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第1話(プロローグ)
夏休みが終わった翌日。
晴れ渡る空。
今日はいわゆる9月1日の始業式。
通いなれた高校の門に立ち、落ち着かない気持ちで、周りを見やる。私の心臓はすでにバクバクとしている。それでも私の横の男子は、どうにか私を少しでも安心させるように、そっと手を取ってきた。私の息がさらに上がったが、私たち2人は、そのまま覚悟を決めて校門をくぐる。
何事かと、ちらちらと何人かの生徒が、私たちを見る。
誰だろう、という視線と。
そして一部には羨望の――。
夏休みが終わった翌日。
晴れ渡る空。
今日はいわゆる9月1日の始業式。
通いなれた高校の門に立ち、落ち着かない気持ちで、周りを見やる。私の心臓はすでにバクバクとしている。それでも私の横の男子は、どうにか私を少しでも安心させるように、そっと手を取ってきた。私の息がさらに上がったが、私たち2人は、そのまま覚悟を決めて校門をくぐる。
何事かと、ちらちらと何人かの生徒が、私たちを見る。
誰だろう、という視線と。
そして一部には羨望の――。
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