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#89 夏休みの登校日

~おとめtheルル~

20代くらいの青年。

イラスト、アニメ、ゲームが趣味。


文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。

小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。

#89 夏休みの登校日


8月後半。

今年もこの日が来てしまった。

そう、登校日である。


あー、なんでわざわざ夏休みなのに学校行かないといけないのかなーあ。

課題確認のため、ってのもわかるけどわざわざ学校に呼び出さなくても...


...なんて思って歩いていると、向こう側から分かりやすく落ち込みながら

歩いてくる水野さんと、それを慰める美歩の姿があった。


「...ま、水野さんも一緒ならいいか...」


-----------------------------


久しぶりに学校に行くと、山村や幸佳はもちろんのこと、池戸や誠、

優衣奈に美里愛...と全員いた。


「おはよう、友ー!久しぶりだねえー☆」


「いや、先週ぶりだろ...」


「何を言うんだい、友。僕にとってはたとえ1週間でも

久しぶりに感じるのだ、よー?」


まあそうですかい。

感じ方は人それぞれだからな。


そんな話をしていると...


ガラガラ...

扉が開いて厚木先生がやってきた。


「おう!みんなおはよう!!久しぶりの出番のときの挨拶の

掛ける時の声の......?」


「とうとう自分でも戸惑ってるじゃないっすか...!」

やっぱりこの2人は相変わらずだ。


「うむ!みんな元気だったか!!それならいい、それでいい!!」

ほんと、真夏の太陽にも負けないくらい暑苦しい先生だな。

...まあ何を言っているかはわからないけど。


「よぉーし、では今回も課題提出が終わった奴から解散な!よろしく!!」


厚木先生は福岡先生と一緒に課題を集める。

そしてそれを当然のように提出していく山村と幸佳、美里愛に誠。

...って。幸佳も今年はちゃんとやってきたのか。えらいな。

なんて(結局)課題が終わっていない僕が言えたことではないのだが。。。

すると...


「せ、先生...!待ってください、本当なんですよ!

ちゃんと課題やってきたのに...!」

目の前で福岡先生に向かって泣き叫ぶ水野さんの姿が。...え?


「わかりましたわかりました。...では今日中に持ってきてください。

...そうしたら居残りは無しでいいですよ。」


「ありがとうございます...!」


そうしてすぐさま教室をあとにする水野さん。

そんな...水野さんが、課題を、終わらせている、だと...?


「...何藍のこと見てるんっすか。」


つい水野さんのことを目で追っていた僕は

美歩に話しかけられようやく我に返る。


「もしかして藍も課題終わってないとでも思ったっすか?

いやいや、それが今年からは家庭教師も雇って

マジの勉強熱心になってたんっすよ...!」


「何っ、家庭教師....だと?!」

思わず席を立ってしまう僕。


「こら、そこの2人!大人しく課題の続きをやりなさい。」


「は、はい....すみません...」

福岡先生に見つかり注意される僕。

結局美歩も一緒に課題を進める。


しばらくすると...


ガラガラ...バタン!!


「きょ、今日から学校って本当ですか!!」

ハアハア、と息を切らし大きな音を立て教室に現れたのは

この間転校してきたばかりのフィアラである。


「...フィアラさん、遅いですよ。...まあ今日は

課題提出だけなので見逃してあげますが。」


...するとフィアラはカバンにあった課題を全部提出し、

優衣奈の隣に座るのであった。


「...って、ええ?

フィアラ。今日なんで私休みだったのか知らなかったの?」

小声でそう話す優衣奈。


「それならそうと言ってよ、もう....

...ところで今は何の授業をしているの...?」


いや、授業じゃないんだよな、これ...

...と、フィアラたちにばかり目が行きまったっく課題が進まない僕。

...しかしそれは美歩や池戸も同じだった。


「はいはい、フィアラさん。今日は授業の日じゃありませんよ。

課題提出が終わったなら速やかに下校、もしくは部活に行ってください。」


そんな...と落ち込むフィアラ。

いや、授業がないと聞いて落ち込む人はじめて見たわ。

まあ外国人らしいからな。よほど勉強熱心な人なのだろう。


...しかしフィアラは大人しく荷物を整えると、すぐに帰っていってしまった。

ふう、これでようやく課題に集中でき...


「せ、先生...っ....!課題、持ってきまし、た...ハア....ハア」

フィアラと入れ違うように教室に戻ってくる水野さん。

何もそこまで焦らなくても...


「....は、はい...では確認しますね.....」

そう言って水野さんの課題を確認する福岡先生。


「...いいでしょう。OKです。

それではまた始業式の日に会いましょう。お疲れ様でした。」


「や、やったああぁぁぁ....」


そうしてそのままバタンと床に倒れこんでしまう水野さん。

いや、そこまで無理して持ってくる必要はなかったのではー?!


...と、倒れた水野さんを心配して駆け寄る美歩と僕。すると...


「大丈夫です。ここは私が職員室に連れていきますからね。

あなたたちはここで課題を終わらせておいてください。」


福岡先生が水野さんを助ける。

...あ、そうか。今は保健室に行っても誰もいないのか...。

水野さんのことは福岡先生に任せて残った僕たち4人は課題をすることになった。


バタン。


「....あー、藍のことが心配で課題が全然進まないっす。」


「いや、水野さんが倒れてなくても課題進まないでしょ...」


再び僕と美歩が話していると、ここまで黙っていた池戸が口を開く。


「おい。さっきからうるさいぞ。真面目に課題しろ。」


う、うーん...言っていることは正しいのだがあまりにも説得力がない言葉。

...ってか池戸って案外真面目かよ...!


とりあえずすまない、と池戸に謝り課題を進める。

そこからしばらく真面目に取り組んでいた。


---------ガラガラ


しばらくして。

福岡先生が教室に戻ってきた。


「皆さん。真面目に課題やって.....」

...と、そこまで言って小さくため息をついてしまう。


居残り組の4人(僕、池戸、美歩、優衣奈)は全員眠っていたのだ。


「まったっく...しょうがないですね...明日も居残りです。」


僕たちの机に付箋を貼り、苦笑いしながら教室を出て行く福岡先生。


夏休みて大変だな...

眠る僕の中にはなぜか青空が広がっているのであった...


続く...?


はじめまして、おとめtheルルです。


クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。

気軽に反応を頂けると嬉しいです。


少しでも楽しんでいただける作品を目指していきます、

どうかよろしくお願いいたします!

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