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#99 文化祭(2年生ver)-後半

~おとめtheルル~

20代くらいの青年。

イラスト、アニメ、ゲームが趣味。


文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。

小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。

#99 文化祭(2年生ver)-後半


10月26日。文化祭の日。

僕たちステージ発表のチームは午前中の発表を終え、

残りの時間と明日は晴れて自由の身である。


...午後。


ステージ発表を終えた僕と山村、美歩にこのはは

合流した姉や琉夷さんと共に料理チームの様子を見に行くことにした。

それと同時にそこでお昼を食べることに。

だがしかし....


ガラガラ....


「わあ!!へぇー、こっちはこっちで結構繁盛しているのね!」


ちょうど昼を迎えた頃というだけあってかなりの人で賑わっていた。


「いらっしゃいませー!....ってなんだ、翔じゃん!劇すごかったわよ!」


接客を担当していた優衣奈が話しかける。


「ほらほら、早く座んなさいよ。えーっと?人数はいち...にい...」


「こらこら。知り合いだからってそんな対応しない。今はお客様なんだから。

....すみませんね、お客様。6名様ですね。少々お待ちください。」


すぐに僕たちに対応してくれるのは同じクラスの奥野さん。

優衣奈とはかなり親しい様子である。

そして...


「...お客様!こちらへどうぞ。」


接客慣れしているのか、案内がとても上手だった。


------------


「...んわーっ、これじゃあ藍ちゃんたちとゆっくり話す暇もなさそうだねー。」

姉は満席になった周りの席を見渡しながら言う。

一方僕は、ふとこの席を見渡して去年のメンバーよりも少ないように感じた。


「そ、そういえば美歩...。瑠香姉と佳穂姉は...?」


「それが実はー。2人とも都合が合わなかったみたいで

今年は来れそうにないみたいなんっす。」

あれまあ。それは残念。


「...仕方ないから自分の劇は藍に頼んで

全部動画にして撮ってもらうことにしたっす。」

そうだったのか。


....なんて美歩と話しているとすぐに料理が運ばれてきた。


「お待たせしました、ジャガイモのポタージュです。」


フィアラが料理を運んできてくれた。

なんだか彼女を見るのは久しぶりな気がする。


「はい、こちら。鮭のムニ....エルになります!はいいっ!」


...そして今度は優衣奈がムニエルを運んできてくれた。美味しそう。


「いっただっきまーす...!モグモグ...あっ!美味しい!」

早速食べ始める姉。今年も騒がしいなあ。

一方、山村は...


カシャ。カシャ。


ちゃんと食べる前に写真を撮っていた。

僕は思わず写真を撮る山村が気になって山村のほうを見ている。

すると山村はそれに気づいて不思議そうな顔でこちらを見返す。


「....?どうしたんだい、友。僕が料理の写真を撮るのがそんなに珍しいかい?」


「いや、まあ...なんていうか....えらいな、っていうか...」


僕が照れながらそう言うと、

?...と笑顔のままこちらにカメラを向け写真を撮る山村。

って、、ちょっ!!


「あれー?今日の山村さんと翔くんはなんだか楽しそうですねー。」


対面の席で、じゃれ合う僕と山村を見ながら

美味しそうに料理を食べるこのはと琉夷さん。


みんな思い思いにこの時間を楽しんでいたのであった...。


------------------------------------------------------------------------------------------------


翌日。文化祭2日目。


今日も午前中はステージ発表があるが

3年生が中心のため僕たちは発表を楽しむ側なのである。

今年も歌や踊り、お笑いなどのステージ発表が昼前まで続いた。


------「以上で3年生によるステージ発表は終了になります。お疲れ様でした!」


パチパチパンチ、と拍手が鳴り響く。


「えー。これより午後の展示発表の時間になります。

生徒の皆さんは15時30分に体育館に集合してください。それでは解散です!」


------------------------------------


「うーっす。藍。久しぶりっすねー。」


僕と山村とこのはに姉、琉夷さんは美歩に誘われて

今日も水野さんたちのいる料理チームのところに遊びに行く。


「...あ、皆さん...!」


今のところ昨日ほど混雑してはいなかった。

一方琉夷さんは幸佳を見つけて話しかける。


「おお、幸佳。優雅と離れて大丈夫だったか?父さんは心配で心配で....」


「...子供扱いしないで....!!」


珍しく幸佳は琉夷さんを振り払って水野さんのところに寄った。

これにはたまらず琉夷さんも、


「成長したなぁ、幸佳...ううっ、ううっ....」


嬉しいような、寂しいような気持ちで泣いていた。


「ちょっと、父さん...人前で泣かないでくれよ.....」


山村は琉夷さんにハンカチを渡す。


「す、すまないね、友...」


「...ま、まあ無理もないだろうな...」


とりあえずこれからどうするつもりなんだろう。

そう思って辺りを見渡してみると、姉とこのはの姿がなかった。


「...あ、お姉さんとこのはくんなら...さっき外に行きましたよ...?」


水野さんが答えてくれた。

そのまま続けて言う。


「...それから私たち、今日は交代の日だったので、

今から美歩たちに会いに行こうと思っていたところなんです。」


幸佳も激しく頷く。

そうだったのか。なら一緒に楽しめるな。すると...


「...あ、翔ー!ごめんごめん!ちょっとこのはに

ジュースおごってあげて...って、藍ちゃんたちも来たのね!」


姉とこのはも戻ってきたので

みんなで文化祭の出し物を楽しむことになった。


---------------------------


せっかくなのでまずは出店にある

焼きそばやたこ焼き、唐揚げなどを食べることに。


そして次に他の学年や文化部などが用意した

お化け屋敷や的あて、物品販売などの出し物を一緒に楽しんでいた。

そういった王道なものでも、みんなと一緒だと

またひと味もふた味も違ってとっても面白い。


気がつけばあっという間に2時間が経過した....


------------


「これより閉会式を行います。」


体育館に集まって閉会式を行う。


校長先生や教頭先生の挨拶などがあって、閉会式は終了した。

そして片付けの時間....


「いやー、今年も楽しかったっすねー。」

美歩が僕に話しかける。


「...そういえばこれ、翔に渡しておいてほしいって

瑠香姉から預かったんっす。」


そう言って美歩が渡してきたのは小田原で有名なカマボコ。

って、今渡さなくてもいいだろ...!


すると案の定、美里愛に見つかってしまってカマボコは没収される。


「はいはい、そういうのは片付けが終わってからにしなさい。」

しかし美里愛は学級委員長としての美里愛であり大人しかった。


なにはともあれ今年もみんなで文化祭を楽しめてよかったなと...

そう思う僕なのであった。


続く...


はじめまして、おとめtheルルです。


クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。

気軽に反応を頂けると嬉しいです。


少しでも楽しんでいただける作品を目指していきます、

どうかよろしくお願いいたします!

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