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#82 奄美でしたいこと

~おとめtheルル~

20代くらいの青年。

イラスト、アニメ、ゲームが趣味。


文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。

小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。

#82 奄美でしたいこと


7月30日。


今年も奄美大島に帰省する時期になった。

空港に行くと夏休みになったということもあってたくさんの人で賑わっていた。


「お疲れっす!!」


空港には奄美大島行きの搭乗口で待つ美歩と瑠香姉、佳穂姉の姿が。


「あっ!美歩ー!」


空港内でも相変わらずな姉。


「よっ!翔くん...だっけ?久しぶり!」


「おひさー!」

紫髪の瑠香姉と金髪の佳穂姉も挨拶する。


「ねえねえ、そうだ!せっかく一緒に

奄美に行けるんだからさ、もしよかったら...」


「間もなく、奄美大島行の搭乗を開始いたします。

番号を確認し、こちらにお並びください。」


姉が美歩たちを誘おうとしたタイミングで搭乗が開始してしまった。


-----


席はさすがに一緒ではなく、それぞれの席に座った。

そしてそれから約1時間半...。


-----


「うーん、今年も帰ってきたー!」

そう言って両方の腕を伸ばす姉。

到着した奄美大島の空港に着くとやっぱり風が生ぬるかった。


「それじゃあ今回もレンタカーを...」


..と、レンタカーを借りようとすると、

バス停で困った様子の美歩たちの姿があった。


「え、あれ、電車がない?!」


「離島だから仕方ないよ...」


電車があると思っていた瑠香姉を佳穂姉が注意する。


「...って、しかも次のバスは30分後っすかー?!」


美歩は美歩でバス停の時刻表を見て驚愕する。

こりゃあ...一緒に乗せることになりそうだ。


---------------


「えっ、いいんっすか、翔、お姉さん...?!」


結局美歩たちも乗せることになった。


「行くときだけだよ?あとは街でレンタカー借りて行ってよね。

乗り捨ても可能だっていうから...」


「いや、それが自分ら誰も運転できないんっす。」


マジか...と固まる僕。

それもそのはず、バスも1時間に数本しかないこの島では

車がないと自由に観光することができないためなのであった...。


...とりあえず、美歩たちを乗せて市街地へ向かう。


「まあでもちょうどよかったー!実は美歩たちが奄美に来るって聞いて

一緒に遊ぼうと思っていたところなんだよねー!」

運転しながら姉は嬉しそうに言う。


「ねえ、すごいすごいすごい!海が綺麗だよ!」

一方、後ろの席では佳穂姉が外を見ながらはしゃいでいる。

姉の話は聞いていなかった。


「と、ところで...その..美歩たちは...どこに泊まるの...?」

一緒に乗せたはいいが、このままでは僕たちの実家に向かうだけである。


「あー...どこっしたっけ、佳穂姉...?」


「えーっと、確かー...」

この姉妹、ほんとに大丈夫か...?


...すると瑠香姉が答える。


「サンシャインホテルってところ。なんか新しいホテルらしいよ。」

サンシャインホテル。市街地に新しくできたホテルである。

なるほど、あそこか。


「OK、じゃあとりあえずそこまで3人を運ぶねー!」


-----------


サンシャインホテルに着いた。

3人をそこで降ろして僕たちは実家へ向かう。


「いやー、大丈夫かなぁ、あの3人...!」

それについては僕も心配である


「ま...何かあれば連絡していいって言ったし...大丈夫だろ...。」


---そうこうしているうちに僕たちは実家のある場所へとたどり着いた。


「んま、翔、美月じゃがね...!お帰りお帰り...!」

おばあちゃんは洗濯物を干していたところであった。


「ただいま、おばあちゃん!」


ええええ、と喜ぶおばあちゃん。


「ほれ、アンタたち。翔と美月が帰ってきたよ。」


「おお、帰ったか。」「ふふふ、いらっしゃい。」


今年は父も母もいてくれたので去年よりも安心だった。


---------------


「いやー、元気してたか?1年ぶりだなぁ!」


「いや、去年の夏しか帰ってきてないんだから当たり前でしょ...」


父の言葉についツッコんでしまう僕。

母からは笑顔がこぼれた。


「ふふふ、相変わらずね。それで、翔。学園生活のほうはどう...?」

母にいろいろと聞かれたので

この1年間にあったことを簡単に説明した。


「何、山形まで行っただと?!そのあと大阪にも行ってるじゃないか!!」

父は僕と姉のスマホにある写真を見て驚く。


「あらあら、これは向こうのお友達...?それとも彼女...?」

母が美歩や水野さんの写る写真を見てにやける。


「うっ、うるさいなあ...ただの友達、だよ...!」

恥ずかしそうにする僕を笑う姉たち。


「まあ...それにしても...1年って長いようで短いようでなあ...」

今度は父が語り出した。

父は父でいろいろあったらしい。

しばらくみんなで語らいが続いていった...。


---「あらあら、もうこんな時間。」

気がつけば夕方、6時半。


「あら、そうね。それじゃ今日は肉じゃがでも作るね。」

そしておばあちゃんが立ち上がる。

そのまま台所のほうまで行った。


「...ところで美月たち?今度はどこに行くとか決めてあるの?」

母が姉に問う。


「うーん、決めてあるというか決めてないというかー...」


「どっちだよ。」


ここでもいつものように優柔不断か。

すると姉は奄美大島の地図を取り出して続ける。


「実は去年、倉崎海岸とマングローブくらいしか行ってなくてさー、

今年はハートロックとか宮古崎とかー...あと古仁屋にも行きたいよねー...」


行きたい場所がどんどん出てくる。


「あら、そうなの。まあ私はいつでもここにいるんだから2人は安心して

楽しんでらっしゃいね。」

母が言うと、


「おお、父さんはまた仕事でいろいろと忙しい時期ではあるが...

何かあれば、仕事休んででも駆けつけるからな!」

父も嬉しそうに言う。


「いいや、今年は友達も一緒だからお父さんの出番はない...と思う!」


「そんなぁ...」


姉と父の会話で笑顔がこぼれていると、


「はい、できたよ。翔、美月、取りにおいで。」

おばあちゃんの肉じゃがが完成していた。


「あ、はーい!」

そうして肉じゃがを取りに行く姉。

やっぱり家族っていいな。


久しぶりの家族の温もりに、

心まで温かくなる僕なのであった。


続く...


はじめまして、おとめtheルルです。


クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。

気軽に反応を頂けると嬉しいです。


少しでも楽しんでいただける作品を目指していきます、

どうかよろしくお願いいたします!

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