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#102 もっと北へ

~おとめtheルル~

20代くらいの青年。

イラスト、アニメ、ゲームが趣味。


文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。

小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。

#102 もっと北へ


11月。

修学旅行で北海道にやってきた僕たち。


1日目の昨日は、新幹線で東京から函館までやってきて

そのまま函館観光を楽しむ。


2日目の今日は、さらに北を目指して貸切バスを使って次の目的地を目指すことに....。


朝。

ようやく朝日が昇って気温も上昇してきた頃、

僕たちは函館のホテルを後にしてバスに乗り込む。


気温が上昇してきたと言ってもその気温は東京の真冬並みに寒い。

バスはホテルからの移動を最小限に抑えるため目の前まで来てくれた。


「ううう...寒寒寒....」


まだ寝起きの美歩は、僕と一緒にバスに乗りながら凍えている。

すると...


「...ねえ、そうだ先生!次はどこに行くんですかー?!」


美歩の隣に座っていた優衣奈は朝から元気に厚木先生や福岡先生に質問する。


「まったく、風野さんは朝から元気ですねぇ...

皆さんが揃ったらガイドの方が案内してくれますよ。」


福岡先生の言う通り、みんながバスに乗り終わると

ガイドの方が乗車してきた。


「...皆さんおはようございます。...普段はまだおやすみ中の方も

いらっしゃいますかね?」


それもそのはず、午前7時である。


「それでは!ここから皆さんと一緒に

札幌までの旅が始まります。どうぞごゆっくりお楽しみください!」


...なるほど?

次の目的地は札幌か...遠いな。


「...あ、もちろん途中で休憩もありますのでご安心を。

えー、お昼頃には長万部町に到着予定ですので、何卒よろしくお願いします。」


...ということで僕たちを乗せたバスは、最初の目的地

長万部町に向けて出発するのであった...!


----------------------------


3時間後....


「皆さん。間もなく札幌までの経由地点、長万部町に到着です。

ここで1時間ほどの休憩を取ります。」


長万部町の南側、国道沿いにあるドライブイン施設に着いた。


「かにめし、かにめし!!」


バスを降りた美歩はなんだかご機嫌だ。

美歩に続いて幸佳もはしゃぐ。


「...先ほどバスガイドの方に教えていただいたのですが、

ここではカニやホタテなどの海産物が有名らしいですね。」


水野さんははしゃぐ3人を眺めながら僕に伝えてくれた。

どうやらここではそのかにめしが食べられるらしい。


------


施設に入り、みんなと一緒にかにめしを食べる。


目の前にはカニの身がぎっしりと乗ったお椀の上に、

シイタケ、グリーンピースが添えられたかにめしが用意されてあった。


「なるほど...これがかにめし....」


早速一口食べてみることに。


パクリ....


....!


このかに.....抜群に美味い。シイタケとの相性も最高.....!さすが有名になっただけある。


「かにめしも美味いっすけどラーメンも美味いっすねー!!」


...と、いつのまにかかにめしを食べ終わっていた

美歩や幸佳は追加でラーメンを頼んでいた。

いや、食べるの早すぎだろ!!


「美味しいねぇ、友?」


山村に声をかけられ我に返る。


ああ、と僕たちは僕たちでのんびりかにめしを味わいながら食べることにした。


------


1時間後...


「皆さん。お手洗いは済みましたか?

ここからしばらく移動になりますよ。」


かにめしとラーメンを堪能した僕たちは、

長万部を出発しさらに北を目指す。


目的地はあくまで札幌。

函館より近くなったとはいえ3時間ほどかかった。


------------------


「んくーっ...!疲れたーー....」


札幌に着いたのは昼の2時過ぎ。

さすがの優衣奈もこの反応である。

朝からほとんど移動しっぱなしなので疲れていた。


函館から合わせると実に7時間。

長万部で休憩をはさんだとは言え、バスでの移動は遠かった。


「おう!みんなお疲れ!次は札幌の街の有名な人のところの....」


それなのに厚木先生は相変わらず元気だなぁ...


みんなはバスを降りて次の目的地に向かうことになる。すると...


「うおおおおおお寒寒寒ーーっ?!」


「ど、どうしたんだい、美歩....」


真っ先にバスを降りた美歩はあまりの寒さに叫んでいる。

僕たちもバスを降りてみると、確かにかなり寒かった。


「雪が...降ってますね....」


本当だ。11月の上旬に雪が降っている。

つもるほどの雪ではなく、チラチラとした雪である。


「見たまえ、友。紅葉に雪がチラチラしているよ。」


おお...しかもまだ向こう側は空が明るい。

歩いていると、札幌の有名なタワーが目の前に見えてきた。

そういえば次の目的地はどこだっけな....


....みんなで歩くこと数分。


「さて、もうすぐ着くぞ!」


たどり着いたのは、札幌市内にある大学植物園だった....!


------------------


「ようこそ、皆さん。」


園内にたどり着くやいなや、また新しいガイドの方が挨拶をしてくれた。


どうやらこの植物園を含む大学の前身が、

クラーク博士が初代校長を務めたとされる札幌農学校である。


「...というわけでここからは

1時間ほどこの植物園を見学させていただくことになるからな!

よろしくお願いします!!」


誰よりも元気だなあ....厚木先生は....


----


まず最初に植物園の初代園長について学ぶ施設へ。


「えぇー、こちらは当園の初代館長の遺品や資料などが

展示されております記念館でございますねぇ。

彼は元々この大学の前身である農学校二期生でして、

その後教員として植物学の教育、研究に身を捧げております...」


さすが初代園長....

そしてこの建物は国の登録有形文化財に指定されているんだな...


---


次に訪れたのは北側のエリア。


「皆さん、ご覧ください。こちらが当園の紅葉になります。」


おお...すげえ...


いつしか外の雪はすっかり止み、

青々とした空に赤やオレンジの葉っぱが綺麗に紅葉していた。


「綺麗....」


優衣奈も木々を見上げて呟いている。


紅葉も葉っぱごとに色合いや形が違っていて、それもまた興味深い。

紅葉を見ながら歩いているとここが札幌の市街地であることを

忘れてしまいそうであった。


---


続いて紅葉エリアの先。何やらうっそうとした森になっている。


「こちらはですね、自然林になっているエリアで、

植物園の設立当初から地形や植生に手を加えないようにしてきた場所です。」


確かに木々は自然な感じになっていて、

歩いていると不思議な感覚になる。


---


そして最後は博物館である。


「こちらではですねぇ、主に北海道に生息する動物についての展示ですねー。

例えばこちらのエゾオオカミは既に絶滅してしまっておりますが....」


なるほど....

植物園だけど動物に関する博物館もあるんだ...

そしてこの建物もまた国の重要文化財らしい。


---


こうしておよそ1時間にわたり園内を散策した僕たち。


「いかがでしたか?少しでも

北海道の自然や歴史を感じてもらえたなら嬉しいです...!」


「...ということで本日はどうもありがとうございました!!」


厚木先生はガイドの方に深々とお辞儀する。

いや、結局最後の挨拶も厚木先生がするんかい。


--------------------------------------------------


札幌の通りに戻りもう一度バスに乗る。

どうやらこれからさらに移動するらしい。


「いやあ...楽しかったねぇ、友?」


「うん、まあ...なかなか....」


時刻は既に夕方、5時になっている。

果たして次はどこへ向かうというのか...


続く....!


はじめまして、おとめtheルルです。


クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。

気軽に反応を頂けると嬉しいです。


少しでも楽しんでいただける作品を目指していきます、

どうかよろしくお願いいたします!

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