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#76 失踪事件の謎

~おとめtheルル~

20代くらいの青年。

イラスト、アニメ、ゲームが趣味。


文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。

小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。

#76 失踪事件の謎


人気俳優土浦晋の友達で、売れないお笑い芸人の宇連泰三(うれたいぞう)

しかしインフルエンサーに出会ったおかげで

東京での追加公演が決まるほどの大チャンスが訪れた。


そんな中、居酒屋で酔った帰り泰三は謎のゲートに入ったまま失踪してしまう。

一方、学園に通う翔たちにもこの失踪事件の注意喚起がなされていた。

後輩の霧島沙奈(きりしまさな)が失踪してしまったからだ。


泰三が失踪した翌日、霧島さんの情報を聞かされた僕は山村と幸佳、

そしてこのはを加えた4人で下校する。


その途中、失踪したはずの霧島さんを発見。

急いで駆け寄るが、既に霧島さんの姿はなく

同じく霧島さんを発見していた後輩の女子が佇んでいるだけなのであった...。


「あ....すみません...ちょっと誰かいたような気がして...」


後輩は落ち着いて言う。すると...


「えぇっと、後輩ちゃん。霧島さんは確かにここにいたよねぇ?」


山村は後輩にも霧島さんのことを確認する。


「...はい、確かにいたと思います...

あと、私、後輩ちゃんではなく静野未帆(しずのみほ)です...」


山村の後輩ちゃん呼びで名前を知ることができた。


...すると、先ほど霧島さんが失踪したという場所から、人が現れた。


「って...泰三さん...?!」「おや、泰三くん、だねえ...?」


そう、現れたのは姉の元弟子である宇連泰三。

そういえば今朝泰三さんも失踪事件に巻き起こまれた、って言ってたっけ...。


「あれっ...アンタらは...」


「だ、誰ですか...この人...」


いちばん戸惑っているのはもちろん未帆だった...。


---


混乱する未帆と共に、現状の整理をすることになった。


「...失踪?何言うとるん。夢から目覚めたらここにおってん。」


「はい...?」


余計にわからん。

今いきなり路地裏から出てきたような...?!


「いやいや。さっき路地裏から出てきたよ、ねぇ?」


僕と同じことを言ってくれる山村。助かる。


「ところで泰...三さん?霧島沙奈という高校生を見かけませんでしたか?」


ここで話を持っていく未帆。

なるほどな、同じところから来た2人ならすれ違っていてもおかしくないかも。


「...霧島...沙奈...?せやなあ、そんな名前だったかは定かではないけど

お前さんと同じ制服の高校生なら見かけたで。夢やけど。」


さっきから夢だとか言っているけどどういうことなんだろう...

けれど霧島さんらしき人物を見かけていたというのは大きな収穫だ。

するとここで...


「き、きっと夢の世界や別世界へと

繋がっている空間があるんじゃないですか?!」


ここまでの話を聞いていたこのはが突然閃き出す。

しかし....


「いや、それはさすがに...」


「何を言っているんだい、友の友?」


「大丈夫ですか、先輩...」


当然みんなから否定された。


「そ...そんなわけ、ない、ですよね、すみません...」


恥ずかしくなってうつむいてしまうこのは。

しかしその後、未帆から驚きの声が聞こえてくる。


「...まあ、ですがその夢...の世界というのは

どのようなところだったのか覚えています...?

よくよく考えたら誰かの夢世界や別世界説というのも一理あるな、と思って...」


「ああ、ハッキリ覚えてるで。

確かレンガ造りの街並みに、大きな噴水があって...

そこでネタを披露するんやけど、そしたら人が大勢集まってきて...

みんなに大うけで金貨と銀貨がいっぱい手に入るっていう最高の夢やで...!!」


「レンガ造りの街並みに、金貨や銀貨、ですか...」

まるでRPGに出てくるような洋風の世界感だな。

それに夢の説明にしては凄く鮮明である。


そんな中、学校帰りの美歩と水野さんがやってくる。


「うっす。」


「すみません、帰る途中に皆さんを見つけたもので...」


みんなの視線が2人に集まる。

そのときにちょうど泰三と目が合った水野さんは驚いて声を発する。


「...わ、わあ...!その...泰...三さん?!」


「なんや、君らも最初の公演会のときのメンバーかいな。こりゃどうも。」


すぐに打ち解ける。

一方美歩は、もうひとりの未帆には声をかけず山村に質問する。


「ところでこんなところで何してたんっすか?」


「ああ、それがね...」


山村が2人に説明しようとしたちょうどそのとき、

突然路地裏のほうから霧島さんの姿が現れた。


「ちょっ...沙奈...?!」


「...未帆...ちゃん...!!」


そう驚いてしりもちをつき、後ずさりする霧島さん。

待って待って。話を聞かせてくれ...!


----


しばらくして落ち着いた霧島さん。

さっそく霧島さんにも泰三の話をするとこんな答えが返ってきた。


「...夢、なのかどうかは定かではありませんが、

確かにレンガ造りの街並みに大きな噴水が...」


「せやろ?!よくできた夢やで...!」


2人の証言が一致している。

やはり同じ世界に飛ばされていたというのか...?


しかしそれが本当かどうか確認できないのだから

これ以上は警察に調査をお任せする他ない...


けれどこのはには他にもう一つ気になることがあった。


「あ、あのー、泰三さんはともかく、霧島さんは自ら進んでその世界に

行きましたよね...?一体何をしに行ったんです...?」


「それは...」


このはの質問に一瞬戸惑う霧島さん。

しかし恥ずかしそうにしながら理由を答えた。


「あっちの世界で手に入る綺麗なアクセサリーを

未帆ちゃんにサプライズでプレゼントしようと思ったからですっ!!」


え...?


「わ、私の...ため...?」


戸惑う未帆(と美歩)。

やはり別世界的なところにはそのような魅力があるというのか...


「けれどごめんなさい...

そのアクセサリーを購入するには金貨や銀貨が必要で...」


すると未帆が霧島さんに近づいて抱きしめた。


「ダメだよ、沙奈...!私のために危険を冒すなんて...

まだ日は浅いけど、もう友達なんだよ...?勝手にいなくならないで....!!」


そう言っている未帆の目からは涙がこぼれていた。


「そっか...ごめん...

私、アクセサリーよりも大切なことを忘れかけていたんだね...」


一緒にもらい泣きするみんな。

これ以上別世界のことについて質問などできなかった。


「...まあ、これで無事霧島さんを発見したということだから

僕は学校に戻って連絡して来る、ね...?」


山村が気を利かせて言う。


「ありがとうございます、先輩...」


未帆もお礼をする。


こうして今日のところは解散することになったみんな。

これで失踪事件は解決...したのだろうか...


続く...


はじめまして、おとめtheルルです。


クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。

気軽に反応を頂けると嬉しいです。


少しでも楽しんでいただける作品を目指していきます、

どうかよろしくお願いいたします!

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