姉さんだ...!」
山村と幸佳、さらにこのはもやってくる。
しまいには....
「おう!!どうした!みんな!帰らないのか...って、春野の姉さん!!
この間はどうもありがとうございます!!」
姉と僕の周りに集まってくるみんなを見て厚木先生までやってきた。
僕の周りはとても賑やかになる。
みんな姉が大好きなんだな。
「みんな...!久しぶり!一緒帰ろ!!」
こうして厚木先生も含めたみんなは帰りの電車に乗る。
電車の中、姉の周りは北海道の話題で持ち切りだった。
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「なあなあ美月姉。これ見てほしいんっすけど....!」
「そ、そういえばお姉さん....!このオルゴール、素敵でしたよ...!」
「実はこれ、友とお姉さんに渡すつもりのお土産でねぇ...?」
「あのー、北海道すごく楽しかったですー....!」
電車の中でわちゃわちゃする友たち。
話したいのはわかるが、そういうのは帰ってからにしなよ...
そう思っていると....
「ちょっとちょっとちょっとー!ひとりずつ話しなさーい!」
さすがの姉も笑いながら話を止めようとする。
けれどそんなみんなの様子を見て自然と笑顔が溢れる僕なのであった....。
続く...
はじめまして、おとめtheルルです。
クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。
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