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#84 遠出のドライブ

~おとめtheルル~

20代くらいの青年。

イラスト、アニメ、ゲームが趣味。


文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。

小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。

#84 遠出のドライブ


8月。

姉と一緒に実家のある奄美大島に帰省している僕たち。


「今日は古仁屋に行こうと思います!!」


朝、突然そんなことを言い出す姉、美月。


古仁屋とは奄美大島の南部、瀬戸内町にある第二の町である。


「古仁屋か。そういえばもうしばらく行ってないな。」


「そっか。去年は一緒に行ってないんだっけ。

あ、そろそろ行こうかな。行ってきまーす!!」


そう言って元気よく外に出ていく姉とそれを追う僕。


「ハハハ、美月は元気じゃのう。いってらっしゃい。」


--------------


古仁屋まではここ、名瀬からはおよそ1時間である。

途中、マングローブ原生林や奄美大島で一番長いトンネルを通過し

古仁屋までたどり着く。


--------------


「んわーっ、着いたー...!」


車を降りると、そこにはクロマグロのモニュメントがあった。


「さて、ちょうどこの辺りで待ち合わせしたんだけど...」

待ち合わせ...?聞いてない聞いてない。


けれどここに来て待ち合わせということは...

なんとなくその待ち合わせ相手はわかってしまった。

すると...


「...あ、美月ちゃん、翔くん、お久しぶりです...!」

待ち合わせ相手が話しかけてくる。

そう、去年友達になったばかりのかずはであった。


「久しぶり、かずは!!元気してた?!」


あれから一度も会っていないけれどもうすっかり仲良しである。


「うん、美月ちゃんこそ...!遠いところありがとね...!」

姉に会えてとても嬉しそうなかずは。

すると...


ぐうぅぅぅ...


姉のお腹が鳴った。


「あはは、朝から何にも食べてなかったからね...」


「そういえば俺も...」


気づけば時刻は12時を過ぎていた。


「あ...そうだ。それなら私の家に来てもらえます...?

私の家って言ってもシェアハウスなのですが...」


「えっ?!いいの?行きたい行きたい!!」


「ふふふ。去年お二人のお家にお邪魔させてもらったので、お互い様ですね。」


--------そんなわけで、ここから歩いてかずはの住むシェアハウスのところへ。


「お、お邪魔しまーす...」

中に入るとさすがの姉でも緊張している様子。


「あ、私の部屋そこだから先に入って待っててね。

今食べるもの持ってくるから...」


かずはもそわそわしながら冷蔵庫のほうに行った。

その間に僕と姉はかずはの部屋に入る。


「へえー。シェアハウスってはじめて来たけど

中ってこんな風になってるんだー。」


確かに。

なかなかシェアハウスに呼んでもらえる機会は少ないかもな。


「...かずはに迷惑とかかけるんじゃないぞ。」

念のためそう呟くと、


「何言ってんの!私が人の家で迷惑かけるとでも?!」

なんて大声で言ってしまったばっかりに...


「あの、、すみません。お隣さん今日夜勤の仕事明けでお休み中なので...」

部屋に戻ってきたかずはに注意されてしまった。


「あ...フラグ成立させちゃった...」


-----------


かずはが持ってきてくれたお弁当を一緒に確認する。


「実は昨日、ここのオーナーさんに明日友達と遊ぶことを伝えたら

お二人の分までお弁当作ってくれたんですよね...!あとで渡すつもりでした。」


おおー、と喜ぶ姉。オーナーさんめっちゃいい人。


「ってことはこれ、手作り弁当ってこと?!」


「はい...!ここのオーナーさん、昔お弁当屋さんやってたみたいで...」


「いいのかなあ、そんなもらっちゃって!?

わざわざありがとう!いただきまーす!」


そうしてさっそく食べはじめる姉。


「じゃ、じゃあ僕も...」


そうして僕たちは弁当を食べはじめた。


「...あれ。かずはは食べないの?」


「私はさっき、来る前に食べてきたから大丈夫だよ。」

笑顔でそう答えるかずは。

それならまあいいか。


そうして僕と姉は弁当を食べつつも、この1年間であった出来事を

かずはにも教えてあげる。

そんな感じで話が盛り上がっていると、あっという間に1時間が過ぎた...。


「...あっ!そろそろ行かないとですね。」

そう言って立ち上がるかずは。


「あー、もうそんなに時間経った?ごめんねー。

用事あるのに家にまでお邪魔させてもらって...」


「大丈夫です...!その用事っていうのにはですね、

あなた方お二人も一緒に来てもらいますから...!」


...?と首をかしげる僕と姉。

とりあえず言われるがまま、僕たちは最初に集合した施設に戻った。


--------


最初に集合した施設は古仁屋港に隣接する海の駅で

ここから大島海峡の先にある加計呂麻島やその他島々に渡るチケットを

買うことができる。


そこにかずはは颯爽と向かい、何やらチケットを3枚ほど持って戻ってきた。

何っ...今から加計呂麻島にでも行くのか....(強制的に....)?!


と思ったらかずはからもらったチケットにはこう書いてあった。


「水中観光船...?」


そう、ここには半潜水艦になっている船があって、

船の中から海の中を観察できるツアーがあるのだ。

なるほど。もしかしてかずはからのサプライズだったのかもな。


「うわー!!水中観光船じゃん!!もしかしてこれってサプライズ?!」

姉もかずはの思惑に気づき、そう声をあげる。


「ふふふ、サプライズ成功ですね...!

この前一緒に住んでいる方に教えてもらって、

せっかくなら一緒に行けるタイミングがいいかなーと思って...」


すると姉はとても喜んで言う。


「本当、ありがとう!実はこの船、

だいぶ前に乗ったことがあるんだけど、久しぶりに乗れて嬉しい!」


「なんだ、乗ったことあったのですね。さすがです。」

苦笑いするかずは。

まあそれでもこれだけ嬉しそうに言われたので悪い気はしないのであった。


...そんなわけで半潜水艦の水中観光船に乗船。

港からしばらくは通常の船として運航し、スポットに到着すると

潜水艦部分に入ってゆっくりと海を観察する。


「わああ、綺麗ー!!」


海の中には、綺麗なサンゴ礁や熱帯魚など、

奄美大島の海を堪能することができた。


観光船のツアーはおよそ30~40分ほど。

かずはとも一緒に遊べてとっても満足した僕たちなのであった。


続く...


はじめまして、おとめtheルルです。


クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。

気軽に反応を頂けると嬉しいです。


少しでも楽しんでいただける作品を目指していきます、

どうかよろしくお願いいたします!

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