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#93 体育祭(2年生ver)-午前の部

~おとめtheルル~

20代くらいの青年。

イラスト、アニメ、ゲームが趣味。


文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。

小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。

#93 体育祭(2年生ver)-午前の部


9月22日。

今年の体育祭が行われる日。


「やっほー!今年は見にこれたよー、翔くーん!」


開会式の前。

山村と僕の前に現れたのは、姉は姉でも美歩の姉である佳穂姉。

いや、なんで佳穂姉がここに...?


「佳穂姉さん、どうも☆」


山村は動揺することなく挨拶する。

するとすぐに美歩がやってきた。


「お疲れっす、2人とも。あれ、佳穂姉もいるじゃないっすか。」


「でしょでしょー?!今年はカ、ワ、イ、イ、妹のために!

また遊びに来ちゃったよーー!!」


佳穂姉ってそんなキャラだったっけ。


[間もなく開会式が始まります。

生徒の皆さんは所定の位置に集合してください。]


とりあえず佳穂姉を観客席のほうに連れていき、僕たちは

開会式の並びに入っていった。


----


「...あ、いたいた。もー、どこ行ってたんっすかー。」


「ごめんごめん...!」


瑠香姉は観客席のほうに行く佳穂姉を見つけて注意する。


「...あ、翔くんのお姉さん!こんちわーっす!」


そして瑠香姉の隣にいた美月姉を見つけてすぐに挨拶する佳穂姉。


「...あ、佳穂姉!お疲れさまー!」


姉も挨拶する。

こうして3人の姉たちは合流して開会式を見守っているのであった。


----


開会式が終わり、最初の競技である1500/800メートルが行われる。

もちろん僕たちは参加することなくテントに戻っていた。


[続いて、チーム代表による800メートル走です。]


男子選手による1500メートル走が終わり、続いて

女子選手による800メートル走が行われる。

そしてこの800メートル走にチーム代表として

転校生の優衣奈が出場することになっていたのである。


「...優衣奈ちゃん、今年初なのにすごいねぇ☆」


テントで一緒に見守る山村が呟く。

しれっと転校生呼びではなくなっていた。


「位置について....よーい...」


パンッ!


800メートル走が始まった。

その瞬間、応援するすべてのテントに砂ぼこりが舞ってしまうほど

ものすごい勢いで校庭を突き進む優衣奈。


ゴォォォォッ....!


「うがっ、ごほっ、ごほっ、ごほっ...」


当然僕たちのテントにも砂が舞ってきた。

とても目が開けられない状態である。


[ゴール!!赤組、1着!]


しばらくして、砂ぼこりがなくなった校庭を見てみると、

その場に座りこんで驚く優衣奈以外の選手と

ゴールしてひとり大喜びする優衣奈の姿があった...。


----


[続いての競技は、クラス対抗綱引きです!]


今年も綱引きに出場する僕。

山村と一緒にフィールドへ向かった。


「...ええ?風野さん...ちょっと....」


いちばん後ろ、アンカーの部分をするはずだった美里愛は

優衣奈に押されてもたもたしている。


「わ、わかりましたよ...ならばこのまま進行しましょう...」


あまり目立ちたくないのか、すぐに優衣奈に譲った。


「位置について....よーい...」


パンッ!


オーエス、オーエス!


みんなでその綱を引っ張っていると、

驚くほど簡単に後ろのほうへと引っ張られていく。


パンッ!


「赤組の勝ち!」


おおーっ!!


赤組の圧勝に盛り上がりを見せるテントのみんな。

実はここまで全競技赤組が1位である。

...続く第2試合も赤組の勝ちで、綱引きもすべて赤組の勝ちであった。


-----------


「ど、どうなってるんですかー!」


テントに戻ると、隣のクラスで白組のこのはがやってきて僕に言う。

いや、どうなってるって言われても....


「だって見てくださいよ、これ!!」


そう言って得点表を指すので見てみると、

赤組3600点、白組430点と書かれていた。およそ9倍差である。


「まだ午前中なのにこれって...あんまりだと思いますよ!僕は!」

珍しくムキになっている。


「そ、そういうのはさー、僕じゃなくて体育祭の実行委員に...」


「いや、実行委員に言っても解決しなかったから

翔くんに話しているんです!!」


あのなあ...俺のことを何だと思っている...?

...隣のクラスの友達か。


[続いてが午前中最後の競技となります。2年生による秋祭り音頭です。]


...とりあえず僕たちの出番になったのでこのはと共に校庭に出ることにした。


------------------


「あ、お疲れー、翔!!」


昼休憩の時間に入った。

僕は姉や佳穂姉たちと合流する。


「お疲れっす。」「お疲れさまです...!」


美歩や水野さんも既に合流していた。


「...あれ...山村は...」


「さあー?今日は別に一緒に食べるって聞いてないしー?」


「僕がなんだって?友?」


振り返ると山村のやこのは、幸佳に琉夷さんもいた。


「どうも皆さんお久しぶりです。ご一緒してもよろしいですか?」

琉夷さんは謙虚になって言う。


「うん!ぜひぜひ!」

佳穂姉たちも頷いてくれたので今年はこのメンバーで集まることになった...。


---


「うわー!美歩たちのお弁当美味しそう!!」


姉は自分の弁当を食べながら言う。

確かに美歩たち3姉妹の弁当が一番豪勢だった。


「そりゃあだって春香ちゃんに作ってもらったんだからね!」


ああ。確か僕たちの1つ上の先輩で、佳穂姉と同じ吹奏楽だった...って...あれ?

待て待て待て。ってことは春香先輩も

この体育祭に参加しているはずだよなあ...?!


...そんな。いくら料理が得意だからって

さすがに自分の体育祭の日にまで佳穂姉たちのためにお弁当作るなんて...


「あ...先輩...!どうです...?その...私のお弁当は...」


いや、ほんとに春香先輩が作ってたんかい!!

っていうかいつからそこに...


「やっほー、ピンク髪ちゃん!」

姉も春香先輩に話しかける。

いや、名前覚えてないなら無理に話しかけるな!!


「すごいねぇ、それ。春香先輩が作ったの、で、す、かー?」


一方僕の隣で美歩たちの弁当(春香先輩作)を見て話を聞いていた山村も

この話題に食いついてくる。


「あ...美歩ちゃんのクラスメイトの皆さん...。

ええ、実を言うと体育祭の練習よりこっちのほうに力を入れてて...」


本末転倒だな。うん。


「...けれどもおかげで私、運動よりも料理のほうが好きだな、って

改めて実感できました...!ありがとうございます...!」


...と、なぜか佳穂姉に頭を下げる春香先輩。

本末転倒...。だけど...いいか...!なんか満足そうだし...


「すみませんすみません。厚かましいかもしれませんが

少しそのお弁当を分けてもらうことって...」


するとこのタイミングで琉夷さんが美歩たちの弁当を指して言う。


「いいっすよ。はい、これエビフライ。」

そうして美歩は琉夷さんにエビフライを渡す。


「ありがとうございます、すみません...」

そしてそのエビフライはすぐに幸佳の皿に移動するのであった。


「なんだ、そういうことっすね。」


「い、いいなー、幸佳さん...僕も...」

「それでいうなら僕も欲しいか、なー?」「えっと、えっと...」


幸佳の嬉しそうな姿に他のみんなもそれを欲しがる。

いつのまにやら春香先輩のお弁当はみんなの注目の的になるのであった。


「あ、あの...もしよかったらこれも...いります?

母たちが来る予定だったのですが急用でこれなくなって...」


そんな様子を見て、もじもじしながら春香先輩は佳穂姉に弁当を差し出す。

いや、さすがにそれはもらえな...


「いいの?ありがと!!」


意外と図々しい佳穂姉なのであった...。


続く...


はじめまして、おとめtheルルです。


クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。

気軽に反応を頂けると嬉しいです。


少しでも楽しんでいただける作品を目指していきます、

どうかよろしくお願いいたします!

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